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k@-zu
日本メンタルヘルス協会認定 基礎心理カウンセラー。 心に移り行くよしなしごとを、そこはかとなく書いていきます。
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Comments
2008.09.22
テーマ： 心のかたち、人のかたち(952)
カテゴリ： カテゴリ未分類
子どもの不登校やひきこもりの原因のひとつに「親の過干渉・先回り」が挙げられる。
以前のブログにもその辺のことは書いたので今回は省略！
以前のブログ↓
http://plaza.rakuten.co.jp/wingheart/diary/200607090000/
何でもかんでも先回りして子どもから「失敗する権利」を奪うことは
親としての「子どもの失敗を見守る義務」を放棄していることになる。
カウンセリングに訪れる親の殆どはそのことに気づいていない。
「不登校やひきこもりの原因は子どもの弱い心にある！」
「学校や社会や友だちのせい」
…そんなことを言う親も少なくない。
でも！
最近、そうとも言えない親も増えてきた。
様々な著書やインターネットのサイトを見て自分で学び
「原因は親である自分自身にある！」
…そう認識してカウンセリングに訪れるケース。
そんな場合は親のしてきたことを振り返ることはしない。
わざわざ過去をほじくり返して
「あなたのここが悪かった！」と指摘したところで意味がないから。
なぜならば原因は親自身が十分に認識して反省もしている。
それでもカウンセリングに来るというのは
「これから親として子どもにどう接していいかわからない」…から。
急に自分を変えることも出来ずに途方に暮れている親がいかに多いか。
「ひきこもりがちだった子どもが一人で旅行に行くと言い始めました。
朝早く出掛けていくために途中の電車で食べるようにと
おにぎりを持たせようとしたのですが
もしかしたらこれも“過干渉？”と思って渡せませんでした」
ケーキ屋さんの前を通ったら美味しそうなケーキが売っていて。
きっと喜ぶだろうと思い店に入ろうとしたのですが
もしかしたら“過干渉？”と思って店に入れませんでした」
…カウンセリングでそんな相談を受けた時に一瞬、絶句してしまった。
「我々カウンセラーが常々言っていることがここまで親御さんを縛り付けているのか」…と。
おにぎりだってケーキだって過干渉ではない。
むしろ「親の愛」を感じる。
ひきこもりがちだった子どもの久々の旅行。
不安もあるだろう。
そんな時に口にする母親のおにぎりの味は何にも変えられない味がするはず。
甘いもの好きの娘のためにケーキ屋さんでケーキを選ぶ母の行為を誰が非難出来るか！
一生懸命選んだケーキを親子で食べる！
…素敵な光景だと思う。
きっと「過干渉」と「愛情」は紙一重なのかも知れない。
大切なのは言葉としてその真の想いをしっかりと伝えられているか。
日本人は言葉で想いを表現するのが下手だと言われている。
特に中高生を子どもに持つ世代の親はなかなか気持ちを素直に伝えられない。
「言わなくても親子だから分かるはず！」
…そんな誤解のもとに親子のコミュニケーションは崩壊していく。
「親子だからこそ会話を密にすべき！」
「おにぎり作ったから電車で食べなさい」
「ケーキ買って来たから食べなさい」
…ではなく
「途中の電車でお腹が空いたときに食べてくれたら嬉しいわ」
「ケーキ好きでしょ？
美味しそうなケーキ売ってたから一緒に食べたいと思って買ってきちゃった」
…言い回しを変えるだけで伝わり方は相当違うはず。
過干渉やひきこもりは親自身にあると悩ませている責任の一端は
もしかしたら我々カウンセラーにもあるのかも知れない。
「過干渉と愛情は紙一重」
そう心に刻んで子育てに悩む親の応援団でいたいと強く思った今日この頃だった。
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「サポートムービー」→2007年12月4日更新 篠田和徳
http://www.hikikomori-navi.com/hsn_movies.html
●日本ネットカウンセリング連絡会によるインタビュー記事
http://www.jcounselor.net/11interview/archives/2008/02/2114.html
