月のおと

2006.04.22
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藤原正彦さんの「祖国とは国語」を読みました。

数学者だけれどいろんなエッセイを見事に書かれていて、
その文章の論理的豊かさに私は魅了される。
表紙をめくったページに載ってる著者のお顔は
ちょっとおもしろいというかかわいらしいというか (失礼かしら?)
その雰囲気そのもののユーモアさが文章にも現れている、気がする。

日本の教育の変化も述べながら(あるいは嘆きながら)、
英語やパソコンが増やすよりももっと国語を大切にすべきだと強く主張する。

藤原氏が次々と言うこと、国語の重要性に うーんなるほどぉとうなづいてしまう。

そういえば、学校で国語の教科書でならった数々のお話が、はっきりではないもののなにか
心のどこかにひっかかっているように私は想う。
そういう記憶って(子供のころの読書も含めて)、
ずーっと生きていて溶け込んでいって自分というものを作っている要素になっているように感じる。
   …見えはしないけれど。
そういう記憶のかけらが、なにげない日常の中自分からでてくる感情の発端になってるのかも
と私は思ったりする。
(と書きつつ、国語の授業は得意なほうではなかったけど(^^汗) キライではなかった、かな

「日本語の美しい表現やリズム、人々の深い情感、美しい自然への日本人の繊細な感受性、などに触れる機会を子供から奪っている」

「祖国を祖国たらしめるもの、すなわち文化、伝統、情緒などのかなりの部分は国語の中に凝縮されている」
とか、気になる文章がちりばめられていて、

   こういった文章の意味の逆を言えば、
        国語ってすごく基本的重要でありそして、

                       と あらためて教えてくれてる気がする。
    。。。。。。。。。。。。

この本には、ほかに藤原家の家族のエッセイや、「満州再訪紀」も読みごたえがあった。

・日常の中で「ハッケン」したことについて、息子さんもお母さんも藤原氏もあれこれ意見しあう。
なんだかおもしろい(^▽^)
数学が美しいこと、も書かれていて、なんだか 博士の愛した数式 が浮かんじゃう。
小川洋子さんが 博士の愛した数式 この本書くのにインタビューしたのが藤原氏ですもんね。
そういえば先日読んだ瀬尾まいこさんの本 幸福な食卓 にも
ほんのちょこっとだけ出てくる数学の先生の描写が、
数学教師なのに黒板に書く字も言葉遣いも美しくて、方程式や比が美しいと言ってる 
なんてトコロがあった。
そして今日読んだ本にも 
右脳を刺激する数学的思考を多く行うことによっても右脳は鍛えられる。
だから数学者に芸術的センスを持った人が多いらしい なーんて書いてあった。
最近のバラバラに読んだ本のなかにつながりが見つかるなんて。まだまだありそう。

・「満州最訪紀」。
最近読んだ、藤原氏の母親の、藤原てい著
流れる星は生きている改版 流れる星は生きている改版 の母親の子供を守るすごさが再びよみがえってくる。

こんなかんじで、藤原正彦さんの本を他も読みたいと思ってしまった。
国家の品格 国家の品格 世にも美しい日本語入門 世にも美しい日本語入門
若き数学者のアメリカ改版 数学者の休憩時間 本屋に寄ったとき、気になってしまう。





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Last updated  2006.04.23 01:46:25
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