美肌製造所

美肌製造所

2002年07月23日
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前回からの続き
正方形とも

トロの眉になった私はあれからずっと、前髪をおろしたヘヤースタイルだ。
あびかお


ある日のこと、くみこがお客様に美肌コースのお手入れをすることになった。
小さいエステなのでくみこ社長自らやる事も多いという。(私はいやだニャ。)

いくつものステップを終えリラックスマッサージの後、お肌の吸引だ。

ガラスの吸引器で肌をすべらせるように動かしてスポン!スポン!と吸い上げる。
そして、やはり球状になったガラス製のものでオゾン導入をチカチカとやっていく。
これはチカチカ、ピリピリとした刺激が血行もよくして、お肌の細胞を活性化させるらしい。

スチームタオルでふんわりとお客様のお顔を包んであげる。
スチームタオルをはずすと、お客様のお肌はまるで赤ちゃんの肌のように湯上りピンクのもちもちお肌に生まれ変わっている。
トロ
『うゎ~!つるつる、スベスベ玉子肌!』というところだ。

お客様は気持ちよさそうに目をとじておやすみしておられる。

そしてここからとんでもない事件が!


『ギャァ~!」



くみこは思わず大声を出しそうになった。

つるつるゆで卵みたいになったお客様の顔に スーッと一本の赤い線が!
赤い線は一本..また、一本...また一本.....
まるでそれは、あぶりだしのように現れてくる。

額から、右頬、左頬、あごに...赤い線が浮き出てくる!

くみこはあわててお客様の顔を見てみる。
それはまるで猫のつめでひっかいたような引っかき傷が!!

そしてうっすらと血がにじんできている。

スーッと何本もの赤い線!


くみこもあわててとんできたエステティシャン達も真っ青にになって立ちすくんでいる。



どうも、ガラスの吸引器に小さなキズがはいっていたらしい。

アイコン
まだ、気持ちよさそうに目を閉じておられるお客様をとりかこんで、全員が、そーっと顔をのぞきこんでいる。
声も出ず、立ちすくみ、まるで、そこだけがシーンと時間が止まっている。不気味な沈黙。

時間よ戻れ!
これは夢だ!
これは悪夢だ!
夢なら早くさめろ!



その後、血だらけ事件がどうなったか私は知らない。


次回に続く.....





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Last updated  2002年08月18日 02時18分15秒


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