December 7, 2017
カテゴリ： 本
今回の本はこちら。
相変わらず様々なジャンルの本を読んでいるが、最近図書館が使えず、非常に不便。。。。
もう一ヶ月近く故障中だ。早く復帰して欲しい。
「三国志逍遥」
現在、三国志といえば、「三国志演義（小説）」もしくは「三国志 正史」が一般的。
ただ、前者は小説なので空想の物語だし、後者は陳寿が書いたものに裴松之による注記が非常に多く加わっており（注記だけで4分の3を占めている）、人物像が変わっている。
そうした中、陳寿が書いたものを軸として、三国志を改めて正確に読み解こうとした本がこちら。三国志ファンならば、是非読んで欲しい。恐らく各人物のイメージが変わるだろうし、歴史の真実を知ることが出来る。
「すべての見えない光」
第二次世界大戦中のフランス・ドイツが舞台。盲目の少女と通信兵の少年が、戦争に翻弄されながら生きる様子を描いている。本自体は非常に分厚いが、各章は非常に短く、それが100章以上積み重なって本書が成り立っている。しかも、1934年～1944年の間を行き来して、まるで映画のよう。悲しくも美しいラストに至るまで、一度読み始めたらグイグイ引き込まれるだろう。
第二次世界大戦のことを書いた本。主にイギリス側からの目線で書かれている。
アジア方面はノモンハンや中国大陸の日華事変から真珠湾攻撃まで、ヨーロッパ戦線はナチス政権把握後からモスクワ攻防戦までを描いている。歴史の授業では、後者は殆ど説明が無かったが、こうして読むと様々な出来事があり、各自の駆け引きが沢山あった。
まだ中・下巻がある。非常に楽しみだ。
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