熊本・天草・松島の石屋(浦田石材彫刻店）

　天然素材の石材を加工していると、
たま～に、本当【たま～に】
白い御影石なのに、中に大きな黒の塊など
全く意図しない色や柄が出現したりすることがある。
　そんな大きな塊が出てきたりすれば、
普通の石材店では敬遠されるが、
自分は 「オ～、滅多に見ない最高の塊を発見！」 と喜んでしまう。
　以前、その黒の塊を利用してイルカの彫刻をし
地元のホテル竜宮の社長に買って頂き、
現在でも、ホテルのロビーに飾られていて
ホテルを利用する度にその作品と再会し
“作品が確かに置かれている” ことを確認している。・・・ 満足

　 そして、今回も白御影石の中に黒い塊がある石を
上下左右・・・斜めから、唇を一文字にして眺め
その、黒い塊の中に遂に “ふくろう” の姿を見た。

　そして今回は、長男にエアーツールの使い方を学び
慣れないエアーコンプレッサーから伝わる振動に悪戦苦闘しながら
自分の思い描いたふくろう制作に励み
何とか、ふくろうに見える彫刻を作り出すことができた。

ふくろう彫刻

　まだまだ修正しなければならない部分が多々あるが、
完成に近い姿を早く見たくて、目にビー玉を埋め込んで、
その姿を見て、・・・・・・・・・・・またまた 満足

　「石材彫刻に全く同じ作品はない」と言われるが、
天然石の柄自体に同じ模様はないし、
ましてや白御影石の中に、たまたま存在する黒の塊など
滅多に存在するものではない。
だから、同じ作品は二度と作り出すことは出来ない。

明日から長男と二人で、広島県福山市の伯父さん依頼の
お墓のクリーニングと文字の金箔貼りなおしの仕事で
二泊三日の予定で行ってきます。
福山市は、最高気温２２～２３度で、晴天の予報だし、
２５年振り？に見る我が家の作品を綺麗にしてきます。

たばこ・・・減煙は続いているが、呑み会続きの忙しさで
１５本以上の愛煙家に復活している。