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以前のブログにもその辺のことは書いたので今回は省略！
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何でもかんでも先回りして子どもから「失敗する権利」を奪うことは
親としての「子どもの失敗を見守る義務」を放棄していることになる。
カウンセリングに訪れる親の殆どはそのことに気づいていない。
「不登校やひきこもりの原因は子どもの弱い心にある！」
「学校や社会や友だちのせい」
…そんなことを言う親も少なくない。
でも！
最近、そうとも言えない親も増えてきた。
様々な著書やインターネットのサイトを見て自分で学び
「原因は親である自分自身にある！」
…そう認識してカウンセリングに訪れるケース。
そんな場合は親のしてきたことを振り返ることはしない。
わざわざ過去をほじくり返して
「あなたのここが悪かった！」と指摘したところで意味がないから。
なぜならば原因は親自身が十分に認識して反省もしている。
それでもカウンセリングに来るというのは
「これから親として子どもにどう接していいかわからない」…から。
急に自分を変えることも出来ずに途方に暮れている親がいかに多いか。
「ひきこもりがちだった子どもが一人で旅行に行くと言い始めました。
朝早く出掛けていくために途中の電車で食べるようにと
おにぎりを持たせようとしたのですが
もしかしたらこれも“過干渉？”と思って渡せませんでした」
ケーキ屋さんの前を通ったら美味しそうなケーキが売っていて。
きっと喜ぶだろうと思い店に入ろうとしたのですが
もしかしたら“過干渉？”と思って店に入れませんでした」
…カウンセリングでそんな相談を受けた時に一瞬、絶句してしまった。
「我々カウンセラーが常々言っていることがここまで親御さんを縛り付けているのか」…と。
おにぎりだってケーキだって過干渉ではない。
むしろ「親の愛」を感じる。
ひきこもりがちだった子どもの久々の旅行。
不安もあるだろう。
そんな時に口にする母親のおにぎりの味は何にも変えられない味がするはず。
甘いもの好きの娘のためにケーキ屋さんでケーキを選ぶ母の行為を誰が非難出来るか！
一生懸命選んだケーキを親子で食べる！
…素敵な光景だと思う。
きっと「過干渉」と「愛情」は紙一重なのかも知れない。
大切なのは言葉としてその真の想いをしっかりと伝えられているか。
日本人は言葉で想いを表現するのが下手だと言われている。
特に中高生を子どもに持つ世代の親はなかなか気持ちを素直に伝えられない。
「言わなくても親子だから分かるはず！」
…そんな誤解のもとに親子のコミュニケーションは崩壊していく。
「親子だからこそ会話を密にすべき！」
「おにぎり作ったから電車で食べなさい」
「ケーキ買って来たから食べなさい」
…ではなく
「途中の電車でお腹が空いたときに食べてくれたら嬉しいわ」
「ケーキ好きでしょ？
美味しそうなケーキ売ってたから一緒に食べたいと思って買ってきちゃった」
…言い回しを変えるだけで伝わり方は相当違うはず。
過干渉やひきこもりは親自身にあると悩ませている責任の一端は
もしかしたら我々カウンセラーにもあるのかも知れない。
「過干渉と愛情は紙一重」
そう心に刻んで子育てに悩む親の応援団でいたいと強く思った今日この頃だった。
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Re:過干渉と愛情は紙一重
YAMA-DRA
さん
子育て、カウンセリング、法律相談etc.は１人１人（１件１件）違いますからね・・・
１００点満点の回答（解決策）もなかなかないでしょうし・・・
実に、悩ましい問題です。
心中察するに余ります。 (2008.09.23 00:36:55)
１００点満点の回答（解決策）もなかなかないでしょうし・・・
実に、悩ましい問題です。
心中察するに余ります。 (2008.09.23 00:36:55)
YAMA-DRAさんへ
k@-zu
さん
確かに！
子育てもカウンセリングも法律相談も
「これが正解！」…なんてないのでしょうね。
答えがそれぞれ違うから悩ましい。
でもその悩ましい問題に立ち向かう姿は美しいです。
カウンセラーとしてそのお手伝いが出来るのを
光栄に感じ、誇りに思います。
(2008.09.23 09:07:34)
子育てもカウンセリングも法律相談も
