まるまるうさぎ

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◎ 絣の糊の話



先日、絣の着物をお仕立てに出したときの話です。
絣の反物には、ばりばりに糊がつけられていました。
わたしの見たところ、木綿の反物の場合、硬く糊付けされていることが
けっこう多いみたいです。
とくに、絣の場合、反物に限らず、オークションで落とした古いんだけど
まったく袖を通した形跡のないもの、などは、糊を落とさずに縫われている
場合も多いみたいです。
当然、着物はまるで裃のごとく、ばりばりです。
着心地悪いというより、紙の着物を着ているみたいで、着られません;;;
一回、そういう絣を洗濯したんですが、水洗いじゃ糊は落ちません。
意地になって洗濯機で何度もまわして、10回洗って、やっと着られるぐらい?
古い着物なんて、そんな洗い方をしたら、縫い目がダメになりそうです。
で、湯のし屋さんにお聞きしたら、糊は専用の薬品で落とすんだそうです。
ただ、反物はいいけど、すでに仕立上がってる着物の場合、
仕立屋さんが、木綿糸じゃなくて絹糸の方が縫いやすいので、絹糸を使っていると
糸だけが縮むらしいんです。
木綿生地自体は縮まないそうです。
じゃあ、一枚洗って縮んだのは、あれは絹糸で縫ってあったのかな???



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