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2011.06.11
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カテゴリ: 昆虫(蛾)


 本当はWeblogの原稿を書いている閑など無いのだが、前回の更新から2週間も経ってしまったので、簡単な記事を載せることにした。

 前回紹介した スイセンハナアブ と同じ日に撮影したツゲノメイガ( Glyphodes perspectalis )である。「柘植之螟蛾」ではなく「柘植・野螟蛾」で、現在はツトガ科(Crambidae)ノメイガ亜科(Pyraustinae)に属す。以前は、例えば手元にある保育社の古い蛾類図鑑(昭和32年発行)では、メイガ科ノメイガ亜科の所属となっている。



ツゲノメイガ1


柿の木の葉裏に留まったツゲノメイガ

(写真クリックで拡大表示)

(2011/05/20)

 庭を歩いていたら、足許からモンシロチョウ位の大きな白っぽい蛾が飛びだした。しかし、直ぐに近くにある草の葉裏に逃げ込んでしまい、姿は良く分からない。近づくとまた飛んで逃げる。何回か、追いかけっこをした結果、少し高く飛んでカキの木の葉裏に留まった。これなら姿が良く見える。

 開張5cm位あるかなり大きな蛾である。白地で黒枠と云う模様から、ヨツボシノメイガ(ヨツホシノメイガ)や、お尻の先をクネクネさせるので有名な ワタヘリクロノメイガ 等と近縁の「アレ」であることが直ぐに分かった。


ツゲノメイガ2


真上にいる虫を撮るのはシンドイ.翅の左の部分はボケている

(写真クリックで拡大表示)

(2011/05/20)

 早速図鑑を開いてみると、ツゲノメイガであった。しかし、この古い図鑑では、上記の2種の他に、ミツシロモンノメイガ、クワノメイガ等、何れも同じ Diaphania 所属となっているが、「みんなで作る日本産蛾類図鑑」に拠ると、ツゲノメイガとミツシロモンノメイガは Glyphodes 属、ヨツボシノメイガは Talanga 属、クワノメイガは Glyphodes 属で、 Diaphania 属に属すのはワタヘリクロノメイガ1種のみとなっていた。

 まァ、昭和32年の図鑑だから、現在の状況と大いに違っていても些かもおかしくはない。


ツゲノメイガ3


真上なので、今度は体を180度回転させて撮影

前の写真よりもストロボの反射がより強く

画像処理で誤魔化した為、色調がヘン

良くない写真の例として載せた

(写真クリックで拡大表示)

(2011/05/20)

 こう云う純白に近い部分を持つ蛾は、自然光で撮らないと、白い部分の反射が強く露出過度になるし、構造色が出て本来の色と違ってしまう。しかし、頭上のカキの木の葉裏では、逆光で自然光での撮影は難しい。仕方なく、ストロボを焚いた。

 その結果として、構造色で白い部分が青っぽくなったり、黒の筈が赤味を帯びた金色になっている所が随分ある。また、露出過剰で白飛びした部分を画像処理で誤魔化しているので、かなり変な色調になっている。特に最後の写真など、翅の後縁が妙に霞んでいるが、これは白飛びしている部分の明度を画像処理で無理矢理下げた副作用である。同様に、腹部胸部に見える淡い模様も、本来は存在しない人工産物(artifact)で、本当は全体に真っ白である。

 今日の拡大写真は、何れも焦点が翅全体に合っていない。何しろ、カメラを真上に向けて撮らなければならないので、撮る方としては実にシンドイ。それに、余り体を反り返らせると、脊柱管狭窄症に非常に良くないのである。







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最終更新日  2011.06.11 14:22:52
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ツゲの。  
snowrun29  さん
ノメイガ、「野螟蛾」とはそういう意味でしたか。
ありがとうございました。
カラスノエンドウと同じ使い方でしたか、なるほど。

ツゲ、とつくだけに食草がツゲなのでしょうね。
私はまだ見た事はないと思うのですが、なかなか美形ですね。
白は本当に難しい色で、デジカメ1つの私などは端から諦めておりますが、、
アーチャーンさんの写真はいつも感心しつつ見せて頂いておりますが
やはりそこには苦労と工夫があるのですね、、

>脊柱管狭窄症
そうでしたか、ご無理をされないようにお願いいたします。
どうぞお大事に。 (2011.06.11 23:10:17)

Re:ツゲの。(06/11)  
snowrun29さん
>ノメイガ、「野螟蛾」とはそういう意味でしたか。
>ありがとうございました。
>カラスノエンドウと同じ使い方でしたか、なるほど。
-----
 私も昔は「○○之螟蛾」だと思っていました。

