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連日、動物ばなしが続き恐縮である。
が、今日はどうか聞いてやってくだされ。
クッキーが我が家にやってきて、一番美味しい思いをしたのは、実はウサギかもしれない。。。
バルコンとバルコンに通じる小さい方の子供部屋をクッキーに明け渡すと同時に、それまでこの小部屋で飼っていた我が家のもう1羽?の家族、ウサギが実は居場所を失ってしまった。
どこかへ移す、といっても、ウサギのチシ(オシッコ)はとても臭う。おまけに、専用のカフェス(檻)でなくカゴ状の衣装ケースを代用しているために、ウサギの撒き散らすカカ(ウンチ)がカフェスの周辺にまで撒き散って、ポロポロと粒状で拾いやすいとはいえ、毎日の掃除がそれなりに大変なのである。
ちなみに皆さんは、ご存知だろうか?
ウサギが大変な大食らいなことを。
毎日2食、ウサギの体と同じくらいの嵩のエサを、ムシャムシャムシャムシャ・・・休みもせず食べ続け食べ尽くして、それでもまだ足りないかのように、人の足音が聞こえればたちまちカフェスの端に寄ってくるし、お腹をすかせるとエサ・ハンティングのために、カフェスの外に出よう出ようとする。
上記の簡易カフェスの上には板が載せてあり、その上に重石もしてあるというのに、外に出たいばかりにジャンプ&頭突きを繰り返し、できた隙間からカフェスの外に逃げ出し、子供たちの撒き散らした粘土くずを口に入れようとしていたこともあった。
私はこの大食らいの家族のために、調理の際に出るトマト、キュウリ、人参の皮やパセリの茎、マルル(長レタス)の汚い外葉部分など忘れずに取っておいてやるのはもちろん、毎週パザールの青物屋でゴミ箱行きのマルルなどの外葉を袋一杯もらって帰るのだが、3日もすれば尽き、次のパザールがやってくるまでは、自分たちのサラダ用のマルルやパセリなどを泣く泣く供出するはめになっているのである。
それだけ大食らいだから、 当然のように排泄量もすごいのだ(涙)
。
というわけで、サロンやオトゥルマ・オダス(居間)、ムトゥファク(キッチン)は論外だった。
結局、すでにハムスター部屋となっている大きい方の子供部屋に同居させることになったのだった。
しかし、毎日カフェスを掃除しているのにも関わらず、ウサギのチシの臭いは部屋に籠もる一方。今まで小部屋に住まわせていた時は、バルコンの扉が常に開いていたから、臭いがそれほど気にならなかったのだ。
ある晩、クッキーが2段ベッドの下段にまで上がってきて眠れないと訴えるナナを、大きい子供部屋にあるソファーベッドで寝るよう勧めたのだが、ウサギのチシの臭いがきつくてとても眠れないという。
といっても、ウサギを他に移す場所があるだろうか?
選択の余地はなかった。その晩のうちに、ウサギは風通し抜群の表側のバルコンに移すことにしたのだった。
ちなみにトルコでは、夏のバルコンは立派な接客スペースのひとつである。毎日水洗いして、オープンなオトゥルマ・オダスのような使われ方をすることが多いのだが、普段来客のほとんどない我が家では完全に子供の水遊び用のスペースになっていたので、条件的には問題がなかった。
こうしてウサギのカフェスは、常時日陰になっているバルコンの片隅に置かれることになった。
しかし、バルコンに引越ししてからここ数日も、ウサギがカフェスから出てバルコンを徘徊していたり、開け放した扉からオトゥルマ・オダスにまで入り込んでいるのを発見して、慌ててカフェスに戻すようなことが続いた。
今から思えば、板が決して動かないよう、もっと厳重に処置しておけばよかったのだが・・・・。
昨夜もまた。クッキーと遊んでやった後、小部屋を出ると、廊下の真ん中にしゃがんでいるウサギと目が合った。慌ててカフェスに戻し、蓋をして、もうひとつ重石を載せた。
一夜明けた今朝7時前、ナナの大声で目が覚めた。
「ウサギがキッチンにいるよ~!!」
ええっ、また逃げたの!?早速キッチンに駆けつけると、エミとナナによる捕り物の真っ最中だった。
私は、キッチンの入り口脇に置かれてあったビニール袋に異変が起こっているのに気付いた。そこには、昨日の木曜パザールで買って帰ったものの、冷蔵庫が満杯で、一夜くらいと外に出しっ放しにしてあった野菜が入っていたのである。
トマトにキュウリ、ズッキーニと茄子。
見れば、トマトとキュウリのうちのいくつかが、見事にウサギに齧られていたのである。1本のキュウリは大部分が食われ、2本目にも齧った跡が残る。3個のトマトもそれぞれ半分ほどが食われてしまっていた。
娘たちに代わってウサギをとっ捕まえてカフェスに戻し、もうひとつ重石を載せ、夜間は2度とバルコンの扉を開け放しておくまいと心に誓った。
オトゥルマ・オダスに戻り、ふっとソファーの方に目をやった私は、思わず叫び声を上げていた。
うわーーーあああああああああああーっ
あああああああーーーーーーーーーーっ
うわああああああーーーーーーーーーっ
エミとナナが何事だろうと駆けつけたが、私はかまわず叫び続けていた。
エミが私の驚愕の表情と叫び声に喜んで、カラカラと笑い続ける。
エミの笑い転げるさまを横目にしながらも、私の開いた口はそれからしばらく塞がらなかったのである。
なんと。生成り色のソファーの上じゅうに、ウサギの奴は大量のカカ(ウンチ)をばら撒いていたのである。さらにご丁寧にも、背もたれの近く2箇所には、大量のチシ(オシッコ)の跡。チシは、クッションの間から下に伝わって、台座の方まで濡らしてしまっていた。



こいつが犯人。我が家の大食らいウサギ。

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