定価並で購入した日記 (天空の城)

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2022年02月05日
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カテゴリ: 新政酒造限定酒


つい最近の話ではありませんが、飲食店用と位置付けられる「涅槃亀」が店頭に並んでいたりした報告をSNSでみかけると、羨ましい反面、一部の特約店に過剰に流通しているのかなと首をかしげてしまいます。

飲食店専用というコンセプト、理解しないわけではありませんが、それが転売される事実は、一般客として不愉快極まりないです。

飲食店がコロナ渦で、困窮して転売したという話もありますが。転売収益としては焼け石に水でしょうし。蔵元もファンも悲しい気分になります。

ただ、現在の販売方法、どうなのでしょうか。蔵元の過度な干渉はないのでしょうか。


(廣木酒造 飛露喜 黒ラベル / 新政酒造 涅槃亀)

正直、大手特約店でも日本酒の取り扱いが雑なお店はあります。

【以下のやりとりは実際にあった話です】
とあるお店で、「飛露喜」黒ラベルを手にしたお客さん。
客:このお酒、友人に送りたいのですがいいですか。クール便で。
店主:送れますよ。今の時期、普通便でも大丈夫ですよ。
客:いや、要冷蔵と書いてあるので、クール便で。
店主:気温が低いから常温でも大丈夫ですけど。クール便代が余計にかかりますよ。
客:せっかくのお酒なのでクール便でお願いします。


季節は夏ではありませんが、冬でもありませんでした。
客のクール便送付希望の申し出を2回も断る店主。

お客さんは、おいしいお酒を良い状態で相手に送りたくてクール便を自ら指定しました。
クール便で配送するには、お店側も冷蔵状態に配慮する必要があります。
会計後にさっと梱包して、宅配業者が来るまで常温で店内にほったらかしというわけにはいかないでしょう。
クール便の集荷を依頼するのも面倒かもしれません。

そこで、先ほどの「普通便でもいいんじゃないの」との会話になったのでしょう。
宅配業者に聞きましたが、外気温が低くても通常便と指定されていれば、輸送中に荷物は室温高めの場所に放置されることもあるようです。
そのため、宅配業者は生酒の輸送にはクール便を進めています。

ちなみに、このお店は、新政酒造の特約店でもあります。

数年前より店頭には新政酒造のお酒はカラーズやプライベートラボさえ並ばなくなりました。


新政特約店をまわり新政以外のお酒をたくさん購入して、新政酒造のお酒を裏から出してもらう、この売り方を続けるというのでしょうか。

昔、焼酎ブームだったころ、日本酒名門会の加盟店だったお店でとある人気焼酎の取り扱いを訪ねた時、「入荷はありますが少数で飲食店の分でなくなるんです、ごめんなさいね」と丁寧に説明いただきました。

某新政酒造特約店の
「(蔵元がSNSで販売を告知していても)いつ入るかわからない」
「まだ来てない」

の3セットコンボとの対応の違いは明らかです。

特約店もプレミアムの付いたお酒の問い合わせ対応に疲れているのでしょうね。
しかし、こちらもお店のポイントカードを持ってしばしば購入している手前、もう少し丁寧な説明をお願いしたいところです。

蔵元が推奨するのは、いまでや、はせがわ酒店のように高級な複合商業施設(GINZA SIX?東京ソラマチ?)に出店している特約店で抽選販売で購入することなのでしょうか。

そのようなことを示唆しているのかと見受けられる記事がありました。

ダイヤモンド・オンラインに掲載の特別対談 での佐藤祐輔氏のコメントに気になる点がありましたので引用してご紹介します。
全文は、元のサイトでご確認ください。


(ダイヤモンド・オンライン掲載記事) 引用元:ダイヤモンド・オンライン



なぜ地酒のネット販売は広がらないのか?新政・佐藤社長とともに、その構造と功罪を考える

新政酒造8代目佐藤祐輔さん×朝倉祐介さん 特別対談後編



佐藤 (略)そこをうまくカバーしたのは、特約店制度の功績でした。名もない蔵の酒でも、酒質さえ良ければ正当な評価を得ることができます。ただ、 この地酒流通の問題は、あまりに閉鎖的になりすぎるきらいがあるところかもしれません。ほぼ家業である地酒専門店が、無理せず自分たちの家族だけが食べていければよい、というような内向きの志向に陥ってしまえば、日本酒の市場は広がるわけもありません。現状、地酒の大半は専門店でしか売ってないわけですから。

