昨年三月、【上天草市立中南小学校江後分校】の廃校に伴い
当小学校のOBの方や地域住民の方々から依頼を受け
廃校記念碑
を施工させて頂いたが、
昨日、 「道路拡張工事のため記念碑の移設工事をしなければならない」
と
市の建設課の職員の方から電話があり、
今日、建設課職員3名と、地区の区長さんや関係者の方々を含め、
10時の約束で、現場視察と打ち合わせに行って来た。
でも、市の建設課には昨年苦い思いをさせられている。
“お地蔵さんの移設と、石材で祠(ホコラ)を新設する工事内容”で、
何日もかけて図面を設計し、見積り書を提出したが
いつまで経っても、何の返事も来ないと思っていたら
いつの間にか、その工事は完成していた!
後でわかったのだが、その移設工事は道路拡張に伴う工事で
某業者が市から落札して、某業者の下請けとしての移設工事であり
某業者が、勝手に石材業者を選択出来る内容だったらしい。
ならば、何のために市の建設課が直接見積りを依頼しに来たのか?!
町内の石屋仲間にも同じ依頼をしていたらしく
その同業者も自分と同じ遺憾な思いをして激怒していた。
さてさて、今回もその道路拡張工事を
どこの業者が落札するのか分からないけれど、前回と全く同じ?
時間を費やして現場視察をし、専門的なアドバイスまでしてきた。
そして、他の記念碑と合わせて設置する設計・施工内容まで紹介し
我なりに考えたレイアウトと図面、そして見積り書を提出してきた。
さ~て、その記念碑移設作業は、誰がするんでしょう?
もし、他の同業者が、自分の考えた設計施工を
そのまま成し遂げでもしたならば・・・・どうなる。
・・・最後に、建設課の職員に“捨て台詞”を残してきた。
【ジャンケンの後出しをされても、勝ち目はありませんよ!】![]()
でも、でも、確かな収穫が偶然にあった。
その記念碑の移設問題を検討している現場に
近くにある施設の事務局長さんが来られ
「 【
浦田石材彫刻店】
の屋号が入ったトラックが目にとまったものだから」
「よかったら、我が家の雨漏りする墓を視てくれ」
と依頼があった。
記念碑移設の話し合いが終わった後、
早速、事務局長さんの自宅近くにあるお墓を診せてもらったが、
昭和47年に施工された、地上納骨式墓石の雨漏りの原因が分かった。
基礎コンクリートの陥没により、土台石がズレて、
その上の材料から天井の四つ石組とコンクリートの間に隙間ができ
そこから雨漏りしていますね。・・・etc詳しく説明した。
午後から早速、御夫妻で我が家の工場を訪問して来られたが、
「仏石のセットは、親父の思い出として残したい。
だから、仏石の部分はクリーニングして
後は基礎工事から全て新しくやりなおしたい」と、言われた。
そして、 「どこにお願いしようか?と夫婦で悩んでいて、
本渡まで行く途中に、大きな展示場のある【O】石材か、
最近、熊日新聞に載っている【N】石彫に電話しようと思っていた矢先で、
何だか、巡り合わせみたいだなぁ~」
と、喜んで下さった。
どうなるか分からない、建設課依頼の現場視察で
思わぬ商談を頂いたことに、建設課巡り合わせの結果となり
とても ラッキー
だった。
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