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2004/06/25
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カテゴリ: カテゴリ未分類
クラシックな折りたたみ型が特徴だった“N”が、回転2軸型の「リバーススタイル」に──。「N506i」の登場に驚いたユーザーも多いことだろう。

 多彩なマルチメディア機能が搭載されるようになった505iシリーズで、他メーカーがボディ形状やカメラの位置などを変えてきたのは記憶に新しい。

 そんな中にあってもクラシックな折りたたみ型にこだわり続けた“N”が、なぜ、今、リバーススタイルなのか、このスタイルを生かしたどんな新機能があるのか──。NECの開発陣に話を聞いた。

■なぜ、今、リバーススタイルなのか

 N506iは、ふつうに開いた状態では従来の折りたたみ型携帯電話と何ら変わらない。しかし90度までに開き、液晶部を横に回転させて閉じると液晶が表に出た状態のリバーススタイルになる。

 「コンセプトは、折りたたみ+New」と話すのは、モバイルターミナル事業本部 商品企画部エキスパートの溝口民行氏だ。「折りたたみ型をやめたのではなく、折りたたみ型の進化版という位置づけ」。

 背景にあるのは、やはりマルチメディア機能の進化だ。「高画素のカメラが付けば、端末を横にしたスタイルでの撮影といったニーズも出てくる」。

 形は変化しても“コミュニケーション重視”の方針はリバーススタイルになっても変わらないと溝口氏。リバーススタイル時でもダイヤルキーを使わない操作なら、ほとんどのことができるように設計しているという。

 「着信に応答したり、届いたメールを閲覧したりできるのはもちろん、(側面にある)シャトルキーを使って着信履歴やリダイヤルを呼び出せば、電話もかけられる。iモードの閲覧にも対応している」(モバイルターミナル営業本部の吉田真理子氏)。



 メーカーサイトで配信しているiアプリについては対応を進めているというが、一般アプリはノーマルスタイルで遊ぶことになりそうだ。

■“N”らしいボディデザインを、どう表現

 気になるのはリバーススタイルの中で、これまでの“Nらしさ”を、どう表現したのか──だ。アンテナの位置ひとつ変わっても売れ行きが変わるといわれるNだけに、変化した形状の中で、それをどのように打ち出したのかが気になる。

 「“全く新しい顔”というのではなく、何かのモチーフを持ってきたかった。ユーザーに“Nの顔”ということを、認知してもらえるようなデザインに仕立てた」と話すのは、モバイルターミナル事業本部 商品企画部の山内賢一マネージャーだ。

 「N506iは、円弧がモチーフ。角に持たせた丸みや、ヒンジ部の円弧を描くようなラインがNらしさを表現している。N502iに似た雰囲気だ。アンテナが表にないため、異なる印象を受けるかもしれないが、それ以外はNECらしさを十分反映している」(山内氏)。背面液晶を付けなかった理由の一つも、Nらしいデザインにこだわったためだ。

 ただ、新しいボディスタイルが、かなりの冒険であることも認めている。「今まで、通常の折りたたみスタイルをずっと崩していなかったので、冒険といえば冒険。ただ、50x系ユーザーの満足度調査の中には、これまでのスタイルを評価する層がいる一方で、“新しさや斬新さがない”という声も上がっていた。こうした声を受けて、従来のよさはそのままに新しい使い方を提案した」(溝口氏)。

■リバーススタイルのカメラ機能は

 カメラは、リバーススタイルの状態で横向きにして撮影するスタイルになった。2.4インチのメイン液晶をファインダーに、デジタルカメラのような形での撮影が可能だ。そのため130万画素CCDのカメラは底面に搭載されている。

 506iでは、動画撮影機能を強化したと溝口氏。「アプリケーションCPUの性能を上げて、QVGAサイズで15フレームの動画を撮れるようになった。動画の画質も屋外のものは上がっている」(溝口氏)。アプリケーションCPUの性能が上がったことで、データ保存やJavaの動作も高速になっているという。

 ただ、リバーススタイル時でのカメラ設定の変更には対応していない。シャッターチャンスを逃さず撮ることを優先し、撮った後、送信可能な形に変換する手段を用意するというアプローチだ。「設定変更はできないが、最後に設定した機能をサイドキー一発で呼び出せる“ラストワン”機能を入れている。撮った後の変換は、リサイズや切り出しが可能」(溝口氏)。

 液晶が回転するにもかかわらず、底面に自分撮りのミラーが付いているのは、「液晶を見ながらの自分撮りを推奨していない」のが理由だ。「(従来の背面液晶のように)鏡像反転しないので、お勧めはしていない。そもそも160度までしか開かず角度が付いてしまうので、そういう使い方は現実的ではない。」(溝口氏)。



■声に反応してメール読み上げ

 N506iの新機能で便利なのは、ハンズフリー状態でメールを読み上げてくれる機能だ。メールが着信した直後に「よんで」と発声すると、携帯電話がメールの内容を読み上げてくれる。新着メールが届いた直後の10秒間、音声認識を起動させることで、読み上げに対応している。

 「例えば、化粧をしているときにメールが来ても、“読んで”といえば、手を離さずにメールの内容が分かる」(吉田氏)。読み上げ用の音声は「メール読み上げ」「読んで」のほかに、自分の好きな言葉を登録可能。読み上げの音声は、「男性、女性、ロボットなど5種類」(吉田氏)が用意される。この機能は運転中にメールが来たときなどにも便利に使えそうだ。

 「50センチくらい離れたところまでなら、声に反応してメールを読み上げてくれる。静かなところで試したところ、3メートル離れた場所でも読み上げた」(吉田氏)

 なお、読み上げのなめらかさや品質は、「505iS」と同レベルで、特に強化されてはいないという。



 新たに搭載された辞書機能は、単に調べるだけでなく、文字入力との連携が図られている。例えばメールの文中にある分からないフレーズをコピーして辞書に持っていったり、辞書で調べた結果をメモ帳やメールにペーストしたりできる。「国語辞典で調べた結果をコピーして和英辞典で調べる──といったことも可能」(溝口氏)。

 こうした連携は、カメラで文字を読み取ってテキスト化する「アクセスリーダ」にも対応している。これまで深い階層から呼び出す必要があるなど、使い勝手が今ひとつだったが、N506iではメール入力画面のメニューから機能を呼び出せるようになった。辞書も同様にメールのメニュー画面から呼び出せる。

 「メールを書いているときに、メニューからアクセスリーダを起動して文字を読み取らせ、それを文面に反映させられる」(吉田氏)。N506iから、漢字やカタカナ、ひらがななど日本語の読み取りに対応したこともあり、連携が生きてくる場面も増えそうだ





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Last updated  2004/06/25 04:39:53 PM
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