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フーイチさんはお家があった場所を前にチョコンと座っていたの。
何にも無くなってしまった・・・
誰も居なくなってしまった・・・
フーイチさんの足元には管理人さんがダンボールの箱で作ってくれた小さいお家。
中にバスタオルをひいてくれて、とっても暖かかった小さいお家がぺっちゃんこになっていた。
しばらくそこの場所から離れなかったの。
ユーはフーイチさんの事が心配で窓からズート見ていたのよ。そして少し暗くなりかけた夕方にユーの方を向いてゆっくりと歩いて来たの。
フーイチさんは
「ユーちゃん ずーとこの辺を探したけど、フーニもミーちゃんもみつけられないの。
昔ね、フーママといっしょに通りの向こうのズート先にある大きい銀杏の木の所まで行った事があるからそこへ行ってみるね。」
「フーイチさん 危ない所なんでしょ?
ミーちゃんそっちの方に一人で行っちゃたことがあって
他のニャンさんもいるけど、お友達になれないような怖い感じのニャンさんだって言ってたよ。
危ないから行かないで。」
「ミーちゃんも行った事があるならそこにミーちゃんとフーニが一緒にいるかも知れない。
それにフーママや管理人さんも!」
「うーーーん そこにいるのかな?」
「ユーちゃん 必ずみんなと一緒に帰ってくるから、心配しないで!」
「でもー フーイチさん お願い行かないで!」
「もし もしもね、フーニが一人で帰ってきたら、ユーちゃんフーニのこと お願いします。」
「うん。解った。 フーイチさんもフーニさんも無事に帰ってくるようにいつも思っているからね!
早く帰ってきてね!」
フーイチさんやっと帰ってきてくれたのね。1ニャンでもいい ずっとここにいてほしい。
幸せになってほしい。
フーイチさんが今度来てくれたら必ず待っててもらうからね!
ユーちゃん ミーちゃんとは いつからのお友達なの?
ミーちゃんとはね、ズート小さい時からのお友達なの。ここまで飛行機に乗って来たの。
エッ!
沖縄から2ニャンで飛行機に乗って来たの。
遠い所から見守って行きたい 2006年12月23日
tt とユーのお話 2006年12月22日
フーイチさん tt と一緒に銀杏並木 2006年12月21日