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特攻基地 知覧 (角川新書) [ 高木 俊朗 ]価格:1,430円(税込、送料無料) (2025/11/27時点) 楽天で購入 南洋に面した知覧で、特攻隊員たちは何を想い飛び立ったのか? 俗説が氾濫する「特攻」の、知られざる証言を掬いあげる戦争ノンフィクションの金字塔。当時の取材写真と新規解説を増補し新書化。 証言者は少なくなり、俗説が氾濫する特攻作戦。その出撃の現場を陸軍報道班員として目撃し、戦後は元隊員、家族、同胞たちの声を記録した戦争ノンフィクションの白眉、待望の新版。頻発する故障と事故、生還者に強いられた無謀な出撃、将官たちの無責任、女性たちが生きた過酷な占領期…声なき声を拾い、知られざる内幕を照らす。当時の取材写真を増補、入江徳郎氏の解説も再録。 本書は、戦時中に知覧で報道記者だった著者が、丹念に戦後残された特攻隊員や親族、知覧で特攻を見送った人々の声を集めた一冊。特攻隊員のみならず、彼等やその家族、また宿泊施設の人々や奉仕隊の女学生等、特攻基地・知覧に関わった方々の、戦後しばらく語られるコトのなかった真実が綴られており、隊員とご遺族に配慮しながらも、様々な視点で、かつその事実と共にその責任問題まで美化されることなく描かれています。【満足度】 ★★★★
November 27, 2025
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どうせ世界は終わるけど [ 結城 真一郎 ]価格:1,870円(税込、送料無料) (2025/11/26時点) 楽天で購入 小惑星衝突! ただし100年後に…。日常が変わらず続く中、悲観や厭世が蔓延っていく。未来なき世界で希望を編む人々の物語。『STORY BOX』掲載に書き下ろしを加え書籍化。 100年後に小惑星衝突!世界を駆け巡った衝撃ニュースだが、「終末」を意識させるには猶予が長すぎた。日常は変わらず続く一方、将来への悲観や厭世は足元に迫っていた。―これを機に、人類は捨てたりしないのかな。…なにを?…種の存続っていう根源的な本能を。人々のささやかな勇気が少しずつ重なり合い、世界に希望をともしていく奇跡の連作短編集。 本書は、100年後に直径22キロの小惑星が地球に落下し、世界が滅亡してしまうという状況での約30年を連作で綴った短編集。この状況の中、日々の生活を営んでいく市井の人々が描かれていますが、大人と子どもの受け止め方も違い、それぞれのエピソードが上手く物語になっています。【満足度】 ★★★★
November 26, 2025
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今日は先月買い替えた車の無料の1ヶ月点検をしに、カーディーラーに行ってきましたが、カーディーラーも昨日から初売りが始まり、来店客に福袋を無料進呈しており、その福袋を貰ってきました。中身はこちら実用的なものばかりで、こういう福袋が貰えるのは嬉しいところです。点検の間にセールスの担当者と色々と話をしましたが、この初売りでの無料の福袋だけを貰いに来るという人も多く、常連客だけでなく、フリーの人でも福袋だけ貰いに来る人も多いのだとか。この時期はカーディーラーに行ったことがないので、福袋をカーディーラーから貰うのも初めてでしたが、こうした実用的なものなら来年も欲しいところで、担当者は「遠慮なく来年の初売り時にも福袋だけ貰いに来て下さい」と言ってくれましたから、新年の挨拶も兼ねて、来年も福袋を貰いに行こうかな。。。その担当者に「今年の初売りで新車何台売れたの?」と聞いたところ、昨日と今日で3台は出たとのことですが、例年だと10台以上は初売りで売れているので、今年の初売りとしての売れ行きは非常に悪いのだとか。北海道の景気も悪いままですし、ましてガソリン代の高騰や生活負担も年々大きくなってきているだけに、景気良く初売りでポンと車を買い換えるという人は少ないのでしょうね。
January 6, 2008
