熊本・天草・松島の石屋(浦田石材彫刻店）

熊本港に施工した恵比寿像の納期は10月7日で

4日（火）に施工が終わり、3日間の余裕があったが

考えようによっては、ギリギリセーフみたいなものだった。

　恵比寿像施工後の新規墓石施工の納期は10月16日で

今日13日に、やはり3日の余裕で仕上げた。

しかし、今回の墓石建立作業は余裕はなかった。

明日14日（金）15日（土）と雨の予報で

急斜面をくねくねと登り上がる現場までの細い運搬路は

天候の良い日でも、とても危険な道で

雨上がりにはとても石材を運搬するなんて不可能な現場。

　しかし今回は、兵庫県と大阪府在住の

姉妹の方のご依頼による墓石建立で

17日には、大阪にお住いのお姉さん夫妻が

一周忌の法要と、墓石の開眼供養のため帰郷なさることになっていて

是非とも完成させなければならない作品だった。

今日完成した墓石

　墓石のカタチこそ小さいが

「地下埋葬型を」とおっしゃるお客様のご要望で、

設計に随分と悩んだが、

観音式扉を開けると約45ｃｍの深さで

御影石を使った地下埋葬型の設計 （ナイショ！） として

奥と両サイドには、従来通り骨棚も備え

全く新しい型式を設計し、施工にも成功した。

　17日（月）に大阪から帰郷されるお客さんに

自分が設計施工した作品を

あれこれと説明するのが、今から楽しみだ

　次は、年内に松島町・志柿町・松島町・大矢野町と

新規墓石建立が待っている。

超零細企業の我が石材店だけど

年内にこれだけの仕事があれば

とても忙しいし、有り難いことです。

　追記・・・・・今回の墓石建立は、上天草市姫戸町出身で兵庫県在住の赤藤（苗字使用承諾）さんという女性の方が、5月頃大阪弁で「生まれ育った郷里に先祖及び父親のお墓をつくりたいけれど、どこの石材店に頼んでいいか判らず、上天草市立総合病院に勤務する友人に三社の石材店を紹介してもらった」。というのが事の始まりで、一社目の石材店は、たまたま電話がつながらず、二社目の石材店が我が石屋で、三社目の石材店には電話もされなかったそうだ。我が石材店を含む三社を紹介して下さったご友人さんにはとても感謝しているし、一社目に電話がつながらなかったのも偶然で、我が石材店に電話をかけて下さった際、色々と会話もはずんだり、ひょんなことで共通して知っている知人がいたりして、奇遇の商談成立となった面が多々あった。しかし、お客さんと会話すればするほど建墓への想いがひしひしと伝わってきて、自分でも“どぎゃんかせねば！”と士気を奮い立たせて、お客様のご希望の設計から予算面でのご負担を軽減させるための努力をし、今回の作品が誕生した。商売の法則は「売って満足！買って満足！！」の基本法則を成立させなければならない。技術や内容を落とさず、作業工程を主として見積もりより安く仕上がった作品の請求書を今夜FAXで送信した自分は満足しているが、17日（月）の受け渡しで作品を視られるお客さんは満足して下さるのだろうか・・・きっと満足して下さるはず