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バルデスピノ・シェリー・エルカンダド・ペドロヒメネスエルカンタド・ペドロヒメネス / バルデスピノ(白・スペイン・シェリー・ペドロヒメネス種)楽天最安値は税込2,079円の、うきうきワインの玉手箱本来ならシェリーは「酒精強化ワイン」なので、ワインのカテゴリーなのですが、別格としてこちらの方で紹介することにしました。シェリーと言えば食前酒!という図式はかなり浸透している感じがしますが、シェリーにも少ないながら食後向きの非常に濃厚で上質なものがあります。クリームシェリーや、ペドロヒメネスなどは、シェリーの中でも甘口でトロリとした舌触り、熟成感たっぷりです。シングルモルトを飲んだ後の締めでも飲めるようなものです。既に酸化熟成が進んでいるため、ボトルを開けてから2~3週間ぐらいは持つので、気軽に開けることのできるのがペドロヒメネス(やオロロソ、クリームなど)の特徴です。今日の締めは、昨日の記事で紹介したブルゴーニュの後に、このバルデスピノ・エルカンタド・ペドロヒメネスを飲みました。日本で得られるシェリーの情報というのは非常に少なく、数少ない著書に頼ったり、とにかく自分で飲むしかないのですが、その少ない情報でも推薦される生産者というのはあります。このバルデスピノもその一つで、辛口・スッキリ系のフィノシェリーから、熟成感たっぷりの辛口のオロロソシェリー、オロロソに甘口シェリーをブレンドしたクリームシェリー、極甘口・濃厚系のペドロヒメネスまで広く紹介されています。色は、黒みがかった深い茶褐色。シェリーは全て白ブドウから作られるのですが、とても元が白ワインだったとは思えない、深みのある色です。香りは、干しブドウ、干しイチジク、プルーンエキスの濃厚な香り。ナッツ香、甘いバニラ香もあります。開栓直後は揮発香も感じました。味わいは、甘い第一印象から、干しブドウのような酸味、ほのかな苦味を伴い、非常に複雑で濃厚です。香りの印象そのままの味わい。プルーンエキスや干しブドウをワインにして味わっているようです。舌触りは、トロリとしています。舌全体に広がる甘みの余韻も長く長く、非常に満足できます。美味しいです・・・このエル・カンタドは、PXの中でも比較的甘みやトロミが抑えられており、飲みやすい部類に入ると思います。ボトルの飲み口に南京錠が掛けられていて、洒落っ気があって面白いです。鍵もかかります。「エル・カンタド」というのはスペイン語で南京錠という意味です。誰にも飲ませないぞ!独り占めしたくなるシェリーだぞっていう気持ちの表れかな?貴腐ワインやアイスワインなどとはまた違ったデザートワイン。それよりもずっと価格は控えめですし、甘いドライフルーツがお好きな方は、是非試してみてもらいたいです。ここで、シェリーがもっと流行ってほしいK太郎より、ペドロヒメネスの小ネタ。ペドロヒメネスはアイスに掛けて!一部では有名な話だそうですが、この種類のシェリーをアイスに掛けると、格別に美味しいデザートになります。バニラアイスの甘い香りと、シェリーのレーズン香やバニラ香が見事にマッチして、相乗効果というか、別々に味わうのとはまた違う味わいになります。とてもリッチな気分になれるデザートです。特にお勧めなのは、ハーゲンダッツのリッチクリームです。シェリーに溶け込んだアイスの部分なんて、もう最高です。甘みが強いものが苦手な方には、牛乳で割るという方法もあります。甘みが優しく抑えられて、とても美味しい上に、飲んでいてものすごく体に良さそうなカクテルになります。(実際鉄分タップリで体にいいようです)ちょっと甘口のシェリーも飲んでみたくなりました・・・?【バルデスピーノのシェリーを探す】 - フィノ - アモンティリャード - オロロソ - クリーム - ペドロヒメネス -【色々なペドロヒメネスのシェリーを探す】お勧めペドロヒメネスのシェリードンゾイロ・ペドロヒメネス 18度 750mlとても有名なドン・ゾイロです。全ての種類のシェリーが安定した高品質で、価格も手ごろです。ALVEARPedro Ximenez Soleraペドロヒメネスソレラ 19271927年開始のソレラ樽からの1本です。約80年前のシェリーが入っていると思うと、不思議な気持ちになりますね。ドン・PX・グラン・リゼルバ[1971]ボデガス・トロ・アルバーラ375ml ハーフサイズスペインワインランキングにも今だに顔を出しているロングセラー品です。長期熟成のコクと深み、凝縮感があるワインですね。エル・カンタドと非常に迷いました。この次に残っていたら買ってしまいそうです。↓甘口シェリーもいいかな?と思った方、クリックして頂けると嬉しいです。K太郎に1票入れる (楽天ブログランキング)K太郎に1票入れる (人気blogランキング【ドリンク・お酒】)
Jun 15, 2005
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先日の記事で、甘口シェリーであるペドロヒメネス種の事について書きました。その最後の方で、「アイスに掛けて食べると美味しいですよ」と書いたのですが、これを実践されている方がいらっしゃいました。dullanさんさんや、toshinosuke_hさんさんです。私は初めて試したときは衝撃的だったんですが、結構実践されている方がいらっしゃったのは正直驚きました。特にdullanさんさんは、記事として一つ立ち上げてますね。こちらです。どちらのサイトも、ワインを含むお酒の人気ブログです。とても勉強になるページで、私もよく訪問させていただいています。今日は、もう一つ小ネタとして紹介した、「牛乳で割る」というものを少し掘り下げたいと思います。今も飲みながらこの記事を書いていますが、もともとペドロヒメネスのシェリーは、粘性が高く濃厚なものです。少量で高い満足感を得られる所が好きなのですが、私の場合フルボトルを一人で飲みきるのは2週間ぐらいかかるのが普通です。メーカー側もそこは承知していて、ハーフボトルも沢山あります。前回の記事でも書きましたが、この種類のシェリーは開栓後2~3週間であれば全く問題なく持つのですが、時には違った楽しみも欲しい、と言うことで編み出されたのが「アイスがけ」だった訳ですね。その違った楽しみ方、その2として「牛乳で割る」方法もチラッと紹介しました。お酒を牛乳で割るので、既にカクテルですよね?ペドロヒメネス1に対して牛乳はお好みで3~5ぐらいが適量だと思います。私の場合、飲んでいる途中でワイングラスに牛乳を足すことが多いです。その場合スワリング(ワイングラスをクルクル回す)で混ぜるだけです。強烈な個性が牛乳でまろやかになり、全く別物の、甘くて飲みやすいカクテルになります。どこかカルーアミルクを思い起こさせるような味に仕上がります。美味しいですよ。こちらをお読みのバーテンダー氏、これに近いカクテルに名前ってあるんでしょうか?ご存知でしたら教えてください・・・↓この記事読んでちょっとシェリーに興味を持った方、クリックして頂けると嬉しいです。K太郎に1票入れる (楽天ブログランキング)K太郎に1票入れる (人気blogランキング【ドリンク・お酒】)
Jun 17, 2005
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