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創作のミライ 「初音ミク」が北海道から生まれたわけ (単行本) [ 伊藤博之 ]価格:1,980円(税込、送料無料) (2025/11/21時点) 楽天で購入 札幌のベンチャーが起こした音楽業界の革命。「新プロジェクトX」で大反響!「初音ミク」生みの親の哲学と原点。 日本発の音楽文化として、世界で人気の「初音ミク」。このバーチャルなキャラクターを核に、音楽・イラスト・動画などが呼応し合うボカロ文化が2007年に産声を上げた。このブームに火を付けた企業が、クリプトン・フューチャー・メディアである。創業者の伊藤氏は企画開発のみならず、「創作の連鎖」を促すルールと仕組みを整えた。なぜ、それができたのか? そこにはUGC(ユーザー生成コンテンツ)文化の出現をいちはやく予見したA・トフラーとの出会いがあった……本書は伊藤氏の歩みをたどりながら、「ツクルを創る」「収穫モデル」「メタクリエイター」等々の経営哲学を紹介。「ボカロ文化って何?」という読者でも、創作の根源的な意味を考えたり、AI時代を展望したりするヒント満載の一冊。 本書は、バーチャルシンガーソフトウェア「初音ミク」を開発したクリプトン・フューチャー・メディアの創業者で代表取締役である著者が、北海道の田舎町で生まれ育ち、一度は公務員として就職するも、どのようにして30歳で起業するに至ったのか。音の商社として設立された同社が、なぜ「初音ミク」を企画開発することになったのか。どのような考えで「初音ミク」の二次創作を認め、推奨することを決めたのか…など、「初音ミク」やヒトが創作するミライについてまとめられた一冊です。【満足度】 ★★★★
November 21, 2025
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熟柿 [ 佐藤 正午 ]価格:2,035円(税込、送料無料) (2025/11/15時点) 楽天で購入 これがわたしの息子だ。わたしがこの子を産んだのだ。激しい雨の降る夜、眠る夫を乗せた車で老婆を撥ねたかおりは轢き逃げの罪に問われ、服役中に息子を出産する。出所後、息子に会いたいあまり園児連れ去り事件を起こした彼女は息子との接見を禁じられ、追われるように西へ西へと各地を流れてゆく。 息子の顔見たさに何かひとつ事を起こせばそのたびにパトカーがやってくる。わたしはこれまで三回パトカーに乗った。そのことが繰り返される。それがわたしの人生になる。わたしはパトカーに乗り慣れた老人になどなりたくないし、そんな母親の姿を息子に見せたくもなかった。そんな母親が自分の産みの母親だと知られるべきではなかった。人生を踏み外した女性の静かな決意。『鳩の撃退法』(山田風太郎賞受賞)、『月の満ち欠け』(直木賞受賞)著者による最新長編小説。 本書は、第20回中央公論文芸賞受賞作で、妊娠中にひき逃げ事件を起こし、人生を踏み外した女性の静かな決意と再生の物語。一瞬の判断ミスからひき逃げ事件を起こし、息子と生き別れ、離婚。その息子に会いたい一心で辛酸を舐めながらも日本国内を転々としながら生きる主人公の17年が淡々と描かれますが、「熟柿」というタイトルが秀逸で、獄中で出産した息子と生き別れての息詰まるような人生も、終盤の息子との再開シーンは緊張感とともに、微妙な心の揺れに胸が熱くなりました。【満足度】 ★★★★☆
November 15, 2025
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妻はりんごを食べない [ 瀧羽 麻子 ]価格:1,980円(税込、送料無料) (2025/11/25時点) 楽天で購入 ある日、暁夫の妻が実家に行ったきり戻ってこなくなった。縁のある場所を探るが、彼女は気配だけを残し、姿は見せず…。大切な人の過去を追い、禁断の扉を開け、愛の在り方を問う物語。『小説幻冬』掲載に加筆・修正。 40代に入った小川暁生は、妻と二人の生活を気に入っている。ところがある日、妻が京都の実家に行ったきり、戻ってこない。彼女に縁のある場所を探る暁生だったが、どこへ行っても、彼女は気配だけ残し、姿はない。見知らぬこの地で妻は何をし、どんな顔を見せていたのか?遠く離れた土地と土地を結ぶ“線”には、どんな秘密があるのか?そもそも彼女は無事なのか?大切な人の過去を追い、禁断の扉を開け、愛の在り方を問う物語。 本書は、突然居場所が分からなくなった妻を探し求めるミステリ要素があるロードノベル。夫婦間のすれ違いが物語となっていますが、作品としてはイマイチでした。【満足度】 ★★★
November 25, 2025
