りょうの戯れごと

りょうの戯れごと

Nov 15, 2005
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カテゴリ: 雑記・雑感
天に意思がある。

天が、この国の歴史の混乱を収拾するためにこの若者を地上にくだし、その使命がおわったとき惜しげもなく天へ召しかえした。
この夜、京の天は雨気が満ち、星がない。
しかし、時代は旋回している。若者はその歴史の扉をその手で押し、そして未来へ押しあけた。 (完)  司馬遼太郎 作 「竜馬がゆく」 より



今夜は雲は出てるけど、天気が良くって、月も星もきれいに輝いている明るい夜です
137年前の今宵は、天気も悪く、暗くて寒い夜だったのかなぁ


慶応三年十一月十五日
龍馬の命日です

奇しくもこの日は、龍馬の誕生日でもありました
今年は龍馬生誕170年だそうです

今日はどうしても抜けられない仕事があって、霊山護国神社であった龍馬祭に行けなかった (>_<)
今年は是非行ってみたいと思ってたんだけどね


坂本龍馬

何故、そうしたのかということは、よくわからないけれど、おそらく司馬さん独自の「竜馬」という若者像を作り上げたかったのではないだろうか?

表記としては、もちろん「龍馬」の方が正しいのであろうと思う
何故なら、龍馬自身、その書簡の中では、「龍馬」の文字を使った署名をしているし、あとは「直柔」や「才谷梅太郎」という署名をしているが、「竜馬」という文字を使ったものはなかったと思うからである


文春文庫版のあとがきに、こんなことが書いてある

あとがき一 より

坂本竜馬は維新史の奇跡、といわれる。(中略)
竜馬だけが、型破りである。
この型は、幕末維新に生きた幾千人の志士たちの中で、一人も類例をみない。日本史が竜馬を持ったことは、それ自体が奇跡であった。なぜなら、天がこの奇跡的人物を恵まなかったならば、歴史はあるいは変わっていたのではないか。(中略)
むろん、歴史とはそんなものではない。竜馬ひとりでやれるはずがないのだが、竜馬がいなかったら、事態の模様はちがったものになっていたろう。
その竜馬のもっているどの部分が、それをやったのか。
また、一人の人間の持っている魅力が、歴史にどのように参加してゆくものか。
さらに、そういう竜馬の人間像が、どのようにしてできあがってゆき、まわりのひとはそれをどのようにみたか。
そういうことに興味をもった。


あとがき二 より

筆者は、この人物を通して、幕末の青春像をかいている。坂本竜馬をえらんだのは、日本史が所有している「青春」のなかで、世界のどの民族の前に出しても十分に共感をよぶに足る青春は、坂本竜馬のそれしかない、という気持ちでかいている。
竜馬はふしぎな青年である。(中略)これほどひとに好かれた人物も少なかったが、暮夜ひそかにその手帳におそるべきことを書いている。
「悪人の霊魂を祈らばわれに智恵よくつくものなり。また釈迦、歴山王(アレキサンダー)、秀吉、始皇、而して泉の如く策略も亦生ず」
「薄情の道、不人情の道、わするることなかれ」
「義理などは夢にも思うことなかれ。身をしばらるるものなり」
「天下のもの、各々其の主ありて一銭を奪はば盗賊と称し、一人を殺せば人またわれを害す。かくて地震の霹れきするや数万の家を破壊し、洪水の溢るるや幾億の生れい(霊)を殺す。是れを天命といふて恐るるは何事ぞや、人倫はもとより小量にして大気なきが故なり。されば世界を鳴動せんと思う人こそは胸中に此の心なくんばあらず」(中略)
「衆人みな善をなさば我れ独り悪を為せ。天下のことみなしかり」
竜馬は稀有な愛嬌と善骨をおびてこの世にうまれてきた。ところがどうやら、あの大きな体で暮夜ひそかに悪人たろうと念じていたらしく、それを思うと微苦笑を禁じえなくなる。


あとがき 五 より

竜馬のおもしろさは、そのゆたかな計画性にあるといえるだろう。
幕末に登場する志士たちのほとんどは倒幕後の政体を、鮮明な像としてはもっていない。竜馬のみが鮮明であった。そういう頭脳らしい。(中略)
海の仕事をしようとする竜馬にとっては、ときに革命は片手間の仕事であった。(中略)
大政奉還実現後、革命政府の大官などにはならぬと明言し、
「役人はいやだ」
といった。西郷がおどろき、ではなにをするのだと重ねて問うと、
「世界の海援隊でもやる」
と竜馬は言い、西郷を唖然たらしめた。その親友の西郷でさえ、竜馬の志のありかがわからないように思われる。竜馬はなによりも海が好きであった。海の仕事がやれるためには統一国家をつくらねばならなかった。表現を面白くしていえば、この無位無官の青年は、自分の海好きの志望を遂げるために国家まで改変してしまったといえる。(中略)その革命が成就しえた以上、維新政府の参議などになるはずがない。(中略)
「自分は役人になるために幕府を倒したのではない」
と、このとき言い、陪席していた陸奥宗光が竜馬のあざやかなほどの無私さに内心手をうってよろこび、
「西郷が一枚も二枚の小さくみえた」とのちにいった。これも、観察者陸奥のその性格からくる勝手な解釈であろう。(中略)
もっともそれらの議論から離れても、竜馬の一言は維新風雲史上の白眉といえるであろう。単にその心境のさわやかさをいうのではない。筆者は、この一言をつねに念頭におきつつこの長い小説を書きすすめた。このあたりの消息が、竜馬が仕事をなしえた秘訣であったようにおもわれる。その点、西郷もかわらない。私心を去って自分をむなしくしておかなければ人は集まらない。人が集まることによって智恵と力が持ち寄られてくる。仕事をする人間というものの条件のひとつなのであろう。



竜さんの魅力と思われるようなところを抜き書きしました


そろそろ、今日(15日)の日付が変わろうとしています


明後日の17日に、墓参りに行って来るつもりです

今夜は、紀宮様のお祝いのこともありましたが、それよりも俺にとっては今夜は「竜さん」のための夜でした





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Last updated  Nov 16, 2005 12:04:00 AM
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Comments

り_ょ_う @ Re:生きるって…(11/15) ありがとう そんなこと言ってくれるのは…
アキアカネ♪ @ Re:生きるって…(11/15) りょうさんはちゃ~んと生きて、存在して…
りょう@ Re[1]:心配だけどさ・・・(12/14) アキアカネさんへ ありがとうございます …
アキアカネ♪ @ こんばんは お言葉に甘えて(?)おじゃましま~すヾ(…
M.T@ こんばんは りょうさん こんばんは。 またまた、お…

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