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ドキュメンタリー映画 「ミツバチの羽音と地球の回転」 を観てきました。原発建設への反対運動を島を挙げて展開する瀬戸内海の島・祝島と、脱石油・脱原発・自然エネルギーに国を挙げて転換するスウェーデン。どうエネルギーを選び、どう暮らしや環境を守っていくか。日本がこのようになってしまった今、観るべき映画だと感じました(※1)。鮮烈で、気が遠くなるほどまでに対照的な、スウェーデンと日本との、そして日本における、祝島の住民と経産省・電力会社との差。豊かな自然の中での自給自足で笑顔に溢れた暮らしを守ろうという強い決意のもとに団結した島民たちの言葉に比べて、「原発は国が決めた政策」「原発は絶対に安全」なる上からの決定を押し付けるばかりの職員たちには落胆させられるものがありました。なぜ祝島の住民たちは30年近くもの間、強い意志と団結力で原発反対運動を展開してこれたのか。離島で、自然・資源・人が限定されていて、運命共同体であるから。同じく祝島を題材にしたドキュメンタリー映画「祝の島」を撮影した纐纈あや監督はこう述べています(※2)。そして、西日本に住んでいる僕が日々焦燥感をもっているのは、僕自身も含めた日本人全体が、今回の大震災について現実感や危機感を共有できていない、遠い他人事として捉えているんじゃないか、ということ。なぜ原発を全廃しないのか? なぜ日本は反原発に舵をきれないのか?資源を浪費する暮らし方を見直すべきでないのか?本を読んでドキュメンタリーを観て、少しずつ知って共感して意見を形成して、地球の回転が変わるほどの羽音を響かせるときなのではないでしょうか。※1 「原発のない世界へ」 (小出裕章、筑摩書房) 鎌仲ひとみ監督との対談を収録※2 「脱原発社会を創る30人の提言」 (池澤夏樹・坂本龍一・池上彰ほか、コモンズ)
2011.09.19
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