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全員タナカヒロカズ [ 田中 宏和 ]価格:1,870円(税込、送料無料) (2025/11/22時点) 楽天で購入 メンバーは6歳から82歳、同姓同名で世界に挑戦(ギネスチャレンジ)! その前に立ちはだかる海外の強者たち。爆笑&興奮のルポ。 同姓同名で世界(ギネス)に挑む! 七転び八起きで突っ走る爆笑&興奮のルポ。メンバーは5歳から82歳まで、年賀はがきや尋ね人広告などを通じて集い、頂点を目指す男たち(赤ちゃん含む)。だが、その行く手に米国のスター、セルビアの伏兵が待ち受ける!! デジタルの時代に「つながり」を問いかける小説よりも奇妙な珍道中、まさかの書籍化。おもしろ事情から驚愕の暗黒面まで、不要不急の知識もてんこ盛り。 本書は、同姓同名の繋がりが拡大していくさまをつづったルポルタージュ。前だけでつながる人々が、真剣にギネス記録を目指し、ついにはアメリカやセルビアなど、海外の「タナカヒロカズ」たちとの交流を作り出すまでに至る様子が実に面白く、世界の同姓同名事情やコミュニティ論など情報としても楽しかったです。【満足度】 ★★★★
November 22, 2025
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帰れない探偵 [ 柴崎 友香 ]価格:2,035円(税込、送料無料) (2025/11/13時点) 楽天で購入 「世界探偵委員会連盟」に所属する「わたし」は、ある日突然、探偵事務所兼自宅の部屋に帰れなくなった…。“帰れない探偵”が激動する世界を駆け巡る、全く新しい探偵小説。『群像』など掲載を加筆修正し単行本化。 「世界探偵委員会連盟」に所属する「わたし」は、ある日突然、探偵事務所兼自宅の部屋に帰れなくなった。急な坂ばかりの街、雨でも傘を差さない街、夜にならない夏の街、太陽と砂の街、雨季の始まりの暑い街、そして「あの街」の空港で……「帰れない探偵」が激動する世界を駆け巡る。 本書は、探偵が自分の事務所のありかがわからなくなってしまうという物語。家に帰れない、国に帰れない、現在なのか過去なのか未来なのか時間軸もわからない不思議な感覚の作品でしたが、淡々としすぎていてイマイチでした。【満足度】 ★★
November 13, 2025
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戦争の肖像 最後の証言 - 真珠湾、インパール、特攻、硫黄島、占守島…… - [ 早坂 隆 ]価格:1,980円(税込、送料無料) (2025/11/18時点) 楽天で購入 これまで数百名に及ぶ元兵士や戦争体験者を取材してきた著者。戦後80年のいま、“最後”と言っても過言ではない、新しい証言も掲載し、我らが失いつづけてきた、糧として頼るべき健全な自国史を取り戻す! 敗戦から80年が経つ“昭和100年”。先の大戦で戦った先人も、その多くが鬼籍に入っているが、ほんとうに「最後の生存者」が最後の証言を残してくれた……真珠湾、泰緬鉄道、特攻、インパール、レイテ沖海戦、硫黄島、占守島、満洲引き揚げ、ウクライナ抑留……そのとき、その場で彼らは何を見て、何を聞き、何を感じ、何をしたのか? 実体験者の証言は読む者の心の奥底を掴んで放さない。「そんなことがあったのか……」と、我々の戦争観、昭和観を根底から変える証言集。 本書は、去年から今年にかけて『正論』などに掲載されたエッセイをまとめたもので、掲載当時で百歳前後の「戦争体験者」(最後の生存者)の貴重な証言を交えながら、真珠湾攻撃、泰緬鉄道建設、特攻、インパール、レイテ沖海戦、硫黄島防衛、戦後の占守島、満洲引き揚げの悲劇、ウクライナ抑留などの戦場で、生きるか死ぬかの修羅場がどのようなものだったかを再現しています。戦争体験者の「最後の証言」に耳を傾けて紹介しながら、太平洋戦争の様々な局面を辿っています。【満足度】 ★★★★☆
November 18, 2025
