In America 私が私でいられる場所

In America 私が私でいられる場所

夢と現実


現実は厳しかった。


まずは日系企業ならではの「オファーにない仕事」が主となった。
当時私の仕事のメインは駐在員の世話。
これがまた幅広く、病院に付き添う、
子供の学校への登録なんてのはまだしも、
引越しの世話、花壇の配置換え、
仕舞いには駐在員宅のねずみ取りまで頼まれていた。
ここまでくると、ただの何でも屋だ。

とはいえ、日本での職歴もなくアメリカ卒業したての私に
仕事なんてない。
ビザをもらえるまでの辛抱と思い必死で働いた。
そんな私にも希望の光があった。
希望の光があったからこそ働いていられたともいえる。


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