(中略)

佐藤  正直、私は直販や広域流通網での販売は考えていません。 デフレが常態化した日本の小売業、特にスーパーマーケットやドラッグストア、郊外百貨店、コンビニなどの販路で、ブランドが生まれることはないですし、むしろブランドは消費されるばかりです。確かにワインのように、どんな銘柄でも、金さえ出せば手に入るというのが、普通の健全な市場のあり方なんでしょう。日本酒もそういう世界を目指すべきだ、という考えもあります。

 ただし、ワインは輸出商材として発展してきた歴史があり、特にイギリス、フランスを中心に国策的な付加価値づくりを長年行ってきています。いまや、世界各地にソムリエの組織があり、専門のジャーナリストがいて、話題を作り続けています。さらに個々のワイナリーや銘醸地もそれぞれ独自の世界戦略を持ち、常に膨大な投資をしてマーケティングを行い、みずからブランドを構築しつづけています。こうしたことができるから、一方的に消費されるだけではなく、販路を広く取りながらも高値で売り抜けられるのでしょう。
(中略)

朝倉 たとえば、書店は斜陽産業だと言われているなかでも、代官山の蔦谷書店は面白いから行ってしまう。そういう付加価値を、販売店も出せるということですよね。

佐藤 そうなんです。 一部の酒屋さんは実際に進化してきてますしね。リスクを背負ってでも、高級な複合商業施設などにどんどん出てきている。こうした流れが加速していくことは、望ましいことだと思っています。 そもそも多くの人の需要がなければ、高い価値も生まれないのですから。


引用元:ダイヤモンドオンライン


「獺祭」の旭酒造がオープンな売り方をしつつ、そのブランドを維持するという難行を成功させたことは素晴らしい手腕と評価しつつも、新政酒造としては、別の方向を模索されています。

大手特約店に大量に卸したり(結果、抽選販売となる)、蔵元も試行錯誤中とは思いますが、迷走しているようにも感じられます。

品薄のNo.6を 新政ナマハゲフェスティバル の前売り入場券の購入者に抽選で3本セット販売とか、丁寧な販売方法には見受けられません。

いまでやの売り上げにはそれなりに貢献させていただきましたが、ハズレ(苦笑)

何セット販売されたかは定かではありませんが、この分のNo.6が、全国の特約店に振り分けられていれば、世間で一般的に言われるところの、特約店に客が貢献してNo.6を購入する図式がもう少し成り立つのですが。

もし数があまりないのであれば、1000以上の入場券販売に対して、仰々しくわざわざ言う必要のない抽選権利ですね。
(前売り券の販売数、抽選販売の当選者数は非公表につき不明です。
 当初は400セットの当選予定とのアナウンスがありました。)

また、いまでやだけの販売でも、カラーズ、プライベートラボとの3本セットなら、より多くの人がNo.6を自宅で楽しめたでしょう。
No.6の提供が、0本か3本かの雑な販売に感じました。
1本ずつの購入権利なら、当初のままでも1200人が当選し、他のお酒を同梱で注文する人もいるかもしれません。
いまでやさんがそれが面倒だというなら、初めから購入権利の抽選なんて下手なニンジンをぶら下げずに全国の特約店にNo.6を回せば良かったと思います。

先日放送された NHKの「たんぼ物語」 を視聴して、まだまだ新政酒造に期待しているので、裸の王様にだけはなってほしくないです。

蔵元と特約店へのモヤモヤが混じってしまったコメントになり申し訳ございません。
相互に複雑に絡み合っていると思います。
(今は好循環でなく悪循環に感じています。)

最後までお読みいただきありがとうございました

【編集後記】
色々書いてますが
新政酒造大好きです😁
この頃、普通に買えなくなって、余計なことを考える時間が増えただけです💦
ディザンノエルのフェイクボトルを作るなんて、安定して買える人には気持ちはわからないでしょうね。

確実に買えないNo.6を入れる保冷バック、私は購入できません...


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【参考リンク】
なぜ地酒のネット販売は広がらないのか?新政・佐藤社長とともに、その構造と功罪を考える | ファイナンス思考 | ダイヤモンド・オンライン
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最終更新日  2022年03月05日 23時12分45秒
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