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与えられた中で最善を尽くす


地元の飯間という所にお刺身を値段分盛り合わせてくれる魚屋さんのと○かに行く途中には、犬の保健所があります。

犬達に胸を痛めながら幸せを祈りつつ、しかし小学生頃の自分は飼い犬の世話が嫌いでした。
飼い犬が散歩中にとうとう死期が来て抱きかかえて自宅に連れ帰り、苦しそうにか細く泣いているのに辛さから目を反らし現実逃避で市街に自転車で遊びに行った(小学校では禁止されてました。)馬鹿野郎でした。
帰宅するとポチは毛布にくるまれ妹と母に看取られ息を引き取ってました。
今も自分が許せない、思い出すと消し去りやり直したい。

もともと犬嫌いでした。
4歳の時秋田犬に首を噛まれブンブンと振り回す、よくライオンや虎が鹿の息の根を止める映像のあれをやられました。今でももみあげを刈り上げるとその名残があります。

物のありがたみや人に感謝がわからないクソガキも、独り立ちして少しずつそういう事がわかり始めました。

犬を飼いたいという妻に、面倒でも疲れても眠くても世話をしなきゃいけないから絶対ムリ!と、生き物を育てるのは大変なんだとはじめは反対しました。結局押し切られますが。

命の尊さがわからなかった罰当たり小僧が過去を繰り返すのか?
ポチへの後悔、やり直せるなら大事に世話したい。何も出来なかった。考えさえ無かった。
あ、お店に連れられてきた。
この子に選択権は無い。この子には何の罪もない。
ていうか、可愛い。すごく可愛い。
もう繰り返したくない。
犬の何が嫌だった?
そと飼い・におい・汚い餌皿・バイ菌っぽい・・・。
そんなの一緒に暮らせば良いじゃん。汚きゃ洗えばいいし、お皿も毎日洗えばいい。病気なら病院に連れて行けばいい。
自分の稼ぎで生活してるじゃん。だから自分のしたいようにしよう。

ポチの供養にはならないけどこの子を大事にして同じ過ちは繰り返さない!

両手の平にのせほおずりするとぶりぶりウンチをしてくれた里美も今度の春で6歳。立派なレディになったなあ。お前の子が欲しかったなぁ。


と、寄り道・脱線しましたが、犬のことで胸を痛める度に「せめてうちの犬達だけは悔いなく一緒に暮らそう」と割り切ります。残念ながら、可哀相だから引き取ってあげたくても私の経済力ではどうにもなりません。
「大丈夫。全然可能♪」という方もいるでしょうが、生活全てを犬に捧げる訳にはいかない。今の仕事あっての生活。働かず夢や理想を語るだけでは暮らしていけない。だって家族を養わなきゃ。

だから今を全力で生きなきゃです。


と、いうことで「与えられた中で最善を尽くす」です。


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