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2007年10月03日
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カテゴリ: ケセラセラな日々


おまたせしました。前回の続きです。







それは まだ静岡県に入る前だった。







行楽帰りの乗客というより

出張帰りのサラリーマンが多く


おまけにキャンセルのきかない指定席なので


「こだま」 の車内は空席が目立った。










「乗車券を拝見できますか?」




車掌さんの声に

ふと 顔をあげると



さっきまで空席だった前の席に

いつのまにか

大柄なオトコのヒト が座っていた。





年齢は20代と思われる。


頭は丸刈り  柔道の猛者 といった感じ。







「なんだよ。見せなきゃなんねーのかよ!」






一瞬 車内の空気が ピリっと緊張





「こちらは指定席となっておりますので

念のため 重複していないかどうか

確認させていただいております。」





車掌さん 冷静に対応する。






「なんだ?それ。 うっせぇなぁ!」




と言いつつ しぶしぶチケットを見せるオトコ。






「あ。こちらは自由席のチケットですね。」


「空いてんだから いいじゃねえかっ!」







丸刈りから 湯気が立たんばかりに興奮する。






「自由席は あちらでございます。

恐れ入りますが 移動をお願いします。」





車掌さんは 丁寧な口調で

しかし 毅然とした態度で




「次の駅で停車してからで結構でございます。」




キチンとお辞儀をして立ち去ったが



目はあきらかに 


『あっち行け』 と言っていた。 








さあ どうする、  丸刈りオトコ










これは 満月なんか見てるバアイとちゃうぞ♪






後ろの席で興味シンシンな

無責任オンナ を乗せ

「こだま」 はいよいよ 次の駅に到着。






乗客の意識は一斉に


ワタシの前の席の動きに集中。







しかし というか やはり






丸刈り頭 はビクともしない。






まだ どかないつもりだ。







さてさて


あの車掌さんは どうするやろうか。








わくわーく どきどーき 







ほんでも 


いざというときは

巻き込まれないように注意しとこうっと。











そのとき















「1~2~3~4番! あった!あったわ大笑い


「ここねここね ○○さぁん!こっちよ~!」
大笑い





50~60代 にぎやかなオバサマ たちが

10人以上いっぺんに乗り込んできた。




どこぞのツアーの帰路らしい。






ドヤドヤとワタシの前の席までやってきて







「・・・・・・。」



丸刈リータ と  一瞬 目が合う。








「なんだよ! 文句あんのかよ!」









と凄むキッカケも 与える暇なく


ひとりの オバサマ


自分の荷物を 


マルガリータ の頭上の荷物棚に





ドーン!!






他のオバサマたちも



もうひとつ前の座席を回転させようと





ワッセワッセ









全員で マルガリータを 完全無視








やっとこさ 


「・・・・ココ?」


と自分から話しかけた マルガリータ



めんどくさそうに うなづくだけで

お土産の袋の整理に 大忙しの オバサマ たち。







彼は あきらめたように腰を上げた。








戦わずして 勝利









大男 がスゴスゴと退散するのを見て




「あらぁ。あのヒト座席まちがえたのねぇ。」

「知らな~い。ね、それより早く飲もう!」






どこまでも のん気な勝利者に 




乗客たちは 心の中で大喝采 星









しかし 



まだこのときワタシたちは







その直後から始まる




飲むわ食うわ喋るわ笑うわ大笑い




オバサマ たちの  大宴会 により







サスペンスドラマ なんかより 



ずっと 濃い2時間 を過ごすハメになろうとは




考えもしなかった。









マルガリータが居座ってたときの

静けさがなつかしかった










「ホントよ。体重が。ガハハハハハ!」という会話に思わずメモを取った。

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最終更新日  2007年10月03日 21時30分42秒
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