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血と反抗 日本の移民社会ダークサイド [ 石井 光太 ]価格:1,980円(税込、送料無料) (2025/8/9時点) 楽天で購入 揺らぐアイデンティティ。貧困、虐待、差別。彼らはなぜ道を外れていくのか?外国人労働者2世たちの「裏の社会」を追った衝撃のルポ。 パキスタン、バングラディシュ、イラン、ブラジル、ペルー、コロンビア、中国、ベトナム、ネパール……1980年代以降、多くの外国人労働者を受け入れてきた日本。移民2世であるその子どもたちは、貧困・虐待・差別といった多種多様な困難に直面。過酷な世界で生き延びるために道を外れ、犯罪に手を染める者たちがいる。自らに流れる「血」のアイデンティティを求め、つきつけられた理不尽への異議申し立てをするかのように、移民2世たちが作り上げた、現代日本の「裏の社会(パラレルワールド)」。日本人には想像もつかない、その実態を克明に描き切った衝撃のルポ。 本書は、外国人労働者2世たちの裏社会を追ったルポルタージュ。日本に馴染めず、親の母国の文化や言葉もよくわからない。そうした狭間の子供たちが、いかに追い込まれていくかの実態や、社会的な孤立や差別、貧困などの問題が複雑に絡み合い、日本の現実問題を浮き彫りにしています。読み応えある骨太のルポで、著者らしい作品です。【満足度】 ★★★★☆
August 9, 2025
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農業ボランティア 災害列島をめぐる 人・組織の復旧記録 [ 齊藤 康則 ]価格:1,980円(税込、送料無料) (2025/8/11時点) 楽天で購入 2011年の東日本大震災以降、全国の被災地にて多岐にわたる「生業支援」を行ってきた「農業ボランティア」の実態に迫る。事例も紹介。 2011年の東日本大震災以降、激甚化する災害のもと展開されてきた「農業ボランティア」の実態に迫る、初の著書。「農業ボランティア」は「生業支援」を目的とし、農地・農業用施設の土砂の撤去、農地管理、販売支援など多岐にわたる。ただし、炊き出しなどの「生活支援」を行う「災害ボランティア」と違って制度的な裏づけがなく、取り組む主体もボランティア・NPO、農協、被災農家などさまざまである。こうした災害からの農業・農村の復旧・復興にいたる軌跡を、当事者たちへの聞き取りなどのフィールド調査から明らかにする。 本書は、東日本大震災以降、全国の被災地にて多岐にわたる「生業支援」を行ってきた「農業ボランティア」の実態に迫るノンフィクション。数多くの事例と共に、被災地の農業と農村の復旧・復興を問い直す内容で、災害ボランティアとの違いや、速やかに復旧・復興するには何が必要か?など、改めて災害対策を考えさせられる一冊です。【満足度】 ★★★★☆
August 11, 2025
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氾濫の家 [ 佐野 広実 ]価格:2,200円(税込、送料無料) (2025/8/12時点) 楽天で購入 郊外の住宅地に住む五十代の専業主婦、新井妙子。ある日、隣の家で殺人事件が起きる。被害者の隣人が著名な大学教授だったこと、一人息子がいたことを、妙子は事件を通じて初めて知る。平穏そうに見えた隣家で何が起きていたのか……事件はやがて、妙子自身の家庭の闇をあぶり出していく。 本書は、家父長制の愚かしさと現代社会の闇に切り込んだサスペンス。隣家で起こった殺人事件を発端に壊れていく家庭の姿が描かれる作品ですが、歪んだ登場人物ばかりで、破滅へと向かっていく展開はそれなりに良かったものの、現実味がなく、作品としてはイマイチでした。【満足度】 ★★☆
August 12, 2025
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ネコは(ほぼ)液体である ネコ研究最前線 [ 服部 円 ]価格:1,760円(税込、送料無料) (2025/10/25時点) 楽天で購入 イグ・ノーベル賞含む世界の意外な研究39本!「あるある」「そうだったの!?」かわいいだけじゃない、思わず話したくなるネコ研究大集合! イグ・ノーベル賞受賞「ネコは液体」、遺伝子レベルでマグロ好き、障害物をスタスタ避けられる理由……「あるある」や「そうだったの」とネコを見る目が変わる。かわいいだけじゃない、おもしろ研究を一挙に紹介! 本書は、武蔵野美術大学を卒業後ファッション誌などの編集者を経て、39歳の時にネコ研究の世界へと踏み入り、京都大学大学院在学中の43歳時に博士号を取得という面白い経歴を持つ著者による、ネコにまつわる研究のあれこれがつまった一冊。イグノーベル賞を受賞した「ネコは液体」研究や黒猫=怖いという「黒猫バイアス」、ネコは本当にマグロが好きなのか、などなど著者が自身の研究を進める上で出会った先人たちの論文をピックアップし研究の手法から紹介する他、巻末にはよりネコを知ることができるブックリストも載っています。【満足度】 ★★★★
