チャンギー空港からチェンナイへ



29 Jan.19xx
チャンギー空港は、ターミナルのスーパーまで行かないとタバコ一つも買えない。 SQのスチュワードは蝶ネクタイに七三分けで人形みたいだった。あー、私いったい何しにきたのだー!

そして8:35発のマドラス行410便の搭乗手続きを済ませる。

飛行機までの通路ですでにインドが始まっていた。みんな“われ先”にと入り口に詰め寄る。それにしてもみんなすごい荷物を提げているけど、ほとんど買い物袋とか洗濯袋みたいなのにいっぱい。通路の途中でみんな止められている。

さて、機内に入ってからも、荷物の場所を探すのにみんな大変。あるおじいさんは、でかいカセットデッキをそのまま上に放り込んでいたけど大丈夫なのかなー。東の方の人はほとんどいない。厳しい顔つきをしたインドの人たちと比べると、スチュワードくんたちは子供みたいにカワイイ。JALも、スチュワードにかわいい日本男児を雇ったらウケるかもしれない・・・。

向こうに着いたらどーすっかなー。取りあえず風邪の治るのを待って、もしかしたら島に行っちゃお~っかなー。

なんか、神戸に行かなければ良かった。アイツに会わなきゃよかった。やだなあ。





31 Jan.19xx
空港に着いたのは夜だった。 ロンドンで姉によく夕飯をご馳走してくれたマイケルの甥っ 子の友人、ラビが私を見つけてくれた。チェンナイ空港は結構小さくて、イミグレも簡 単。時々ガードマン然とした人が立ってるけどあまり意味ない?

道に出るとダストで空気が赤くかすんでいる。男の人たちがぼーっとたむろしていたり、 時々ウシがいたりする。サイクロンの直後だったらしく、どろが路肩に溜まっていたりす る。ラビとスティーブンは車の中でいろいろ話してくれたが、迫力に負ける・・・。

ラビのうちでは奥さんと男の子が4人いて、テレビを見ていた。で、私も12時くらい までテレビを見て寝た。

気温はそれほどでもなくて、ちょっと涼しいくらい。ベープマットを点けて寝た。

お風呂もマンディー方式と同じだけどキレイに掃除してあった。奥さんのおかげでしょう。 *追記

し、しかし、腹がきゅるきゅる・・・。う~・・・。


*追記:実はこの家族にはメイドさんが2人いた。掃除や洗濯は全てメイドさんがやって、奥さんがする家事は料理のみ。

Next


© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: