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日本の春といえば、桜・お花見ですが、欧米で春祭りといえば、イースター(復活祭)。 キリスト教でクリスマスと並んで大切なイースターは、神が十字架で処刑されて3日目に甦った喜びを祝うお祭りです。 イースター前夜には、イースターバニーが子どもたちのもとに卵を届けてくれます。赤や青、紫、緑、金などカラフルな色に染められ美しいペイントが施された卵は、イースターエッグと呼ばれます。この時期、うさぎたちは卵に色を塗ったりリボンをかけたりと、その準備に大忙しです。 さて、この卵を運ぶ使者、なぜうさぎの役目になったのでしょう? 英語の「イースター(Easter)」の語源は、ゲルマン神話の春の女神「Eoster」に由来します。 多産の象徴であるうさぎは、春・豊穣の女神の使者にぴったり。冬眠から醒めて野を跳ねまわる姿も、春を告げる使者を思わせます。 イースターのうさぎには諸説あり、春の女神が死んだ鳥を見つけてうさぎに変えてあげたという伝説から「卵からうさぎが産まれる」というイメージに結びついたともいわれています。 また、こんな説もあります。 昔ドイツで飢饉の翌年、イースターに例年のようなごちそうがつくれませんでした。あるものといえば卵だけ。困ったお母さんたちが相談した結果、「卵にきれいな色をつけてごちそうらしくしよう」そして「森の中にその卵を隠しておいて子どもたちに探させれば楽しいのでは?」ということになりました。森で卵を見つけた子どもたちは、ちょうど飛び出したうさぎを見て「うさぎが卵を生んだ」と大喜び。以来、うさぎはイースターバニー(イースターラビット)として、なくてはならない存在になったというものです。▼イースターについて詳しく知りたい方はコチラ『英語タウン:イースターのすべて』http://www.eigotown.com/culture/special/easter/index.shtml『湘南セントラルチャーチ:イースター』http://www31.ocn.ne.jp/~fellowship/easter.htm
2006年04月01日
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洛南の茶処として有名な宇治は、むかし「莵道(とどう)」と呼ばれていました。「莵」は、うさぎ。宇治はまさに、うさぎの聖地だったんですね。 この名の由来となったのが「莵道稚郎子(うじのわきいらつこ)」という人物。応神天皇の子で幼い頃から学問に秀で、父に望まれて皇太子になったものの、兄の仁徳天皇に皇位を譲って自ら命を絶ったといわれています。 その莵道稚郎子がこの地で道に迷ったとき、あらわれたのが一匹のうさぎ。後を追って歩く皇子を気遣うように振り返りながら跳ね進み、正しい道を教えてくれたという伝説があるそうです。 このうさぎは「見返り兎」と呼ばれ、宇治神社の神の使いとして、現在も神社の案内版に描かれています(写真)。▼境内には神さまのうさぎがいっぱい「うさぎの1000社まいり」TRIP17.宇治神社 http://www.bekkoame.ne.jp/~mitsuusagi/T17.html
2005年11月20日
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その名も「ラビットスクーター」。製造元は富士重工業(スバル)。 終戦直後に発売された日本初のスクーターだそうで、米軍落下傘部隊のスクーター『ポウエル』をサンプルとして造られたのだとか。当時爆発的なブームを巻き起こし、戦後の乗り物に大変革をもたらしましたが、昭和43年に「ラビットハイスーパー90」を発売したのを最後に姿を消したそうです。 その歴史をひもとけば、昭和天皇が「献上ラビット」を試乗したとか、石原慎太郎氏が若いころラビットで南米1万キロを横断したとか、輝かしいエピソードがごろごろ。知れば知るほど面白いスクーターなのです。 現在ではもう製造されていないのですが、今も愛好家がけっこうおられるようで。ネット検索をすれば、ラビットスクーターを愛でる個人ホームページやコミュニティも多数見つかりますよ。
2005年10月29日
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9月といえば仲秋の名月。月といえば、うさぎ。 昔から「月にはうさぎが住んでいる」といわれ、まんまるなお月さんの表面には、その影がぼんやり煙るように映っています。 では、あのうさぎはなぜ、いつから月に住んでいるのかご存じですか? これは『ジャータカ物語』という仏教寓話に出てくるお話です。 森のなかに、うさぎが友だちのサル、ヤマイヌ、カワウソと仲よく暮らしていました。 ある満月の前夜、うさぎは三匹の仲間に言いました。「貧しい人や修行僧が来たら、ぼくたちの食べものを分けてあげよう」 三匹は快く賛成しました。 翌日、貧しい老人がやってきて動物たちに食べ物を求めました。 