熊本・天草・松島の石屋(浦田石材彫刻店）

9月12日から沖新漁業協同組合の

役員さんを中心とした方々のご依頼により

熊本港に恵比寿像施工作業に取り掛かり

延べ12日の現場施工作業で、恵比寿像が概ね完成した。

9月に入ってからというもの

頭の中は、寝ても覚めても

四六時中恵比寿像施工のことばかりで

今日、ラフタークレーン車によって

約２トンの恵比寿像の設置が無事に終わった時点で

今までずっと張りつめていた緊張感から解き放たれた気分で

ホッと一息ついてしまった。（今夜の焼酎は最高に旨い！

完成した恵比寿像と自分

　設計の段階から随分と悩んだけれど

何もないコンクリート造りの現場に自然石を用いて

少しでも柔和な形を表現してみたかったし

五段の石積みは、熊本城の武者返しをイメージして

熊本の海の玄関口にふさわしい表現を出したかった。

そして、恵比寿像は立ち姿とし、

右手に鯛を抱きかかえ、右足でその重量を支え

左手には、沖新町の特産である海苔の束を掲げ

操業安全と、大量・豊作を願い

満面の笑みを浮かべた恵比寿像のかたちとした。

　９日が除幕式で、入魂の供養も行われるが

自分の魂は、すでに全ての石材に籠っています

　万　歳