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2006年07月27日
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カテゴリ: 鬼ヨメの介護日記
          今回大阪へ帰ったのは

バスの隣人を観察するツアー   ではなく



      ダンナとワタシの 両親を見舞う こと




         だったのよ  忘れないでね





          すっかり忘れていたこのワタシ









義母の様子 は 


        正直言って あまり芳しくない。



ベッドから食堂・トイレへ行くだけ の生活



       食事の介助をしているワタシのことも

嫁とは理解しておらず

       (息子さえわからないから無理はないが)




          ワタシの手をとったかと思うと

        最初はパンパンと両手で挟んで 遊ぶ

爪を立ててワタシをつねる




             イテテテテ 



油断禁物 ドキドキハラハラ手遊び






                夕方

実家 に帰って

           ふたりだけで食事をした。




           義父がひとりになってからは

       飲まなくなってしまったというお酒を 


「今夜は飲みましょうよ」 とつき合った。





義母の行動 に家族が最初に不安を覚えたのが

           もう4年も前なのに、

       当時は医者から なんともない と診断されて

加齢のため なのだと安心していた。




          それが去年の暮れに転倒してから

 あっという間 にこうなってしまった。



       せめて4年前から認知症の傾向があると

      診断されていて、 進行を遅らせる薬

         きちんと飲ませられていたらと思うと






          そんなハナシになったとき





ふいに義父が涙を流した。





嗚咽をもらして泣き始めた。





           少しもらい泣きをしたが

          ここでワタシが泣き崩れては

     義父の 何かが壊れて しまいそうな気がして



       しっかりと姿勢を正して義父を見守った。






       少しして 落ち着きをとり戻した義父に

         気分を換えてもらうため

趣味の詩吟 のハナシを持ち出してみた。




 ところが






        義父の活動している詩吟教室では

        最近ちょっとした 揉め事 があり

       義父はなりゆきを案じているようだった。




        自分の詩吟教室での心労を話すうち

      また 義父の目から涙があふれだした。





         どうやら涙もろくなっているようだ。







元気づけるハズが逆効果





「たっ 大変ですよね~  」




とってつけたコトバ でなぐさめるしかなかった。








            話題がいけなかったのね。



何か楽しいハナシをしようっと 





                そうだ




          義父が 若かった頃 のハナシ。


警察官だった頃の自慢話 でも聞きだそう。




     義父は 関西で白バイが走り出した 頃、


それ にまたがって 要人護衛 をした

           数少ない警官のひとりだった。






当時の 総理大臣 の護衛



米国大統領 からの感謝状



         そして 昭和天皇の護衛 までも






 「スッゲー!」




 暴言吐きながら興奮





「お義父さん、すごいじゃないですか!」




           盛り上げるワタシに

       だんだん 上機嫌になる義父





          いいぞ お義父さん その調子。






まずは元気に笑わなくっちゃ






          それから先は なるようになるさ




 笑って 笑って







笑うが勝ちやで










「その頃や、あの事故に遭ったのは。」






           ハナシの流れはイッキに




     義父が 勤務中 事故に巻き込まれ


 瀕死の重傷を負った 昔に




      頭部に重傷を負い 意識が薄れていく中、

        義父は現場にかけつけたヒトに 真っ先に


「一般市民に被害はなかったか」


        聞いた後、意識不明になったそうだ。







 身内ながら  あっぱれな警察官









 あれ?







お義父さん?








         義父は当時の 自分 を思い出して


       またまた  大粒の涙を流した。










                17年間 




          この家の 長男の嫁 でいて









            よくわかっているようで






知らなかった義父の一面








お義父さん








 泣き上戸やったんかい





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最終更新日  2006年07月27日 23時34分17秒
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