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2010.04.11
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カテゴリ: 衝撃
心に残る後味の悪い映画というものが、

世の中にはそこそこあります。

ウィル・スミス主演『 7つの贈り物 』もそんな作品の一つではありますが、

この作品は実話ではないし、

主人公の贈り物によって救われる人々がいることに、

救いがあります。

ですがここで私がご紹介したいのは、

事実に基づくストーリーの映画です。




今回は、2作品をご紹介する事にします




【 オープン・ウォーター 】


ドキュメンタリー映画のような感じで撮影されています。
‘ 映画だから ’というような不自然な特殊効果も一切含まれていません。

〈 STORY 〉
仕事に追われ、慌ただしい日々を送るすれ違い気味の夫婦が、ようやく休暇を取りサマーバケーションに出かけた。ダイビングをしてみたいという妻の願いを叶えるため、二人はダイビングに参加した。サメはいるけれどこの辺のサメは人間を襲わないというインストラクターの言う通り、美しい海の中で優雅に泳ぐサメをあたかもイルカと戯れるかの如く、二人はダイビングを満喫し、久しぶりに互いの存在を意識し合える充実したひとときを送った。そんな楽しいひとときはあっという間に過ぎ、いざボートへ戻ろうとしたが、ボートの姿がどこにも無い。極々単純な手違いにより、ボートは二人を残して陸地へ戻ってしまっていたのだった。大海に取り残された二人。楽しいバカンスはまだ始まったばかりなのに...。






〈 ネタバレ 〉

結局この夫婦が助かる事はありません。
おそらくこの映画を観た誰もが想う事は、

あの朝、もう少し寝過ごしてツアーに参加出来ずに終わっていたら...。
ボートに道具を忘れてくるバカをルールを破らずに潜らせなかったら...。
旦那がもう少し早くダイビングを切り上げていたら...。
他の船を見つけた時に泳いで近付いていたら...。
ツアー参加者の誰か一人でも帰る時に気付いていれば...。
ボートが戻った時に二人の残した荷物にスグに気付いていれば...。

“ 後悔先に立たず ”と言いますが、
二人が死に至るまでの間に、
ありとあらゆる生死を分ける岐路がある事に気付きます。
そして出来る事なら、
あの場面に行って「 こうやって! 」って云って彼らを助けてあげたい。
彼らを救うチャンスはいくらでもあったのに、
そうではなかったという現実に、ショックをひきずってしまう作品です。




****************************************



【 ストレンジャーズ/戦慄の訪問者 】


これは実際の未解決事件に基づいた映画です。
ここに登場するカップルの恐怖をできる限り現場証拠から推察し、
当時の様子を再現したのかなと思える作品です。

〈 STORY 〉
友人の結婚披露宴を抜け出し別荘へとやってきたクリスティンとジェームズ。クリスティンがジェームズの求婚を断ったために気まずい空気が漂っていた。時刻は既に午前四時を回ったその時、誰かがドアをノックする。こんな時間にあるはずも無い訪問者に二人は不気味に思いながらも扉を開けてみるジェームズ。周りには何もない別荘地に手ぶらで現れ「タマラはいる?」と訊ねる若い娘。ジェームズは「いや」と答える。すると娘は「またね」と云ってその場を去った。しばらくしてタバコを買いに外出したジェームズ。クリスティンが独りになると、再びドアのノック音が激しく響き始めた...。








2005年2月11日に起こった実話。奇妙なお面を被った女2人と男1人。犯人達はクリスティンとジェームズを弄ぶようにジワジワと心理的に攻めて来ます。二人は別荘の棚に置いてあるライフル銃を手に立ち向かうも、人を撃つということにためらいがあるせいか、生命の危機であるにも拘らず、ここぞという時に活用しません。挙げ句の果てに朝クリスティンを迎えに来てくれと頼んでいた友人をジェームズはライフルで撃ち殺してしまいます。クリスティンも包丁片手に立ち向かおうとしますがこれといった抵抗もせず、とうとう二人は捕まってしまいます。二つ並んだ椅子にロープで縛り付けられた二人。クリスティンは尋ねます「なぜこんなことするの?」観ている私達も全くもってそこが一番知りたいところです。そして犯人の一人が答えます「家にいたから」。別荘の台所にあった大きな包丁を手に持った犯人達はそれぞれ順番に二人を刺し殺し、車に乗ってその現場を後にどこかの街へと向かいます。途中、中学生くらいの少年2人に出逢い車を停車した犯人の車。中から女が1人降りてきて、少年達に近づき「そのパンフレットちょうだい」と、『キリストと歩む』というパンフレットを指して言うと、1人の少年が彼女にこう尋ねます「罪人ですか?」すると女が「時々」。少年達は少なくともここで犯人の1人を確実に見ています。運転席にいる男の横顔もしくは、サイドミラーに映る男の顔を目視していたのです。犯人達の乗っていた車のフロントガラスには大きな亀裂が生じていました。犯行現場には犯人の毛髪なり指紋も残っていたと思います。女2人に男1人という組み合わせもどこか妙な感じです。女二人は極普通のカジュアルな服装であるにも拘らず、男はスーツ姿でした。あらゆる面で手がかりは多く残されていると思います。しかし、未だこの事件は解決していないのです。
最後に、その少年達が事件現場を通りかかると、血まみれの3人を見つけます。生々しい死体にまだ息があるかどうかクリスティンの顔に手を近づけた少年。すると突然クリスティンが「ギャ~!」と少年の手を掴みながら叫んでこの映画は終わりです。この映画を見ていても思いますが、まず携帯を常時持っておけと思うし、まったくバッテリーがないっていうのも有り得ない気がします。ライフルがあるなら、すぐにライフルで犯人を威嚇することもできただろうし、部屋の一室に籠って窓を完全に塞いで、犯人が入って来れる入口を一つにしぼるべきだったと思うし、あの別荘にクリスティンを迎えに来た友人の男性も、車を誰かに狙われた時点で、車に乗り込んで警察へ直ぐに連絡すべきでしょ。いかにもやばそうな状況の部屋へのこのこ武器も持たずに入っていく方が頭オカシイんちゃうかと思ってしまいます。まぁ、実際にはそうしようとしていたのかもしれませんが。。。あまりにむごい殺し方に憤りを感じずにはいられないし、犯人が捕まっていないままと言うのが何より無念と云う他ありません。





どちらの作品も、
観たところで決して楽しめる内容ではありませんが、
もし自分が当時者ならばこうするな。。。
という考えを巡らせる機会にはなると思います。












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Last updated  2010.04.13 23:25:20
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