憑狐の九十九市
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ぼくの妹は息をしている(仮) (電撃文庫) 文庫 2019/11/9鹿路 けりま (著), せんちゃ (イラスト)【あらすじ】理想の妹は、自分の小説の中にいる!? 小説に取り込まれたぼくは――。「人を殺す小説を書きてえなあ。」どうせ小説を書くのならそんな小説がいいと、ぼくは常々思っていた。そしてかばんの中には、そんなぼくの「処女作」がある。そう、自分の「脳」を用いた自動執筆装置によって、ぼくはついに小説の作者になったのだ。さて、どんな物語が出来るのだろうか。最初に登場したのは真っ白な髪をした美少女、妹のユキ。風呂まで一緒に入りたがる兄離れできない甘えん坊。ん? なんか萌え萌えしたラノベ的波動を感じるが、ぼくの小説に限って──。うぅ──。意識を取り戻したぼくを、金髪美少女のかりんが迎える。「あなたの小説について、先生がお待ちです──」さっきのは夢? ぼ、ぼくの小説は──?【ひとりごと】タイトルからしてあまり期待できるようなものではないといいますか、ラブコメ的なジャンルは今食指が動かないといいますか、そんな感じで読み始めたラノベでしたけれど、そこは電撃文庫といいますか、普通に良い作品でした。まあ、なんといいますか、タイトルから想像する感じからは裏切るというか、ジャンルはラブコメというよりはSFチックな感じだなぁと思ったお。主人公がMAYUなるもので小説を書くところから始まり、いつの間にか巻き込まれ、現実に戻って、あるいは戻ってなくて、幼馴染アキが落雷で死んじゃったり、妹が妹じゃなくて、妹はロボットだった的な、もはや何を言っているのかわからないかもしれないけれど、実際、読んでていて置いてけぼりを食らった感が半端ないので仕方ない_(:3」∠)_たぶんではあるけれども、最初っから現実なんてものはなくて、全部夢の中の出来事だったんじゃないかなぁっと思いました。というか、そうなのかそうでないのか、そんな感じの物語なので、置いてけぼり感がとてもあるのです。結局、ジザイさんは高次元のの何たらだったの的な? 正直、設定は面白いと思うし、世界観は良いと思うよ? でもね、置いてけぼり感があって、本とこの小説大丈夫? 的な感じで、どういう感じで終わらせるつもりなんやという不安感しかない。今後どうなるんやという期待感なんてなかったなー的な感じ_(:3」∠)_総評としては、普通か、ちょっと上的な? 設定は良かった。ただまあ、個人的には読者の置いてけぼり感が半端ないのでなんとも。序盤はまだついていけたよ? 幼馴染のアキまでかな? 読めたのは。中盤からかけてなんか世界がややこしい感じになってついていけない感じになってたお_(:3」∠)_いやまあ、序盤でも妹だなんだでいるのかいないのかはっきりしろよ的な感じで、小説の中のお話なのか現実のお話なのかって感じで混乱したけれども。まあ、うん、なんとか頑張ったよ。理解はできる。ついていけもする。ただなんだろうな、読者を置いてけぼり感にする小難しい思想だなんだとこねくりまわわしているので、理解はできるけれど、右から左へ、何言ってんだこいつ的な感じになる。うん、一言でいうと『何言ってんだこいつ』というのが一番正しいのかもしれない。まあ、とりあえず、個人的には、惜しいなぁっていう作品でした。こういうのはこういうのでいいとは思うけれど、読者はほぼ確実に選ぶとは思うし、設定自体は面白かったので、もっと別の感じで書いたほうが売れるのではないかと思いました。あと、まあ、なんていうか、表紙絵ですが、絶対間違ってるし、損してると思う。ラブコメみたいな感じではなくSFチックの絵のほうが良かったんじゃない? と思いました_(:3」∠)_ぜってぇこれ駄目だわ。タイトルもだけれど。いやまあ、話の内容的に合ってはいるんだけれども。でも、もっと違うタイトルでもいいし、表紙絵ももっとSFチックでもよかったんじゃない? とおもいました。ぼくの妹は息をしている(仮)【電子書籍】[ 鹿路 けりま ]
2024.11.08
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