★春夏秋冬〜The four seasons〜毎日ごはん★

アタリ！

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2005/11/02

明日はだんな様方祖母の４９日法要です。今夜はお月様がどこかへいってしまいましたね。晴れるといいのにな.｡o○

そんな話をした後、
例によって私の方の祖母（10/25日記にも登場のシワシワの眠り姫です）のところへ昨夜からの約束！いざ決行ってことで母とふたり車を走らせ･･･行ってきました。

「お風呂にいれて欲しい」っとの希望です。
怖がることもなく、終始リラックスし、体や頭も２・３度洗いキレイキレイ♪
「いいお湯～♪」っと言いながら自分で顔も洗えるくらいいい感じ！
湯船の中では長くのびた干し柿みたい。
「今夜はゆっくり眠れるわ･･･」ムニャムニャなどとご機嫌な様子。

「saori2005～ほんまにええあんばいやったわぁ～。気持ちよかったなぁ･･･」
っとオレンジ色のあったかい声で。
白い湯気の中何度も何度も私の腕に頭をなでつけてうなづいていた。
「よかったねぇばぁ～やぁ～♪」なんて呑気に答えていました。

よっこらせ。。。

お風呂からあがり介護椅子に座らせて母とふたり体を拭いていると
「あれ？ちょっとおかしい･･･」とハッと異変に気付いた母が
「おばあちゃん！」っと耳元で叫びました。
意識がモウロウとし焦点があわず、顔面蒼白、プハプハっと息がもれていました。

隣室にいたおばも飛んできてワナワナしています。
「救急車呼んで！１１９。１１９！」っと声をあげながら

「まだいったらあかんよ！まだーまってーいったらあかーん！」っと母の叫ぶ声。

４～５分後、母とふたり「ヤバイもうダメかも･･･」っとよぎりながら渾身の一発。
プッハーっと大きな深い息が！

そして･･･。
「そんな～強く叩いたら～い～た～い～」っとまるで歌でも歌っているかのような間延びした声で言いながら青白い顔で笑っていました。

「もう年に悔いはないよォ～」っと･･･祖母が小さくつぶやいた。

大仕事を終えた者が渡る“あの川”の渕まで様子を見にいっていたようです。
どんな時も祖母は慎重なんだなと思う。
寿命のない人はあのまま川を渡ってしまうのよ･･･っと母が話してくれた。
おばあちゃんにはまだまだすごい力があるんやねぇっと。

３０分後、時間旅行を楽しんだ祖母の両のほっぺがりんごみたいに染まっていた。
そりゃ、あれだけ何十回も叩かれちゃほっぺも腫れるわね。
痛いのごめんね･･･でも･･･もうちょっと看させてね。
おばあちゃん･･･おばあちゃんのおかげで私はいま浄化されているんだからさぁ～♪

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