田舎暮らしカウンセラーのひとりごと 〜日常のなかの心理学〜

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2022年11月14日
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テーマ: 哲学・思想
心理学を勉強するにあたり、
その周辺領域にも興味や必然性があり、
勉強することがあります。

社会学、精神医学、哲学、倫理学などなど
その領域は色々ありますが。

一時は、哲学に凝ってみたり。

人生、生きること、死、生命、愛

あらゆるわたしたちの周辺の概念に関して、
「なぜ」を追求する学問である、哲学。


なんてロマンチストな人たちでしょうか。

哲学には、答えが無いように感じます。

そのものごとに対し、どう感じるかは、
主観が大きく影響し。

その人なりの答えや、
行き着く先があるでしょうが。

それを、万人にも通用するように、
一般化することは難しいような。

「愛とは」
そんなこと考えない人もいるでしょうし。

そういうことにさまよってしまう、


思春期がまさに、そんな感じでしょうか。

人はなぜ生きている?
なぜ自殺をしてはいけないの?
なぜ仕事をしなくてはいけないの?
なぜ学校に行かなくてはいけないの?


矛盾や反抗を感じる時期。

そうやって大人と自分を分化することにより、
アイデンティティを形成するといった、
発達上の課題もありますし。

カウンセリングをしている際、
そのような、答えのない質問を受けることもあります。

もちろん、カウンセリングにおいて、カウンセラーは、
よほどのことがない限り、持論や意見を述べることはありません。

しかし、迷える子羊は、
なんらかの答えやレスポンスを待っている。

そういうとき、カウンセラーとして、大人として、
わたしはどう対応するのが正解でしょうか。

大学院時代の教授からは、
「自分なりの哲学をもちなさい」
と助言を受けました。

カウンセリングの場面で、それを、
披露するかはさておき。

自分なりに、
人生とは
生きることとは
死ぬこととは
わたしとは
人とは

そんなことに考えを持ち、
ブレない大人でいること。

それはとても大事なことだと思います。

子どもはブレない大人が大好き。

これはわたしの持論です。

考え方や人生観は人それぞれ。

そこに同意や相違があっても、
さして問題ではないかもしれません。

大人として、専門家として、
しっかり自分の意見を持ちながら。

目の前の、子どもやクライアントの心情も、
理解しようとする。

そういった姿勢と、自分なりの哲学、
わたしが大切にしていることのひとつです。





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Last updated  2022年11月14日 10時34分28秒
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