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2006.11.30

初恋の思い出

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カテゴリ：カテゴリ未分類

霜月最後の日にちょいと懐かしいことを思い出したので書き綴りますｗ

梅の初恋は中学１年の春でした。前の小学校の友達と再会出来る中学校
梅の町には４つの小学校があり卒業すると１つの中学校に集まるんです。
１度引越しをしたので前の学校のみんなに会えることが楽しみでしょうがありませんでした
それ以外なにも変わらぬ日常を日々送っていた時でした。

前の学校で友達だった１人の女の子。同じクラスになり席替えをしたときに隣同士になりました。
見た目は可愛くて優しい人でした。授業中にも話したりしてとっても楽しかったけどその時はまだそんな感情が芽生えるなんて思ってもいませんでした。

ただ楽しく生きればいいと思っていたので恋から外れていました。
強くなりたい自分は心から鍛えるため柔道部に所属してましたが身長も低く体重も軽い俺が柔道部に入ることに対して皆は唖然としてました(苦笑)

教室についた俺はその光景に魅了されてしまいました。
夕日で赤く染まる教室にいた１人の女の子。窓から吹きすさぶ風が彼女の長い髪を静かに靡かせていました。

美しすぎる光景。胸の奥にある１つの感情が静かに燃え出した瞬間でした。
その日を境にその子に会うのが楽しみで学校に行き、楽しくお話したりしてました。
時が経つにつれ仲が深まり、手紙の交換などしてました。

告白する勇気のない俺は側にいれるだけで幸せでした。
２年になったら修学旅行で一緒に行動できたらいいねって２人で言ってました。

でも・・・

その２人の願いは叶いませんでした・・・

１年の冬のことでした
自習の時間に女の子が俺のそばにやってきて静かに話し始めました・・・

「なに？」
「私、３学期終わったら引っ越すの・・・」

いきなりの別れに目の前が真っ暗になりました。
なんでも違う町に家を建てるからそっちに住むというのだ。
付き合ってもいない俺は引き止めることすら出来ず

「高校は一緒のとこに行こうね｣と１つの約束を交わし彼女は中学１年の終わりに町を離れていきました・・・

中学３年の冬、彼女との約束のために１つの高校を受験しました。

高校１年春

入学式に日、クラス名簿が張られた場所に行き彼女の名前を探しました。
しかし、その中には彼女の名前はなく約束が果たされることもありませんでした。

その時だったでしょう。自分の初恋が終わりを迎えたのは・・・

高校２年冬
修学旅行前日、彼女が引っ越した町のショッピングモールに買い物に行ったとき
ベンチに座っている女の子に目がいきました。
彼女によく似た女の子。
彼女だろうかと思い尋ねようと思いましたが小心者だったんで無理でした(汗)

それから６年後・・・現在
恋心は潰えてしまったんですが、どこかで彼女に出会えたら
きっと俺はこう言うだろう・・・

「夢をありがとう」と・・・

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