我が家は禅宗で、町内にあるお寺の檀家信徒であるが
三年前から自分が地区の総代を受け、33人の総代の中では最年少。
昨夜は、その総代会の総会が開催され、大きな問題が議論された。
数年前まで500軒ほどの檀家があったが、今では345軒と減少し
護寺会費の収入源に合わせ、香典返しの金額も年々減少し
宗務庁へ納付する宗費、天草宗務所へ納付する地方宗費、
教区費などに、約¥640.000-を納付しなければならない他
火災保険に約¥560.000-の支払いをしているので
それだけでも約¥1.200.000-の避けられない出費があり
他にも支出は、約¥190.000-ほどあり、
毎年の支払い合計は¥1.390.000-
逆に、護寺会の収入は、今まで檀家一軒あたり¥3.000-の年会費で
¥3.000×345軒=¥1.035.000-となっていて
収入¥1.035.000-支出¥1.390.000=¥-355.000
単純計算しても護寺会費だけでは、マイナス決算となっているが
現在、護寺会の残高と香典返しや寄付金によって、かろうじて運営出来ている。
それに加え、御本山総持寺の耐震大改修が行われるそうで
何と、67億円の予算が計上され、
我が寺にも¥615.600-が割り当てられてきたそうである。
我が家の寺の本堂も雨漏りしていて
どのようにして改修工事をするか検討課題があるのに
本山からの強引な賦課金が要求されていて困っていて
最終的に、護寺会費を¥2.000-アップの¥5.000-とし
本堂の雨漏り修復の工事代金の積立や、本山の賦課金に充てることとなった。
そのことを、今日歩いて一軒〃〃の檀家信徒さん宅を訪問して
¥5.000-について詳しく説明しながら、護寺会費の徴収をして廻ったが
「少ない年金暮らしで、本当に厳しいよ」と、嘆きの声が多く聞かれた。
少子高齢・過疎化社会において、お寺も重大な問題と対峙していて
今後、上天草市の人口減に伴い、檀家数が減り続ければ
更なる護寺会費の値上げが考えられるが、
はたして、残された檀家は、それに従うのだろうか?
また、今後必然的にやってくる本堂の大規模な改修工事など
その資金繰りは、どうなるのだろう?
今の時代にあって、高額な寄付をする人も少ないはず。
児童・生徒の減少に伴い統廃合を余儀なくされている
小・中・高校のように、お寺の統廃合もあり得るんじゃないだろうか?
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