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2024年12月08日

新政酒造涅槃龜改幻の頒布会７本目のお酒紫黒米「おくのむらさき」使用

テーマ：日本酒の良さを広めよう！(4045)

カテゴリ：酒米（酒造好適米）

新政酒造特別頒布会2024のラインナップに入っていた「涅槃龜改」ですが、急遽「陽乃鳥スパーク」に差し替えられました。

「涅槃龜改」は、頒布会のラインナップからは外れたものの少量が市場に出回っています。

また、裏ラベルの解説と頒布会の解説書を見る限り、来年の頒布会でお目見えする可能性もありそうです。

(新政酒造涅槃亀改ほか）画像引用元：@unagiinageya X

【低精白純米酒涅槃龜改】
特殊製法：低精白酒　品目：日本酒（純米酒）
アルコール分：12度（原酒）
内容量：720ml
原料名：米（秋田県産）、米麹（秋田県産米）
原料米名：秋田酒こまち58%使用（2023年収穫秋田市鵜養地区産）
おくのむらさき42%使用（2023年収穫秋田市鵜養地区産）
農薬：栽培期間中不使用
精米歩合：98%
使用酵母：無添加
発酵容器：木桶（1号・2号）

（涅槃龜改裏ラベルより引用）
『
こちらのお酒は低精白酒「涅槃龜」(にるがめ)ラインの実験酒です。
「おくのむらさき」という古代米(紫黒米)を部分的に使用しているため、赤みがかった色合いになっています。我々は、劣化しにくい酒を追い求めておりまして、そのために古代米の持つ赤い色素アントシアニンというポリフェノールを取り込みたいと思いました。
まだ実験作ゆえに、味わいなどには改善の余地がありまくるのですが、初めに造ったモデルですので、記念としてごく少量のみリリースすることにいたしました。新シーズンでも実験は続きますので、今後もご注目ください。
』

(新政酒造涅槃亀改）画像引用元：@K_JS_lllll X

頒布会の解説書に記載されているように涅槃亀改における色素の抽出は少ないようです。

(新政酒造涅槃龜改)

（頒布会2024 陽乃鳥スパーク解説文より引用）

2024年頒布会「PRIVATE LAB EXTREMEⅡ」のラストを飾るのは、お馴染みの「陽乃鳥スパーク」。
当初、この「陽乃鳥スパーク」は本領布会にラインナップされていなかったのだが、「涅槃改」の醸造が失敗に終わったことにより、急遽投入されることになった。
ちなみにお蔵入りになった「涅槃改」とは、「おくのむらさき」という名前の紫黒米を使用した、見た目も赤っぽい酒である。
紫黒米のように古代米の系譜を持つ米は、通常のうるち米とは違って、外部にアントシアニンなどの強力な抗酸化物質を含んでいる。
つまり「涅槃絶改」とは、容易に酸化せず、長期間の保管に耐えうる新しい低精白酒を目指すプロジェクトであったのだが見事に失敗してしまった。
色素が思ったよりも抽出できず、期待したほどの抗酸化成分が得られなかったのだ。
そのため、急遽投入されたのがこの「陽乃鳥スパーク」。
正直なところ、我々にとって「陽スパーク」は造り慣れており、もはや「実験作」ではない。
この頒布会の趣旨を完全に満たす酒ではないのが、残念である。
紫黒米を用いた「涅槃改」は、数ヶ月後から再開する新しいシーズンで必ず完成させ、お披露目することを約束したい。

今後の展開に、ぜひともご期待ください。
』

（鵜養作付け分布図2021)The World of ARAMASA より

奥羽368号（おくのむらさき）の系統図

【系統図引用元】　(c)著作権国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構次世代作物開発研究センターイネ品種データベース検索システム

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・新政酒造特別頒布会2024で「陽乃鳥スパーク」登場
・新政酒造頒布会おなじみの「陽乃鳥スパーク」
・ NHK番組新政酒造「たんぼ物語　限界集落で究極の酒造りを！秋田鵜養」

頒布会の内容変更につきまして

7月分に収録予定だった「涅槃龜（にるがめ）改」ですが、製法上の難易度が非常に高く、完成はしたもののリリースが困難となりました…

そのため、急遽「陽乃鳥スパーク」を代わりに収録させていただくことになりました。

何卒、ご理解賜りますようお願い申し上げます
— 新政酒造　佐藤祐輔 (@aramasayamayu) June 2, 2024

12月1日(日)
明日ランチより、涅槃亀10周年記念酒、涅槃亀改との飲み比べセットで提供致します🐢✨

全部で涅槃亀4種類飲み比べ出来ますので、新政ニルガメファンの方は是非☺️💕

限定1本のみの入荷となりますので、売り切れ次第終了とさせて頂きます。 pic.twitter.com/hk80I6PZgX
— 鰻と地酒　稲毛屋(公式) (@unagiinageya) November 30, 2024