「これが正解！」…なんてないのでしょうね。
答えがそれぞれ違うから悩ましい。
でもその悩ましい問題に立ち向かう姿は美しいです。
カウンセラーとしてそのお手伝いが出来るのを
光栄に感じ、誇りに思います。
(2008.09.23 09:07:34)
Re:過干渉と愛情は紙一重(09/22)
リエさん0037
さん
「失敗する権利」、「子どもの失敗を見守る義務」
このことば、そのまま頂きたいと思うことがあります。
スポ少の指導をしていて、親の過干渉によるもの、年々その傾向が出て来ているように思います。
失敗したり、嫌なことがあったりして、そのことが自ら学習でき、今度はそうならないようにしよう、そうならないようにするにはどうすればよいのかと子どもは考えるのですが、その前に自分の子どもを守らねばという、第三者的には困った行いをする親もおります。
高学年になってもなかなか成長が見られない子どももいて、そういうとき親も自分のしてきたことを振り返って、自分が悪かったかと思い悩む。
それも確かにあります。
中学当たりに行って、子どもが一人で何かをしなければならなくなったとき、初めて親も自分を反省することが多いように思えるのですが、どうでしょうね。 (2008.09.23 14:58:00)
このことば、そのまま頂きたいと思うことがあります。
スポ少の指導をしていて、親の過干渉によるもの、年々その傾向が出て来ているように思います。
失敗したり、嫌なことがあったりして、そのことが自ら学習でき、今度はそうならないようにしよう、そうならないようにするにはどうすればよいのかと子どもは考えるのですが、その前に自分の子どもを守らねばという、第三者的には困った行いをする親もおります。
高学年になってもなかなか成長が見られない子どももいて、そういうとき親も自分のしてきたことを振り返って、自分が悪かったかと思い悩む。
それも確かにあります。
中学当たりに行って、子どもが一人で何かをしなければならなくなったとき、初めて親も自分を反省することが多いように思えるのですが、どうでしょうね。 (2008.09.23 14:58:00)
このラインが難しいです＞＜
ayuki。
さん
こんにちは☆
これ言ったらモンスターって言われちゃうかな？とか過干渉って言われるかな？
いつも心にあります。
ママ友、先輩友、家族などに話すと、参考になったりします。
それでも迷います。ケーキやおにぎりのように。。
「おいしそうだから一緒に食べようと思って、食べる～？」とかいいますが・・
子供、教師、病院の先生、そしてカウンセラーさんにも気を使いますが、それもコミュニケーションのひとつだと思ってます☆
今、母親が一番やっかいな存在と言われているとか。
自分もまわりもみてみると、そうかも～って思います。
自分も母親、子供たちにそう思われないように・・不惑な年代かもしれません。
応援団がいてくれるとうれしいです！ (2008.09.23 16:03:39)
これ言ったらモンスターって言われちゃうかな？とか過干渉って言われるかな？
いつも心にあります。
ママ友、先輩友、家族などに話すと、参考になったりします。
それでも迷います。ケーキやおにぎりのように。。
「おいしそうだから一緒に食べようと思って、食べる～？」とかいいますが・・
子供、教師、病院の先生、そしてカウンセラーさんにも気を使いますが、それもコミュニケーションのひとつだと思ってます☆
今、母親が一番やっかいな存在と言われているとか。
自分もまわりもみてみると、そうかも～って思います。
自分も母親、子供たちにそう思われないように・・不惑な年代かもしれません。
応援団がいてくれるとうれしいです！ (2008.09.23 16:03:39)
愛情・・
てんでつむじ風
さん
押し付けでなく、自然に表現できたら、ステキですよね。
みんな愛無くしては、生きられないんですものね。
ご無沙汰していました。
ブログ、二年目に入りました。
また、叱咤激励してくださいね。笑）
宜しくお願します。^^
(2008.09.23 16:18:34)
みんな愛無くしては、生きられないんですものね。
ご無沙汰していました。
ブログ、二年目に入りました。
また、叱咤激励してくださいね。笑）
宜しくお願します。^^
(2008.09.23 16:18:34)
リエさん0037さんへ
k@-zu
さん
「失敗する権利」、「子どもの失敗を見守る義務」
