ニールアイランド



16 Feb.19xx

ポートブレアからは船でニール島へ。
ここは自然の島だが、村があり、市場や銀行、学校、郵便局などすべて揃っている。海岸近くでボーっとしていると、時折少年達がココナツの実を売りにくる。 もちろん風呂もトイレもない。が、ビーチNo.1の近くのうちの農家が、井戸を使わせてくれた。おじさんは、椰子の葉を組んでシャワーブースまで作ってくれた。シャワーを浴びていると時々そのおじさんが飼っている牛と目が会う。

私達は毎日、朝日が出たら起きて食べ物を調達し、ご飯を作り、海で遊び、夕方になると島の先端に夕日を見に行き、砂を掘って作ったかまどでご飯を作って食べ、食器は砂と海水で洗った。毎日そんな調子で6日間もだらだらした。

Shanti SweetsのShantiちゃんは英語が上手。 去っていく旅人にはお土産をくれる。グリというまるいドーナツはバナナ味で美味しい。ビーチで知り合ったアナはスイス人でコック。魔法使いみたいに スパイスをあやつり、手相も診る。でも夕べのサブジはあまりに待った上、辛くて野菜の味がわからなくて、ジョバンニのサラダの方が美味しかった。

ここで会ったオーストリア人。いつまで続くかな?そう夕べはジョバンニとその彼女シネード、サーシャ、ルイジ、ヨーク、アナ、トーマスたちとめし。その前の日はタラのグリル、ヨークたちのおかげでパルメザンのパスタとか、美味しいものをいっぱい食べた。その時の話。ドイツのとあるパレで 壮大なパーティーがあったらしい。みんなコネで2週間かけてデコレーションして、60マルクのエントランスフィーで飲み物とドラッグがタダ というものだったそうな・・・(^_^;)

ウィリアムとサーシャはもう3年半も一緒に旅をつづけている。サーシャはいつか靴作りの勉強をしたいと言う。アイリッシュの パトリックはベンガル語ができる。さくさくしたいいやつ。

ニール島ではハンモックに蚊帳をかぶせて寝た。音楽なんてない毎日だけど、潮が引いたり満ちたり、ヤドカリのかさかさ動く音がしたり、いろいろな光が見えたり それは飽きることがなかった。


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