ユンタ(^-^)の気付き日記

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五行の氣と色



五行とは 木・火・土・金・水という五つの要素から万物が成り立っているというこ
とを表したものでしたね。

前回はそれぞれの要素が相生と相克という関係でお互いにバランスよく保たれている
んだよということでした。

万物においてその関係が成り立っているのですが
闇雲にどこからでも始めてしまっては訳が分からなくなってしまいますから
イメージしやすい一年を通した四季で考えて見ましょう!


五つの要素の名前からして自然のものがやっぱり想像しやすいですね。

五行には色体表というものがあって
それぞれに関係している季節、大気、臓器、感情、体液、声・・・などなど
いろんな森羅万象を関係付けるのに役立つ早見表のようなものがあります。

一度に全部を書いて行くと大変なので
その中の一部を使って説明して行きます。


●「木」に該当する季節は「春」です。

今までの寒い陰の氣から日に日に上昇の氣(陽の要素)が大気に満ちて
寒さから逃れるために硬く身を縮めていた植物たちが芽吹いて成長を早めて行きま
す。
穴の中にこもっていた動物たちも目覚めて外に出て活発に動き出します。

この季節の氣は「風」です。
春には暖かい風が東から運ばれて吹いてきます。
東風(こち)というやつです。
春一番というのがイメージしやすいでしょうか?

色で言えば「青」です。
青といっても信号の緑とか植物の緑も「青」といったりしますよね。
とってもいろんなものを含んでしまうと思いますが
緑、青系が主な色ということになるでしょうか。
実際に緑が鮮やかな新緑の季節ですね。


●「火」に該当する季節は「夏」です。

春よりもっと陽の気が盛んになってきて動きもさらに活発になってきます。

この季節の氣は「熱・暑」です。
読んで字のごとくです。夏は暑いもんですよね(笑)

色で言えば主に「赤」です。
青同様でいろんな種類の赤がありますが
とりあえずは赤系の色というくらいで良いでしょうね。
灼熱の感じでなんとなくイメージが出来るんじゃないでしょうか?


●「土」に該当する季節は「土用」です。

これがちょっと馴染みの少ない方もおられるかもしれませんよね。

うなぎを食べるあの土用だねという方もよくおられます(笑)
そうそう、それです。

でも実は土用というのは何も夏だけのものじゃないんです。
春夏秋冬の季節の変わり目の終わりの約2週間くらいを
土用というのはさしています。

身体が「季節が変わるのに順応しようとして変化するとき」と考えたら良いですね。

とっても大切な時期なんです。

ですからこの時期に
「あんまり無理をするものじゃないんだよ。身体をいたわる時期なんだよ」
というのはよく言われることです。

ヒーローものの番組でもよく
変身している最中がとっても弱みだったりするじゃないですか。
それに似ている感じで、とっても動揺しやすいときなんです。
「どうよう」って、「どよう」に似ていますよね(笑)


すると季節に身体を合わせようとして
その過ぎようとしている季節の棚卸しをしようということで
決算してみると「余分なものが入りすぎているよ」
ということになると体外に排出しようとするわけです。

これが熱になったり鼻水になったり痰になったり便になったりと
いろんな形に変わって現れるわけですね。

・・・ちょっと話がそれそうなので、この話はまた近いうちにしましょうね。

とにかくそういうことです(笑)
各季節の終わりの2週間くらいの期間だよということですね。

氣の流れで行くと「漂うような感じ」というイメージになるんでしょうかね。。。
陰と陽が混ざり合った中間というか。。。雰囲気ですけど。


そして氣は「湿」です。
こうなると断然夏の土用がイメージしやすいですよね。
蒸しあつーい感じ。
やはりなんとなく漂う雰囲気を連想させます。

色で言えば「黄色」です。
土の色と考えたほうが楽ですよね。
昔はお百姓さんたちは土用の時期には田んぼや畑には
あまり入るもんじゃないということを言っていました。

土の神様が怒るからそっとしておくんだよという事だったそうですが。

やはり変化が起こっているときだから
無闇にいじるなという事にも繋がるんでしょうね。

夏の土用には田んぼでは土用干しというのをします。
その間は手を加えないということです。
水田の水をわざとなくして地面を乾燥させ
地割れしたところから地面のガス抜きをさせます。

そしてこのときに根っこが水を求めてグングンと下に伸びて
びっしりとした地盤を作るんです。
これをしないと根腐れしたり成長が損なわれたりするんですね。

・・・また話がそれそうになるのでこれくらいにして。。。


●「金」に該当する季節は「秋」です。

夏の暑い陽の氣が少しずつかげりだして陰の氣が入ってきます。
これからやってくる寒い季節に備えて少しずつ身支度をする季節ですね。

この季節の氣は「燥」です。乾燥の燥ですね。
これはイメージしやすいですよね。
だんだんと空気が乾燥してきて風邪が流行り始める頃だったりしますよね。

そしてこの季節の色は主に「白、茶色」です。

収穫の秋ですね。
収穫される作物でも根菜類なんかはこういう色をしたものが多かったりしますよね。
大根とか、ごぼう、レンコンなど陽性のミネラル豊富なもの。

●「水」に該当する季節は「冬」です。

いよいよ寒さも本番。陰の氣が大気に満ちてきます。
身体的には陽性になるものを取り入れて行きますね。

この季節の氣は「寒」です。
これも夏同様すぐにピンと来ますよね。

そして色は「黒」です。

話がそれて行くといけないのですが
それぞれの色は関連する要素を象徴しているとともに
その要素を助ける働きをしています。

ですから黒いものというのは身体を温める陽の性質がある
というのを聞いたことがあるかもしれませんが
冬には黒が良いよということになります。

黒いものは熱を暖めやすいですしね。
服もそういう黒っぽいものが好まれたりもしますよね。




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