「砂の器」名作ですよね。映画はずいぶん前にテレビでみました。サスペンスとしてももちろん素晴らしく、でもそれよりも人間の底知れない哀しみがあふれる作品で、心揺さぶられ、泣いてしまいました…。

中居くん主演のテレビドラマ版もみました。設定は現代に置き換えてでしたので、例の病気の差別や偏見などテーマは大量殺人に変わっていましたが、父と子のどうしても断ち切れない思いや、主人公の苦悩に、号泣してしまいました。

wakabaさんの日記を拝見して、そのことを思い出し、ファントムの哀しみを重ねることで、胸が苦しく…一人になると泣いてしまいそうなそんな夜です…。

(February 27, 2006 10:26:34 PM)

タイムライン

タイムライン

February 26, 2006
XML
カテゴリ: オペラ座の怪人
春の嵐を思わせる、雨風の中、MOVIX橿原の 「砂の器」デジタルリマスター版

もうすっかり休日の映画鑑賞は橿原になっております。
4人が、車で行くと交通費も気にならず、何より混雑した繁華街は平日でうんざりしている面々ですから。(笑)

我が夫、ことのほかこのシネコンがお気に入り。
まずロビーが広々と人も多くないことで、閉塞感が嫌いな夫には、待ち時間も苦にならないようで、この映画館なら月に一度くらい付き合っても良いなと言っておりました。
それに映画館に車で乗り付けるなんて・・・とても贅沢な気分です。(笑)

さて、「砂の器」は封切りの時に観たきりでしたので、ひょっとしたら30年くらい前でしょうか。
出演者はみなさん、とてもお若いのに、古めかしさを感じませんでした。



厳しく哀しい生い立ちから、一生懸命這い出そうと努力を重ね、やっと光の中を歩み始めたのに、それは「砂の器」に満たした水だったのか・・・

日本海の荒々しく広い海、花咲き乱れる里山や、大らかな田園風景などの美しい画面と、犯人の人生が次第に明らかになるほどに印象を強める音楽の効果が、物語が淡々と進むがゆえに、いっそう胸に迫ってきます。
そして、青年役の加藤剛が、若くてとてもきれいで、善良な人らしくて、それがなおさら、犯行に及ぶ運命を切なくしています。

引き離されはしたけれど、青年には愛する父親、たとえその父親のせいで放浪を強いられたとしても、彼を愛し彼も愛した肉親がいたことが救いです。
そしてファントムには・・・

しかし、クリスティーヌから愛を得たことで、鏡を割り仮面を外して、自ら光の中に出ることが出来たファントム。
「砂の器」の青年は、結局、鏡を割ることがないまま、覆いを被せてしまったのですね。
多分、自分の鏡に覆いをかけて忘れてしまっている人は沢山いるのだと思います。
だからこそ、ファントムが心から血を流しながらも、光の中にその一歩を踏み出す姿に、これほど感動し捕らわれるのかもしれません。






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  February 27, 2006 12:13:08 PM
コメント(6) | コメントを書く


■コメント

お名前
タイトル
メッセージ
画像認証
上の画像で表示されている数字を入力して下さい。


利用規約 に同意してコメントを
※コメントに関するよくある質問は、 こちら をご確認ください。


こんにちは  
ayakawa777  さん
「砂の器のごとき 命果てるまで」、映画を未見のままに、バーンズの「A Red, Red Rose」を訳したときにこの言葉を使っておりました。ファントムにもジェリーにも重なるような気がして。ジェリーのバーンズも、まだかしら? (February 27, 2006 02:24:43 PM)

全く仰せの通り  
knonok さん
う~ん。私も鏡割らなくっちゃ・・ね。昨夜wowowでファントムに逢いました。DVDだと、一時停止や停止が出来るのでなんとなく雑に見てしまいます。が、TV放映はそのとき限り。見入ってしまいます。”限り”は必要ね。wowowはDVDからでしたよ。「BEHIND THE MASK」も然り。3/21、3/30に再放送があります。「BEHIND~」は3/21のみです。 (February 27, 2006 03:43:07 PM)

Re:こんにちは(02/26)  
wakaba21  さん
ayakawa777さん

こんばんわ。
バーンズ、しばらく忘れておりましたが、
そういえば、今年こそクランクインして欲しいですね。


>バーンズの「A Red, Red Rose」を訳したときに

私も随分関連書籍を買って、そのままになっているものが沢山。
「ロバート・バーンズ詩集」もその一つにあったのを思い出しました。(笑) (February 27, 2006 07:53:26 PM)

Re:全く仰せの通り(02/26)  
wakaba21  さん
knonokさん

こんばんわ!
>う~ん。私も鏡割らなくっちゃ・・ね。

ほんの数年前までは、人生がこれほど手ごわいとは
考えもしませんでした。
結局、歳を重ねるほど、鏡を割る体力が欠けてくるのですよね。(哀)

>が、TV放映はそのとき限り。見入ってしまいます。”限り”は必要ね。

ほんとにそう思います。
映画館もそう!
無限に何でも有の状態は、結局魅力に欠けてしまいますよね。
限りがあるから物事は美しいのですね。

再放送の情報ありがとうございました♪
「BEHIND THE MASK」まで放映とは、ほんとに魅力のある証拠ですね。 (February 27, 2006 07:58:17 PM)

これもまた切なくて哀しい物語…  
cherry さん

Re:これもまた切なくて哀しい物語…(02/26)  
wakaba21  さん
cherryさん

私は最初原作で出会ったのですが、それでもボロボロに泣いて読み終えました。
最近、東野圭吾の「白夜行」を読んで、同様の切なさに涙を流しました。
こういう作品は、単に推理小説・サスペンスでは括れないですね。
まさに人間ドラマ、社会ドラマ。

>wakabaさんの日記を拝見して、そのことを思い出し、ファントムの哀しみを重ねることで、胸が苦しく…一人になると泣いてしまいそうなそんな夜です…。

ファントムが、実は人間の深いところで共通する普遍的なものをテーマとしているからなのでしょうね。
ファントムを思い浮かべる映画の多いことに驚いています。 (February 28, 2006 09:29:25 AM)

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

Keyword Search

▼キーワード検索

Archives

June , 2026
May , 2026
April , 2026
March , 2026
February , 2026

Comments

yagi@ ありがとうございました! なにをどう言えば良いのか、言葉がうまく…
lunajoon @ 感謝でいっぱいです! ジェリーの話題をたくさんいただきました…
Jem211 @ from Jem with Love and Kiss!! お体くれぐれも大切に、そして航海の無事…
k-nosuke@ ありがとうございました wakabaさん、wakabaさんのブログで大好き…
ノヴ@ いくら感謝してもしつくせない wakabaさん、本当にこちらにお邪魔して幸…
keisann@ 感謝しております 長い間更新がありませんでしたので、「何…
マコ8896 @ 新年のご挨拶を申し上げます いろいろな時がありますよね お体を大切…
wakaba21 @ masarin.さん とても長らくお返事せずにいて、ほんとに…
masarin.@ Re:くらもちワールドそのもの「天然コケッコー」(08/22) wakaba21さん、お久しぶりです。 以前に…
wakaba21 @ Re:珍しく邦画を2作品。(08/09) よったろうさん こんにちわ。暑い毎日…
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: