痛勤怪談 電車の中はドラマがいっぱいだ

痛勤怪談 電車の中はドラマがいっぱいだ

2003年10月24日
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今日は寝過ごした!

いつもは6:30に起きるのが7:15!
慌てて支度をして朝食をすませ7:30に家を出た
(やりゃぁー出来るじゃん)

眠い目をこすりながら駅まで歩く

いつもより一本遅い電車に乗る

ふと目を上げると少年チャンピオンが目に入った
(昔よく読んでたなー、ブラックジャックとか、、)

小学生の頃、少年チャンピオンは創刊された


目の前の少年チャンピオンを読んでいるのはサラリーマン
多分30前後か、、
(この歳でチャンピオンかよ!でもたまに居るよね。ここまで老けてるのは居ないけど)

このチャンピオンサラリーマンよく見ると変ってる
(やっぱり変ってるよ、、、)

小太りのそのサラリーマンは無精ひげがいっぱい
最近流行りのものとは次元が違う、明らかに「無精ひげ」

上はスーツのジャケットを着ているのだが、下はだぶだぶの折れ目の無くなったスラックス
スラックスはグレーなんだけど,なんとなくこきたなく汚れてる
上下は同じグレーなのだが全然生地が違うので余計に変な感じ

(普通これならジャケットに変えるだろうが、、、ズボンが破れて下だけ変えましたって感じがまるわかりだよ、、)


何かをこぼしたと言うより、くしゃみかなんかしてそれが乾いてガビガビになってる感じ
(きったねーなー、、ジャケットに変えろよ)

よく見たらそのスーツの上は夏服だった


チャンピオンを読んでいるその腕から覗くYシャツの袖はよれよれ
(クリーニング出してないのか?)


(ひょっとして自分でアイロンかけたのか?それにしちゃーまめなところが感じられないな、、)


彼を見ていて昔の上司を思い出した

その上司は当時単身赴任だった

伝説になったのは、ある日Yシャツを破れているのを女性が発見した
次の日も次の日も同じ破れはあった
ついに一週間、その破れ目はずっとあったらしい

同僚がその上司の家に行ったことがある
部屋の中は食べ物のゴミで散らかり、とても長居が出来る状態ではなかったらしい
ついたあだ名が「汚人(オジン)」

その汚人(オジン)はアル中で有名でいつも手が震えていた
その後異動になり、別の部署で女性から総スカンをくらい結局会社を辞め、
「赤帽」の運転手になったらしいと言うのを風の噂で聞いた


目の前でチャンピオンを読んでいる汚人(オジン)は私と同じ永田町で降りた

なるべくそばに寄らないように避けて乗り換えた
永田町の雑踏の中で彼を見失ったが、彼は会社でどんな感じなんだろう?

妙に気になった





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最終更新日  2004年01月06日 09時42分17秒
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