October 25, 2025
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水族館飼育員のただならぬ裏側案内 [ なんかの菌 ]価格:1,650円(税込、送料無料) (2025/11/17時点) 楽天で購入 『水族館飼育員のキッカイな日常』の著者、なんかの菌氏が贈る!水族館を味わいつくす、水族館愛120%の4コマコミックエッセイ! 何もいないように見える水槽、餌やりをめぐる飼育員と生きものの攻防、海獣ライブのカッコいいサイン出し、建物の裏に見える極太の配管……。水族館の、ともすれば見過ごしてしまうようなところも、その裏側を知ったら足を止めずにはいられない!本書では、海水エリア、淡水エリア、海獣エリア、バックヤードと、実際の水族館を歩いていくように、思いもしないような見どころや裏側エピソードを紹介。気分はまるで水族館探検だ。一生懸命生きている生きものたちも、愛と情熱をほとばしらせ奮闘する飼育員や職員たちも、水族館を成立させる水槽や配管たちも、この本を読み終えたら、すべてが愛おしくてたまらなくなる。ようこそ、水槽の奥のディープな世界へ! 本書は、元水族館職員による水族館の裏側を紹介したコミックエッセイ。水族館の素朴な疑問がわかりやすく書かれていて、水族館の裏側が垣間見えて面白かったです。【満足度】 ★★★★
November 17, 2025
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一九八四+四〇 ウイグル潜行 [ 西谷 格 ]価格:2,420円(税込、送料無料) (2025/11/24時点) 楽天で購入 ホストや寿司職人といった中国でのバイト体験や、デモ下の香港ルポを発表してきた著者が次なる潜入先に選んだのは新疆ウイグル。少数民族が暮らす同地には、名著『一九八四年』を凌駕する監視体制が敷かれていた?? すべての行動が監視され、住民の疑心暗鬼に満ちたネオ監視国家。筆者はその最暗部にスマホ一つで乗り込んだ。イスラム教を信仰するウイグル人とのさりげない会話には緊張感がただよう。宗教に話を向けると、コーランはすべて燃やしたと声をひそめる。当局の”再教育”を受けた男たちは、現在は無気力に地べたに寝そべっていた。言語も文化も破壊し尽くされた地に希望の光を探すが、筆者にも当局の影は近づいていた……。ジョージ・オーウェルが『一九八四年』で予言した世界から40年。それを凌駕する不条理世界に迷い込んだ筆者による決死のルポルタージュ! 本書は、中国政府の統制が強まる新疆ウイグル自治区の迫真のルポルタージュ。中国当局がもっとも厳戒態勢を敷くウイグルの実情を滞在記としてまとめていますが、街には武装警察官があふれ、至る所に監視カメラが張りめぐらされており、身内すら信用できない監視社会の現状や、現地の人から強制収容所に関する話を何とか聞き出そうとする姿が印象的でした。【満足度】 ★★★★☆
November 24, 2025
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「死後生」を生きる 人生は死では終わらない [ 柳田 邦男 ]価格:1,760円(税込、送料無料) (2025/11/19時点) 楽天で購入 人は死によって肉体は失くなっても、その人の思いや愛や言葉や行為は、遺された者たちの心の中でずっと生き続ける…。「生と死」というテーマに、半世紀あまり取り組んできた柳田邦男の集大成。 人は死によって肉体は失くなっても、その人の思いや愛や言葉や行為は、遺された者たちの心の中でずっと生き続ける……。88歳のノンフィクション作家、柳田邦男さんは、そのことを「死後生」と名付けました。本書は、「生と死」というテーマに、半世紀あまり取り組んできた柳田さんの集大成的アンソロジーであり、逝く人、見送る人に贈る「希望」の一冊となっています。 本書は、より良い「死後生」のために、人生の残された時間をどう生きるべきかを読者に問いかけるエッセイ。半世紀以上にわたり「生と死」を追い続けてきた著者の集大成的アンソロジーでもあり、単なる人生論や死生観の書にとどまらず、彼自身の壮絶な家族体験、現場取材のリアルなエピソード、そして“死後生”という新たな希望の概念を提唱する一冊です。【満足度】 ★★★★
November 19, 2025
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