Washiroh その日その日

2013.03.01
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カテゴリ: 映画逍遥
  • 20130301 cloudy2 CIMG5906.JPG









 きょうは1日中、雨模様の曇りぞらだった。
 3月に入った日なのだからもう少し明るい日差しがあるといいのに。

 ゆうべも3時ごろまで起きていたので、また、海外の空港にいる夢を見ていたこともあり、なかなか目が覚めず8時までぐっすり寝ていた。

 かみさんは休み。
 夕方5時に職場のミーティングがあるそうだが、それまでゆっくり過ごせる。

 NHKニュースで「 福島第一原発の男性作業員 体調不良で死亡 」という事態を知る。
 おととし6月から福島第一原発の復旧作業を行っていた50代の男性作業員が体調不良を訴えて死亡したというのだ。
 被曝量は25ミリシーベルト余りとのこと。


 相変わらず誠意がない会社としか思えない。
 「放射性物質の影響があると思えますが、死因はまだ確定できません」といったようないいかたがどうしてできないのだろう。

 折しも起きてきた陽くんと3人で、たまご倶楽部の卵を使った目玉焼き乗せチャーハンの朝めし。
 豚肉とキャベツがたっぷり入っている。

 キャベツからは素材の甘さ、豚肉は適度に辛く調理されているため食べ合わせがぴったり調和。
 ものすごくうまい。
 ひと口ごとに「うまい!」と叫ぶことであった。

 食後しばらくして、英国ミステリー映画 『昏い部屋』前後編(THE DARK ROOM 1999) を見ることにした。
 ミネット・ウォルターズの原作で、調べてみると単行本の初版(東京創元社)が出たのは1995年だった。
 ぼくはその単行本を買ったのだが、読み終えていない。


 トップシーンは主人公ジェーン・キングズリー(愛称ジンクス)が病院の通路を担架で運ばれる場面。
 点滴用の袋を支える者、担架を押す者、顔や頭が血だらけの患者。
 アップショットの積み重ねで示されるシーンは緊張感がみなぎっている。
 担架に横たわる者の視点で見上げる天井の速度のある移動感から、ぼくは入院時の体験から「そうなんだよなぁ、担架進行のスピードは予想を超えていて天井が飛ぶように動き去るんだよ」と思って

いた。


 これ以上は書かないが作品の半分あたりで事故のもようが映像で示される。

 一方、グッドワークの森と呼ばれる木立の中で男女ふたりの死体が発見される。
 こちらも凄まじい惨殺ぶりで、顔と頭が壊滅状態にある。

 ジンクスを演ずる デヴラ・カーワン が、きりっとした存在感を見せてとてもいい。
 記憶喪失から立ち直る女という現状設定なのだが、じつは、ここがミネット・ウォルターズらしいところなのだが、かなり福雑な過去をもっており、難しい役どころなのである。
 重傷を負ったからだがひと段階回復すると、現実の困難のほうもひと段階分厚くなる。
 そのたびに波乱が生じ、じつにまったく申し分のない仕立てのドラマなのだ。

 ジンクスの治療を担当する医師アラン・プロジローに扮するのは ジェームズ・ウィルビー(James Wilby) で、この配役もわるくない。

 以前、やはりこのAXNミステリーチャンネルでミネット・ウォルターズ原作の『女彫刻家』を見たが、おもしろさに度肝を抜かれた。
 そこで今回も大いに期待して録画したのだった。

 けれども、見終わってみるとどことなく不満が残る。
 この不満は何だろうなぁと頭をひねってみていたが、終盤にいたって判った。
 ひと言でいえば「省略が過ぎる」のだ。

 ミネット・ウォルターズの作品は物語を支えるエピソードのひとつひとつが精妙に描写され、そのすべてがジグソウパズルよろしく物語総体につながっていく。
 そのディテールを映像化するのは容易ではないのだが、物語自体の構築がしっかりできあがっているので、各場面の映像をじっくりと積み重ねると極上のエンターテインメント映画ができあがるのだ。
 上に挙げた『女彫刻家』前後編ではみごとにやってのけていた。

 ただし、前後編それぞれ2時間だったことを忘れてはならない。
 きょう見た『昏い部屋』はそれぞれ1時間半で、それではみっちりと組み合わさったエピソードのディテールをつたえるには短すぎるのだ。

 おもしろく見たがどことなく不満、という感想。
 かみさんも似たような感想をもったようだが、総じてよろこんで見ていた。 

 きょうは、その後もいくつか録画済みを見た。
 それらのなかで『LAW & ORDER season10 #23』がおもしろかった。
 副題が「硬直」という一篇で、パーキンソン病の治療薬エルドーパ(L-DOPA)と、デザイナードラッグ(擬似薬物)の MPTP との併用投与が事件と結びついていく話。
 刑事たちによる事件解明と検事たちの法廷闘争とがハイテンポで進むうちに、この難事件が解き明かされ、被告への評決までが描かれるのだ。

 見るたびにスタッフ、キャストの全員に感謝したくなるTV映画シリーズだ。





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最終更新日  2013.03.03 18:47:36
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