動物たちは喜んで、自分の食べ物を全部差し出したのです。 サルは木の実を、ヤマイヌは肉を、カワウソは魚を。でも、うさぎの食べる草は人間の食事にはなりません。 うさぎは老人に火をおこすように頼み、焚き火のなかに飛び込んで、自らの体を供物として捧げたのです。 その瞬間、老人は輝かしい帝釈天(天の神)の姿に変わりました。神さまは物乞いの老人に身をやつし、うさぎの決心を確かめに来たのです。 そして、このうさぎの善行を世界中に、後の世まで知らせるため、うさぎを天の月に昇らせたのです。 それで今でも満月のたびに、月にうさぎの影があらわれ、私たちの心に慈悲の徳を説いてくれるようになったのだそうです。▼引用文献『ジャータカ物語(2)月のウサギ』 東本願寺出版部・渡辺愛子著※物語は一般にわかりやすいよう仏教用語を省いて紹介しています。※写真は秋の干菓子。ジャータカ物語とは直接関係ありません。
2005年09月10日
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7月になると、京の町も京都の人たちも、にわかに落ち着かなくなるんです。7月は京都にとって「お祭り」のやってくる特別な月。京都の人が「お祭り」といえば、梅雨明けと共にやってくる「祇園祭り」なんですね。 コンチキチンのお囃子と、町衆の財を集めた“動く美術館”といわれる山鉾の数々…。全国から観光客を集める「山鉾巡行」をテレビでご覧になった方も多いのではないでしょうか。 この山鉾のなかにも、「うさぎ」にまつわるものがあるんですよ。 四条室町西入の『月鉾』。 鉾頭(ほこがしら)に新月型(みかづき)をつけているので、この名で呼ばれています。 月の使者といえば「うさぎ」、ということでしょうか、この鉾の屋根には白うさぎの装飾が施されています(写真)。 月鉾のお囃子をする人たちの浴衣にもうさぎがデザインされていたり、鉾に載せた稚児人形も「於兎麿」(おとまろ)というそう。ここでは「うさぎ」がシンボルとして大切にされているんですね。*祇園祭りのことをもっと知りたい方はコチラ▼京都/祇園祭の案内(堤タクシー)http://www.kyotocity-taxi.com/yamaboko.htm▼『雅便り 平成十五年 祇園祭り(月鉾)』http://www.kyoto-net.com/miyabi/
2005年07月15日
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『THE BODY SHOP』1976年、イギリスでアニータ・ロデックという 女性が創業したボディケア専門店で、今や欧米・アジア7カ国に シェアを拡大。日本でも最近ではすっかりおなじみになりました。 このショップのギフトに、小さなウサギのぬいぐるみが添えられている理由をご存じですか? 化粧品やシャンプーの開発時に多くの大手メーカーが行う動物実験。THE BODY SHOPはこれに反対し、自社では動物実験を行わず、より信頼性の高いヒトの人工皮膚などを採用しているそうです。 ウサギは「動物実験反対」のシンボル。 ただ可愛いからじゃなかったんですね。 ちなみにこのウサギさんは単品でも買えますよ。 *THE BODY SHOP* http://www.the-body-shop.co.jp/top.html *動物実験反対* http://www.the-body-shop.co.jp/values/aat.html
2005年07月04日
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京都の岡崎神社の『子授けうさぎ像』。 昔、この神社の周辺一帯は野うさぎの生息地だったそうです。うさぎは氏神さまの使いと伝えられ、境内のいたるところに、うさぎの文様や彫刻が施されています。 黒御影石で造られたこの「子授けうさぎ像」は、水をかけてお腹をさすりながら祈願すると子宝に恵まれるそうですよ。*詳しくはコチラもご覧ください▼「うさぎの1000社まいり」岡崎神社http://www.bekkoame.ne.jp/~mitsuusagi/T1.html
2005年06月28日
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「ハージー」はドイツ語で「ウサちゃん」という意味。 「エスターハージー」は童話の主人公で、オーストリアの名門うさぎ貴族の王子さま。 都市生活と食の乱れから極端に体格が小型化してしまった一族の存亡をかけて、外国(ドイツ)へ「できるだけ体の大きなお嫁さん探し」の旅をするというお話です。 エスターハージーが旅したドイツは東西統合前のベルリン。メルヘンのかたちをとりながら、近代~現代の人間社会への鋭い風刺が折り込まれた寓話になっています。 そして、可愛いのに陰影に満ちて、どこかシニカルなミヒャエル・ゾーヴァの描く挿し絵も、この寓話の世界にぴったり。この本の挿し絵はポストカードにもなっているので、どこかでそれとは知らずエスターハージーを目にしている人も少なくないかもしれません。*『エスターハージー王子の冒険』 評論社 イレーネ・ディーシェ、ハンス・M・エンツェンスベルガー(共著) ミヒャエル・ゾーヴァ(絵) 那須田 淳・木本 栄(共訳)
