銀の裏地

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絵本の紹介と読み聞かせのヒント満載(?)育児録
幼児から高校生の4児の母、内職編集者でブックトーカー。子どもと本をつなぐ活動を市内各所で展開中。
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2010.05.23
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カテゴリ: おでかけスポット
 水族館、ではなく水族園。博物館でなく動物園の仲間というアピールらしい。
 都民のオアシス、葛西臨海水族園へ行く。雨のせいで高速もスムーズ、お客も混んでいると言うほどではない。小学生以下無料、都内の中学生も無料というのはまことにありがたい。6人でたっぷり遊べて1400円。

 この前来たのはもう8年だか9年前になる。そのときは東京の海を見せる、というコンセプトに好感を抱いた。江戸前と言われたように、東京湾は食材としての豊富な魚介類を誇る海だった。近年浄化がかなり進み、それなりに海は回復しつつある。
 しかし今回はあっけない感が大きかった。こんなもんだったっけ。ああ、そうか。アクア・トトの後だからか。岐阜にある淡水魚専門水族館(昨年5月4日の記事参照)。実際には木曾三川(きそさんせん、木曽川・長良川・揖斐川の総称)の生物を鮎や鵜から蛙、山椒魚までトータルに見せる自然博物館だ。比較対象のため、世界の大河川(アマゾン、メコン、ナイル、揚子江等)の生き物を見せる大水槽ももちろんある。ここの木曾の生態系の自然再限度がかなりのもので、細いけれどそれなりにこちらに水しぶきのかかる滝まであるのだ。おまけに土地に余裕があるからか仕切りでそれぞれ独立したコーナー同士をつなぐ暗い廊下にぼんじゃり灯るのはご当地の美濃紙をつかったアカリ!。瀬戸物の立体もそこここに展示されている。美ら海や海遊館のようなダイナミックなつくりではない分、細部に凝った贅沢なつくり。アクアトトぎふ。トトはお魚って意味ですね。
 もちろん川まわりの自然再現は木だの苔だの見栄えがするのに対し、海の再現なんて水と砂とせいぜい岩で、後はどうするの、普通の水槽と変わんないじゃん、というわけで不利は否めない。離れに独立してある淡水魚館の奥多摩再現も、岐阜の後ではどうにも寂しかった。子どもたちの反応も、岐阜でのほうが良かったように思う。見せ方って、やっぱり何年かおきにトータル・チェックしないと、古くなってしまうんですねえ。

 リンとナンが釘づけになったのはマグロの回遊槽。特にナンはずうっと口の中で「おいしそう、さばきたい、お刺身食べたい」とぶつぶつぶつぶつ。休みの日の朝食は各自勝手に冷蔵庫を漁らせているのだが、眠かったナンはヨーグルトしか食べてこなかったのだ。おかげでおいしそうな魚の群れに腹の虫を起こされてしまったというわけ。卵もベーコンもウィンナーもあったから、いつもみたいにちゃっちゃと作ってたいらげたかと思っていたら。
 ゼロはなんであれ水槽にぶつかるほど自分の近くにきてくれたものは何でも大喜び。お魚でもペンギンでもね。あったかくなってきたのでイワトビペンギンが冷蔵室へお引っ越し、見られなくなっていたのは残念だった。
 サッカーで負傷した両足に気をとられ充分楽しめなかったキイも含め、4人が夢中になったのは、淡水館の蛙だった。体長5センチくらいで、見事なくらい背景にあわせて色を変える。葉の明るい黄緑から樹の茶色、岩肌の暗褐色まで。目の前で見る見る色が変わっていく様子はこれだけで充分スペクタクル。ところが中には不器用なのかうっかりなのか、変わり具合がどう見ても足りない蛙もいて、上3人はもう嬉々としてビシっと指差し「間違っているぞ!」と叫ぶ。←「コードギアス」のルルーシュっていうか反逆者ゼロ(うちのチビのことではないがあだ名はここからとられている)の台詞。サンライズのロボット・アニメ。ていうか学園もの兼革命もの。亭主殿が声真似をして子どもらを喜ばせるゼロ役の声優さんは、我が家的には庭球の浪速のメロスとしても愛されている福山潤。ゼロの「合州国ニッポン!」の素敵ポーズも大人気(←あんまりやると腰を痛めます)。フハハハハ。
 食堂のマグロカツカレーには心ひかれるものがあったが、まだ11時台だったので、家に帰ってまたうどんを作ることにする。でもやっぱり気になって、夜はマグロカツを作りました。





さかなのかお


さかなをたべる

 あとは東京の魚といえば忘れちゃならねぇ目黒のサンマ↓川端誠の落語絵本シリーズより。

めぐろのさんま 落語絵本(6)

 水族館はもちろん魚の種の保存が第一義だけど、お客に向ける顔の部分ではサービス業であることを忘れちゃいけない。作った時点でどれだけ工夫されてたとしても、耐用年数はどうしたってある。今、アピールできているか。興味を持ってもらうことが生物や環境の保護へ繋がる第一歩なんだしね。
 この世の仕事のすべてはサービス業である…岡崎京子の名言。(引用元の「pink」の画像を貼ろうと思ったら、今、新刊本はまるで手に入らないのか。オカザキすら読めないとは。)


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最終更新日  2010.05.27 08:24:26
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