銀の裏地

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絵本の紹介と読み聞かせのヒント満載(?)育児録
幼児から高校生の4児の母、内職編集者でブックトーカー。子どもと本をつなぐ活動を市内各所で展開中。
他にバレエ・演劇・コミック・短歌etc.書籍全般取扱中



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2010.08.28
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カテゴリ: 調べ学習
 夏休みの自由研究をかけこみでやっつける力強い味方となる昨日の本『お父さんが教える自由研究の書きかた』と、肝心な部分は一緒になるけれど、一過性のもので終わらせずにちゃんとこういう考え方取り組み方をお子さんと身につけたい方には、こちらのワーク付きテキストを推奨。

調べ学習の基...

調べ学習の基礎の基礎

価格:2,100円(税込)


 だれでもできる赤木かん子の魔法の図書館学

  赤木かん子 著

  ポプラ社


 図書館学、というとなんだか自分に関係ない、司書さんになるためのおベンキョでしょ、という感じがするけれど、違うんです。昨日、「情報学」という書き方で、「調べ」のやり方について簡単にご紹介した。まさにあれのこと。きっちり書くなら図書館情報学。
 ポプラ社といえば明るい児童よみものの出版社、という感じだが、今の子どもにとってはまず学校図書館なら必ず置いてる学習百科事典「ポプラディア」の会社だ。といっても買ってあるだけで学校の事典棚で埃かぶってたりするところも多いけど。授業中に調べ物するときに該当ページを開けるだけ、なんてのはいいほうだ。でも背表紙の字体が見やすいので、「そーゆー本のかたまりが学校にある」ことをなんとなく認識している子は多い。
 というわけで、ポプラディアを子どもたちにどう活用してもらうかという出版社側の意向と、学校図書館改造を各地ですすめる中、子どもたちの調べ学習がうまくいってない現状に向き合うことになった赤木かん子さんの模索が重なって、両者がタッグを組んだのがこの本、『 調べ学習の基礎の基礎 だれでもできる赤木かん子の魔法の図書館学 』。
 イラストをふんだんに、左ページで解説、右ページでワーク演習、という参考書+問題集な作りは子どもたちも抵抗なく取り組めるだろう。一家に一冊、1クラスに1冊買って、みんなで勉強するならコピーして使ってくれてかまいません!とは著者の言。普通、教材つくってる会社ならコピーガードをかけて、学校では1人1冊ずつ購入してもらえるようにするものだけど(おまんま食いあげになるからね。算数の計算問題だって作ってる人からすれば知的財産なんです。だから無法コピーはその侵害)、ポプラ社は児童書の会社だから特別にそういう方針にしてくれたのか。まあ自分のクラスに1冊買ってコピーして使った先生は、自校の図書館にも1冊いれるようにしてくださいね、仁義として。

しらべる力をそだ...

しらべる力をそだてる授業!

価格:1,575円(税込)


 赤木かん子・塩谷京子 著

 ポプラ社


 上のワークだけでもできる子は一人でちゃっちゃとできるけど、大抵の子はえ、え?ととまどうのが普通です。そこで、こちらは教える人へ向けての本。「調べ学習」指導の授業ライブ本『 しらべる力をそだてる授業! 』。
 共著者の塩谷先生は静岡の小学校の先生で、高学年を受け持つ担任であり、司書教諭も兼ねている方。かん子さんが授業担当(NHKの「課外授業・ようこそ先輩」の授業風景をイメージしてみて)、塩谷先生がサポート。理科のレポート書きについては日本科学未来館(今やってるはやぶさの展示、見に行きたかったけど、ゼロを連れてこの炎天下、朝イチで並んで整理券をというのは無理だった…)の出井さんが出前授業。

 読解力のある子は成績もいい、と感じているならば、調べる力も子どもたちに身につけさせてあげてください。この本のとおりに授業をしなくたっていい、でもこの本にはなぜこれを教えることが子どもたちに必要なのか、教諭として塩谷先生から、司書として子どもの本の評論家として赤木さんが、そこからきちんと書いてくれている。小学校・中学校の先生には是非一読していただきたい。

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最終更新日  2010.11.19 14:14:26
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