…これは自分も含めたすべての親や大人に言えることかなぁ～と思います。
子どもの権利を守り、親の義務を全うする！
そんなことを頭の片隅にでも置いてもらえれば
僕がこの言葉を常々日記やセミナーで言っている意味も出てきます。
親だって完璧じゃない！
もちろん子どもだって完璧ではない！
だからこそ子どもの成長を通して
「親も成長させてもらってる」
…そんな謙虚さが大切なんでしょうねぇ～。
心も身体も成長期にある「中学生くらい」
ここが子どもと親が成長期に当たる第一段階でもあるのでしょう。
その時に親として何をするか！
何を感じるか！
何を伝えるか！
…やはり親も常に精進する心が問われるんでしょうね。
もしも機会があればリエさんのスポ少に
心理カウンセラーとして「子育てセミナー」に呼んで下さい。
そんな機会が現実のものになる日を楽しみにしています。
(2008.09.23 20:39:58)
…これは自分も含めたすべての親や大人に言えることかなぁ～と思います。
子どもの権利を守り、親の義務を全うする！
そんなことを頭の片隅にでも置いてもらえれば
僕がこの言葉を常々日記やセミナーで言っている意味も出てきます。
親だって完璧じゃない！
もちろん子どもだって完璧ではない！
だからこそ子どもの成長を通して
「親も成長させてもらってる」
…そんな謙虚さが大切なんでしょうねぇ～。
心も身体も成長期にある「中学生くらい」
ここが子どもと親が成長期に当たる第一段階でもあるのでしょう。
その時に親として何をするか！
何を感じるか！
何を伝えるか！
…やはり親も常に精進する心が問われるんでしょうね。
もしも機会があればリエさんのスポ少に
心理カウンセラーとして「子育てセミナー」に呼んで下さい。
そんな機会が現実のものになる日を楽しみにしています。
(2008.09.23 20:39:58)
ayuki。さんへ
k@-zu
さん
確かに今、母親が一番厄介な存在なんて言われることもあります。
でも…！
母親なしに子育ては語れないのも事実！
モンスターと呼ばれようが過干渉と呼ばれようが
母親だって毎日、試行錯誤の中、
本当に頑張っていますよね。
僕は純粋にそんなママさんたちの応援団として
僕が学んだことや経験したことを役立てたいです。
悩んだり不安になったり壁にぶつかった時は
いつでもここに来てください。
僕はいつでも応援しています！
そしてayuki。さんなら大丈夫！
…そう言えますよ。
だってayuki。さんは僕の日記をいつも読んでくれて
コメントや感想を述べてくれますよね。
それだけでも十分に何かを感じ取ってくれているはずだから。。。
(2008.09.23 20:45:39)
でも…！
母親なしに子育ては語れないのも事実！
モンスターと呼ばれようが過干渉と呼ばれようが
母親だって毎日、試行錯誤の中、
本当に頑張っていますよね。
僕は純粋にそんなママさんたちの応援団として
僕が学んだことや経験したことを役立てたいです。
悩んだり不安になったり壁にぶつかった時は
いつでもここに来てください。
僕はいつでも応援しています！
そしてayuki。さんなら大丈夫！
…そう言えますよ。
だってayuki。さんは僕の日記をいつも読んでくれて
コメントや感想を述べてくれますよね。
それだけでも十分に何かを感じ取ってくれているはずだから。。。
(2008.09.23 20:45:39)
てんでつむじ風さんへ
k@-zu
さん
ブログ二年目の突入…おめでとうございます。
ここで、てんでつむじ風さんと出会えたことを
本当に嬉しく思います。
考えてみたらその確率って天文学的な数字ですよね。
縁の妙を感じます。
叱咤激励…なんておこがましい。。。
僕の方こそみなさんから様々な気づきを得ているんですよ。
改めて…ありがとうございます。
不定期更新の気まぐれなブログですが
これからもよろしくお願いしますね。
(2008.09.23 20:49:10)
ここで、てんでつむじ風さんと出会えたことを
本当に嬉しく思います。
考えてみたらその確率って天文学的な数字ですよね。
縁の妙を感じます。
叱咤激励…なんておこがましい。。。
僕の方こそみなさんから様々な気づきを得ているんですよ。
改めて…ありがとうございます。
不定期更新の気まぐれなブログですが
これからもよろしくお願いしますね。
(2008.09.23 20:49:10)
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