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カテゴリ: 市況
■エコノミストは短観で利益悪化を注視、景気先行きへ懸念広がる

<日銀短観>
・大企業製造業DI:+5
 (前期比悪化したものの、市場予想:+3は上回る)
 大企業非製造業や中小企業でも同様の結果となった。
 <利益見通しは円高不況の1987年以来の低水準に>

08年度の大企業全産業ベースの経常利益計画:前年比-7.0%
 (6月調査としては、日本経済が円高不況に揺れた1987年度の-8.6%以来の大幅マイナス)

・大企業製造業の仕入価格判断DI:+59
 (日本経済が第2次オイルショックの後遺症に苦しんだ1980年5月の+77以来の高水準)

・大企業製造業の08年度の輸出計画:+1.7%
 (03年度の-2.9%以来の低水準)

・大企業全産業の08年度の設備投資計画:前年比+2.4%




うーん、すべて悪い。
景気後退+インフレのダブルパンチが鮮明になってきた。

インフレ抑制のために利上げしたら、景気に響くし、景気良くしようとしても、日本には利下げ余地ないに等しく、もうお金ジャブジャブだし...

見てるだけか?
さて、どうするんだろ?



■エコノミストは短観で利益悪化を注視、景気先行きへ懸念広がる

 [東京 1日 ロイター] 1日に発表された6月日銀短観では、最も注目される企業の業況判断DIが市場の予想を上回ったため、市場では債券売り/株買いが先行した。しかし、民間エコノミストの間では、景気瀬戸際論・後退論など景気の先行きを懸念する見方が広がっている。

 今年度の利益・設備投資見通しなどに勢いが見られないためだ。このため原材料高で上がり始めた物価を横目にして、日銀は少なくとも年内は金融政策を維持するとの声が多数を占めている。

 <利益見通しは円高不況の1987年以来の低水準に>

 大企業製造業DIはプラス5となり、前期比悪化したものの、市場予想のプラス3を上回った。大企業非製造業や中小企業でも同様の結果となった。



 ニッセイ基礎研究所・主任研究員の斎藤太郎氏は今回の短観について「企業収益が非常に悪くなっていることが大きな特徴」と指摘する。08年度の大企業全産業ベースの経常利益計画は前年比マイナス7.0%と、6月調査としては、日本経済が円高不況に揺れた1987年度のマイナス8.6%以来となる大幅なマイナスを記録した。利益水準が低下すれば、設備投資の先行きが計画比で下振れする可能性が高まることになる。

 <交易条件の悪化進む>

 みずほ証券・チーフマーケットエコノミストの上野泰也氏は「交易条件の悪化から、企業収益が着実に圧迫されている姿が浮かび上がる」と指摘した。

 大企業製造業の仕入価格判断DIはプラス59と、日本経済が第2次オイルショックの後遺症に苦しんだ1980年5月のプラス77以来の高水準となった。

 原材料高騰分を製品価格に転嫁できないため、簡易に交易条件を表すと言われる、製造業の仕入価格判断DIから販売価格判断DIを差し引いた数字は、大企業ではマイナス49となり、昨年12月時点のマイナス42、今年3月時点のマイナス49から悪化した。中小企業ではさらに厳しく、6月はマイナス63にまで悪化している。



 大企業全産業の08年度の設備投資計画は前年比プラス2.4%となったが、6月短観としては02年度(マイナス6.7%)以来の低水準。今回の景気回復が02年2月から始まっている点や、GDPベースでみた02年度の設備投資がマイナス2.9%となったことを考慮すれば、要注意の数字と言えそうだ。

 <景気後退・物価上昇懸念、政策に手詰まり感>

 今回の短観に加え、内閣府の4月景気動向指数・CI一致指数でも、景気の後退局面入り懸念は強まっている。一方で、エネルギーや食品価格の上昇も目立ち、生鮮食品を除く全国コアCPIが、夏場にも日銀の「物価安定の理解」の上限である前年比2%を上回るのではないかとの見通しも聞かれるようになった。

 そうした中、エコノミストからは「日銀が金融政策面からできることは少なく、現状の様子見のスタンスを維持すること以外に選択肢はないものと考えられる」(カリヨン証券・チーフエコノミストの加藤進氏)、「08年度を通じて金融政策は現状維持とみる」(山崎氏)などの声が多く、年内は依然、政策の手詰まり感が強い状況が続きそうだ。






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Last updated  2008.07.01 20:11:00
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