痛勤怪談 電車の中はドラマがいっぱいだ

痛勤怪談 電車の中はドラマがいっぱいだ

2003年10月14日
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今日は午後出社にした

カミサンが出かけているので子供の世話と荷物が届くのでそれを受け取りに

今日は新聞が休刊日なんで、子供を送り出してからインターネットのニュースを見ていた。
「有楽町線で人身事故、小竹向原と成増間は不通」と言うニュースが飛び込んできた。
いつもどおりに出社してたらもろにぶつかったところだ。

荷物を受け取り10:00頃に家を出る。
駅では有楽町線の自己に着いての情報は何もない
(もう開通してるんだろうな)

遅い時間帯は急行が始発ではなくなっているが、待たずに座れた

(渋谷で乗り換えようか、そのまま行こうか、、、)

時間に余裕があるんでそのまま行ってみる

永田町では有楽町線の行き先表示板が消えている
(ダイヤが乱れているんだろうな、、)

しばらく待っていると川越市行きがやってくる
(ラッキー 順調ジャン!)

が、小竹向原で車内アナウンスが入る
「和光市方面行きは反対側でお乗換えください」
(なんだまだ乱れてるのかな?)

ホームに降り立ち次の電車が来るのを待つ
が、止まっているはずの川越市行きは発車してしまう


同じく降りていた乗客は不安がっている
駅の係員に問い合わせる人も居る
(おいおい、、情報が錯綜してるんだろうなー)

時間に余裕があるんで次の電車を悠然と待っているが、急いでいるほかの乗客は表情が全然違う
病院の予約をしていたおばさんは携帯で問い合わせている



やってきた電車にどっと人が乗る
着いた駅ではみんな走って降りていった

人身事故の影響でダイヤはよく乱れる
(誰だよ、、迷惑な、、)
いつもそう思っていた

数年前、同僚が電車事故に遭った
臨月で出産休暇中に病院に通っていて、ホームを歩いていたら貧血で意識を失いホームから転落しはねられた

その話をしばらくたって聞いて「彼女はどうだったの?子供は?」言いようのない思いで一杯だった

幸い子供は無事に出産したが、彼女は障害を抱えることになった
「生きていてくれればいい」それがご主人言葉だったそうだ
僕もそう思った。

一緒に仕事をした同僚の笑顔だけが何回も思い出された

1年後、元気に職場復帰した彼女の笑顔を見て胸のつかえが取れた。

何も知らない他人事なら迷惑な事故も、当事者の身内にとっては居たたまれない出来事

それ以後、人身事故というアナウンスを聞くたびに、あの日のことが頭に浮かぶ





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最終更新日  2003年12月19日 06時05分13秒
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