うずらの卵

2008.11.24
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カテゴリ: 登山記録
11月22日に鈴鹿の竜ヶ岳へ登ってきました。

9月のゲリラ豪雨で多大な被害を受けた鈴鹿山域一帯。
せっかく連休なので、縦走を計画していたけど、とにかく情報量が少ない。
考えあぐねた末、比較的やさしそうな竜ヶ岳へ登ってみることにしました。

ここで言うやさしいと言うのは、道が歩きやすいとかではなく、
赤印が多くついてて迷わずにすむという意味だとあとでわかりました。
今回初心者向けと言われるコースを取りましたが、初心者にはヘビィな道という印象でした。

宇賀渓谷駐車場、9;00出発。
ホタガ谷(裏道)登山口、9:15。


ryugadake-01.jpg
ホタガ谷(裏道)登山口。


「丸木橋が2ヶ所流されていて、普通の登山道じゃなくなっていて危険ですよ。
それでも行くなら・・・無事を祈ってます。」
みたいなことが書かれていました(^^;

というか、、、普通の登山道だと思われる部分、濡れた丸木橋って危険じゃない?
それに道が細い。
落ち葉に隠れた石なんぞにつまづいてこけたらアウトなトラバースが延々と続く。

ようやく沢へ到着。早速、崩れてた。。。

ryugadake-02.jpg
えっと、どこを歩くのかな?


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倒木や土砂がところどころとうせんぼ。
けど、沢の流れはきれい!


ryugadake-04.jpg
丸木橋は、濡れて滑るので慎重にわたる。


ryugadake-05.jpg
1番の難所。登山道がなくなってる。
かなりやばかった。沢へ下りて通過する方が安全だったかも。

思っていた以上に、登山道が荒れていた。
やばいな~と思ったのは先述の1ヶ所だけだが、
通過に時間もかかり、緊張の連続で結構疲れた。

ryugadake-06.jpg
やっと沢が終りほっとする。


ryugadake-07.jpg
気持ちのいい笹原を歩き稜線へ向う。

足下は雪融けの土がドロドロ状態。


ryugadake-08.jpg
竜ヶ岳が見えた!めっちゃきれいな山!


ryugadake-09.jpg
稜線歩きはやっぱり最高!


ryugadake-10.jpg
山頂です!怪しい雲が。。。(ーー;)

山頂、11:50到着。
晴れていた空が、突然曇ってきた。
ここでランチの予定だったけど、風が強く寒い。
ガスで展望もなくなってきたので林の中まで下りて休憩することにした。

少し下りて笹原を抜けると、なかなかいい雰囲気の林の中へ。

本当だったら、ここでぜんざいが登場するのだけど、、、
尾根の後の沢沿いの道を考えると、、、ちょっぴり心配で早く下山することにした。

木につかまりながらの激下りが沢まで続く。
なかなかこっちもヘビィや~!!(笑)

ryugadake-11.jpg
やっとこさ、沢が見えてきた。


ryugadake-12.jpg
度々出てくる堰堤越え。
この足場を上から見たときは、あまりの高さに笑えてしまった。

やはり、こちらの沢も、想像どおり荒れていた。
赤印がめいっぱいついているので、行き先は迷うことがない。
ただし、道がなくなってる箇所が多い。
土砂の上に踏み跡がたくさんあるが、いつ崩れるかわからない。やばそう。

以前、六甲の岩場でつかんだ岩がごそっと抜けて下に落ちてしまった。
その落ちた岩の塊が、周りの石をどんどん巻き込んで、軽い土砂崩れを起こした経験がある。
たまたま後続者がいなかったのが幸いだった。

そんな出来事を思いだし、沢の飛び石の上を歩くことにした。
運が悪くても、足が濡れる程度だ。

ryugadake-13.jpg
沢の崩落の状態


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大規模な土砂崩れ現場。

崩落している箇所は多いけど、ルートをうまく取れば、
ホタガ道よりは安全に歩ける場所が多かった。
岩場あり、堰堤越えなど、ヘビィながらも変化があって面白い道だった。

けど、もうお腹いっぱい!(笑)
ヨコ谷出合に出る前に、山腹のきれいな道で駐車場へ戻ることにした。
見事な滝が連続する道は、またの機会に。

ryugadake-15.jpg
途中の五階滝。いい滝!マニアにはたまらんと思う。


ryugadake-16.jpg
周回して、元の登山口へ15:00到着。

途中の水場で、ドロドロになった登山靴を洗い、駐車場へ。
駐車場で、山頂でお会いした登山者がいたので話をする。
石榑(いしぐれ)峠から、砂山を通過して下山したとのこと。
道はまったく荒れてなかったそうだ。

阿下喜温泉 「あじさいの里」 で温泉につかって帰路へ。
この温泉、穴場かも!
往路は、新名神を使ったが、高速代をケチって名阪で帰ることにする。
安くついたけど、事故の渋滞でものすごーく時間がかかってしまった。




荒れ果てた中に見つけた美しい澄んだ沢の流れ。
姿は変わろうが、自然は静かに息づいていた。
それが自然本来の姿なのかもしれない。
暗い空に浮かぶ山のシルエットを眺めながら、、、
山を想う。





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Last updated  2008.11.25 00:48:27
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