ふぁんとむのひとりごと

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2008.03.06
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カテゴリ: お金
日本の公的年金(国民年金・厚生年金)の運用は、『年金積立金管理運用独立行政法人(旧・年金資金運用基金)』が行っています。

この運用規模は、114兆円超(2007/3月現在)で、世界最大の年金基金なんだそうです。
(全米最大の年金基金カルパースの約4倍以上の資産規模)

この公的年金運用ファンドは、以下のように運営されてます。

・運用対象:(1)国内株式、(2)国内債券、(3)外国株式、(4)外国債券、(5)短期資産の5つ
・配分比率:(1)11%、(2)67%、(3)9%、(4)8%、(5)5%
・期待リターン:年利3.37%(想定インフレ率:1.1%)
・ボラティリティ(投資収益のブレ):±5.5%程度

元本保証信仰の強い日本人に合わせて(?)、とてもとても保守的なポートフォリオとなっています。


もし、ずっと期待リターン以下の運用成績しか残せなかったら?

(1)将来もらえる年金額が減額される
(2)掛け金を引き上げる、もしくは、税金で補填する

この2つの選択肢しかありません。
どちらにしても、しわ寄せは国民に来てしまう。

なので、非常に慎重で安定的な(ローリスクな)運用方針になるのは必然なのでしょう。


しかし、いくら慎重な運用でも、元本保証はないので、
一時的に損することも当然あり、それが『今』なのでは? と思います。
かといって、絶対に将来的に期待リターンを上回るか? とも言えません。

世の中に『絶対』はなく、将来はわかりません。

でも、約96%の確立で、-7.63%~14.37%の範囲に運用結果が収まるような設計がなされているのです。



率に換算すれば、-2.6%。
きわめて想定内の範囲で、大騒ぎするほどのものか? と思います。
(そりゃ、プラスのほうがいいに決まってますけど...)

なんでもいいから、年金のアラを探して流す、悪意すら感じます。


逆に国民は、一時的には『最大8兆円超のマイナスになる年もあるんだ』ということを認識しておく必要があるわけです。


何十年という長期運用期間の中では、いかに保守的な運用をしたとしても、

・マイナスの時もあるのはほぼ避けられないのだ、ということ
・損失~利益の想定内の範囲はどこまでなのか?
・平準化すると、年間あたり約4兆円の運用益を見込んでいる

を僕たちは認識しておく必要があると、僕は個人的に思うわけです。





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Last updated  2008.03.06 12:13:37
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