なぎさのゆるゆるサポート
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タリウム事件について新たに書いてみました。稚拙な文章ですがみなさんはどう思われましたか?忌憚のない書き込みをお願いします。昨年10月静岡県伊豆の国市に住む16歳の女子高校生が母親に劇物のタリウムを摂取させ殺人未遂の罪で逮捕されました。少女は母親の中毒症状が悪化していく様子をブログで公開していました。「グレアム・ヤング」という14歳で継母を毒殺しその後、友人や職場の同僚などを相次いで毒殺したイギリス人を尊敬していると中学の卒業文集に書いています。少女は事件発覚後の精神鑑定によって発達障害(アスペルガー障害)の診断を受けました。そしてその後の5回の少年審判によって医療少年院送致の保護処分が決定しました。少女は成績がよく、特に科学の分野では高校の教諭も舌を巻くほどの知識を持っていたそうです。小中学校時代にはいじめにあっていたということ、ブログにも友達が少ないなどと書いていました。処分の決定した5月に掲載された記事では「障害と犯罪を直結させるのは危険」とう専門家のコメントを載せながらも一方で「アスペルガー障害 他人と共感できず」という断定的な書き方の小見出しをつけ、読む人が障害について偏見を持ちかねない記事であるとブログなどに書かれている方を多数見うけました。また<いじめを受けていた少女のサポートを家族はしていたのか>という知識人のコメントを掲載したことについても、まさに発達障害者に対する対応の難しさを理解していないもので、紙面に特筆すべきではなかったのではと憤りや疑問を感じました。発達障害児を持つ親である私自身が障害の理解のない人に非難されたかのような不快感を感じました。今回の記事の見出しは「娘よ 社会に役立つ人に」「障害への正しい理解願う」「高機能広汎性発達障害 早期発見の体制づくりを」 など 父親へのインタビューを中心に、発達障害について地元支局記者、社会部記者によってまとめがされています。父親の気持ちはこのように書かれていました。 ブログを見つけたときの驚愕、苦しんでいる母親を見ながら平然としていた娘への憤り、憎悪娘は矯正してくことができるのだろうかという不安医療少年院から戻ってきて娘と一緒に住むことへの怖さ父親なのだから理解してあげたい、腹をくくって頑張りたいという愛情、決意障害についてもっと早く気づいていたらという後悔、早期発見、自立支援のシステムを強く望む気持ち家族内で起こったこの事件の悲惨さだけでなく、発達障害についても世間に理解が深まったのではないかと思います。こうして辛い気持ちを社会に吐露した父親の想いが無駄にならないよう、発達障害についての正しい理解が広がり、発達障害者が住みやすい社会となるよう祈ってしまいます。発達障害者支援法についても取り上げられていました。・取り組みは緒に就いたばかり・公立の小中学校では9割が校内委員会を設けるなど体制作りが進んでいるが、教員の知識はまだらで内実が伴うのはこれから・こども家庭相談センター内に発達障害に対応する総合支援部、診療所「あいら」を開設し、相談と診療の拠点とした高機能広汎性発達障害ついては<コミュニケーションが苦手で、独特のこだわり行動がある自閉症と同じ特徴を持つが、知的障害や言葉の遅れがないため障害が気づかれにくく、孤立しがち>と説明されています。高機能広汎性発達障害=アスペルガー障害ではないので、「言葉の遅れがない」は間違いだと思いますがほぼこれで説明がつくと思われます。「あいら」のクリニック長 中山浩医師からは<結果を見通す力の未熟さから興味本位で行った行動が時に誤解を受けることがある、理解されにくい奇妙な行動から反社会的行動と障害を直結されやすいが、障害を持つ人が加害者になるケースは一般の人より低い。むしろ被害者になるケースがほとんど>というコメントが寄せられています。前の日記にも書きましたが、記者の記事にも<決して障害が反社会的行動を引き起こすのではない。発見が遅れ、理解されないまま軋轢やストレスが積み重なる二次障害こそ防ぐべき課題>と書かれています。発達障害者=犯罪者という誤解を招かないよう伝えられています。また、<この事件をきっかけに障害に対する正しい理解が広がり、自立支援策などが確立されることを望む>と記者から世論に訴えかけています。これまでの新聞記事は記者の勉強不足が否めなかったように思いますが、今回の記事では理解を深められ、発達障害に関わる人たちの気持ちが推し量られているいい記事だったと思いました。私はこの記事の掲載を発達障害児を持つ親の立場からありがたく思いました。みなさんはどう思われましたか?もっと辛く評価した方がよかったのかしら・・?
June 18, 2006
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