2005年06月18日
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うさぎの家紋、まだまだあります。 今回は「後ろ向き」のうさぎたち。 ここまでくると、もうパッと見て「うさぎ」とわかる人は少ないでしょう。でもよくよく見ると、後ろを向いたうさぎが3匹並んでいるんですね。 画像左は「後ろ向き三つ兎(うしろむき みつうさぎ)」。 前回紹介した真向きの「三つ兎」をそのまま後ろから…というより、真上から見た構図に近いですね。耳が葉っぱ、おしりの部分が果実に似て、ますます「桃」に見えてきます。いや「蕪」にも見えます。京都の(千枚漬けにもなる)聖護院かぶらのようです。「真向き三つ兎」を知る人だけに「兎の後ろ姿」とわかる、ツウ~な家紋なのかもしれません。 画像右は「後ろ向き三つ並び兎(うしろむき みつならびうさぎ)」。 まるで「なめくじ」のようですが、長い耳と丸い背中は、やっぱりうさぎ。 これが家紋のデザインとして成立するのだろうか?という素朴な疑問がわいてきますが、遠目に見れば「かきつばた」や「あやめ」の花のようにも見えるところがお洒落な意匠だったのでしょうか。 「真向きも見てみたいなあ」と思うのですが、3匹並んだうさぎが正面向いている図では、ただのマンガになってしまうでしょうね。あえて「真向き」をつくらず、後ろ向きで控えめに表現するのが粋なのでしょう。 *家紋引用:「正しい家紋帳」古沢恒敏編 金園社
2005年06月09日
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昨今の和ブームとともに、「うさぎ紋」も巷でちらほら見かけるようになりました。 画像左は「真向き兎(まむきうさぎ)」。江戸時代の美術工芸品によく用いられて流行したそうですが、いま再び和雑貨や文具にデザインされて静かな人気を呼んでいます。うずくまるうさぎを真正面から描いた意匠で、ふくらんだ体にピンと尖った尾のシルエットがなんとなく桃に似ていますね。ぎょろりと目をむいた顔はあまり可愛いとは言えず「ダルマ」のようですが、前足をちょこんとそろえた姿勢は、まるでおじぎをしている福助のように見えます。眺めていると微笑ましく、なんとなくおめでたい感じがするのはそのためでしょうか。 この「真向き兎」を3つ並べた「三つ兎(みつうさぎ)」というのもあります(画像右)。こちらのほうはあまり見かけませんが、尾を中心に3匹のうさぎが花びらのように配置され、耳で三角形を描くなど、よりデザイン化され、計算された意匠になっています。 *家紋引用:「正しい家紋帳」古沢恒敏編 金園社
2005年06月06日
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家紋は1000年余り昔から脈々と伝えられてきた「家」の マーク。平安時代、公家が牛車や衣服などに自分の目印と して好みの文様をつけたのがはじまりといわれています。 その後、武家から一般庶民にも家紋の使用が広まり、江 戸時代には世界に類を見ないほど多くの優れたデザインが 生み出されました。 あのルイ・ヴィトンの人気シリーズ「モノグラム」も、 日本の家紋がモチーフにされているというのは有名なお話。 さて、そんな日本の家紋には「兎」を象ったものが複数 あります。まず今回ご紹介する「向かい兎」。資料によっ ては「対い兎」とされているものもありますが、読み方は 同じ「むかいうさぎ」です。 むかいあった2匹のうさぎがキスしているようにも見え る、かわいい構図。ちょっとヘタウマ感覚の手描きタッチ がなんともイイ味を出しています。*家紋引用:「正しい家紋帳」古沢恒敏編 金園社*参考文献:「見る知る楽しむ『家紋』の事典」真藤建志郎 日本実業出版http://books.rakuten.co.jp/afa8/NS/CSfLastGenGoodsPage_001.jsp?GOODS_NO=196219&rbx=X
2005年06月01日
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お気づきでしょうか? 「うさぎの穴」のマークも、この「向かい兎」をデザインのベースにしています。キスのかわりに2匹で1つのハートを支えるように持たせているんです。 うさぎの色が「白と黒」なのは? 異質・対立性を持つ2者がひとつのハートを共有する…それってハッピーなことだと思いませんか。 うさ穴マークは、そんな人と人の交流、共生=ハッピーのシンボルなんです。
2005年06月01日
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