>ツゲ、とつくだけに食草がツゲなのでしょうね。
>私はまだ見た事はないと思うのですが、なかなか美形ですね。
-----
 ツゲの害虫として知られており、ツゲ科の近縁種も食べるようです。御存知とは思いますが、イヌツゲはモチノキ科Ilex属です。

>白は本当に難しい色で、デジカメ1つの私などは端から諦めておりますが、、
>アーチャーンさんの写真はいつも感心しつつ見せて頂いておりますが
>やはりそこには苦労と工夫があるのですね、、
-----
 写真の調整と云うのは、理屈が殆ど成り立たない、全く経験の世界で、これまで何万枚も処理して来ましたが、何年やっても難しい代物です。

>>脊柱管狭窄症
>そうでしたか、ご無理をされないようにお願いいたします。
>どうぞお大事に。
-----
 お気遣い痛み入ります。かなり厄介な解剖学的障害で、聞いただけでゾッとする様な手術しか治療法はありません。外見的にはチャンと歩けるのですが、足に力が入らないので、満員電車で揺られたりしても咄嗟に対応出来ませんし、山にも登れません。どうにも困ったものです。
 悪くなると、足がつった様な感じになり、立てなくなります。一昨年の9月に悪化して、10日間表に出られませんでした。最近はどうゆうことをすると悪化するかが分かったので、大事には至っておりません。
(2011.06.12 12:31:53)

ツゲノメイガ  
るる555  さん
尻尾に黒い筆のような毛があって 縁取りも美しいですが害虫なのですね。ワタリヘリクロ・・・と同じようにシッポフリフリもするのでしょうか?北海道にも生息するとあって嬉しい虫です。
カルシウム不足なのでしょうか?やはり重いものを無理な姿勢で持ち上げるときとかですよね。お大事にしてくださいませ♪ (2011.06.12 16:04:20)

Re:ツゲノメイガ(06/11)  
るる555さん
>尻尾に黒い筆のような毛があって 縁取りも美しいですが害虫なのですね。ワタリヘリクロ・・・と同じようにシッポフリフリもするのでしょうか?北海道にも生息するとあって嬉しい虫です。
-----
 しっぽフリフリはしない様です。

>カルシウム不足なのでしょうか?やはり重いものを無理な姿勢で持ち上げるときとかですよね。お大事にしてくださいませ♪
-----
 お気遣い痛み入ります。高校の時、胸椎の圧迫骨折で強力な牽引(所謂逆エビ)をされたのがソモソモの原因ではないかと思っていますが、椎間板ヘルニアで椎間板が背側に飛び出し、それが脊柱管を圧迫して起こった現象の様です。
(2011.06.12 17:49:00)

Re:ツゲノメイガ(06/11)  
marinesnow2525  さん
ホリカワクシヒゲガガンボの件、お教えくださいましてありがとうございました!

ツゲノメイガ、綺麗ですね!
5cmもあるのですか。意外と大きい。
3枚目の写真、美しいです!
生態写真としてはよくないのかもしれませんが・・・

脊柱管狭窄症とは、名前を聞くだけでもおつらそうです。
くれぐれも無理をなさいませんように、お大事になさってくださいませ。

(2011.06.27 16:26:46)

Re[1]:ツゲノメイガ(06/11)  
marinesnow2525さん
>ホリカワクシヒゲガガンボの件、お教えくださいましてありがとうございました!
-----
 自分のブログを更新する時間が無いので、人のブログにチョッカイを出している訳です。

>ツゲノメイガ、綺麗ですね!
>5cmもあるのですか。意外と大きい。
>3枚目の写真、美しいです!
>生態写真としてはよくないのかもしれませんが・・・
-----
 ストロボを使うと色が変わるので、最近は余り蛾を撮らなくなりました。

>脊柱管狭窄症とは、名前を聞くだけでもおつらそうです。
>くれぐれも無理をなさいませんように、お大事になさってくださいませ。
-----
 お気遣い恐縮です。実際、厄介な疾患です。
(2011.06.27 21:28:07)

蛾はたくさんいますね・・・  
中山れいこ さん
引き続きはじめまして
先ほど思わず、2007年6月29日の、キシノウエトタテグモにコメントを書いてしまいました。
それで、最新記事を辿ってご訪問しましたら、ツゲノメイガ・・・に出会いました。
今、身近なチョウについて書いておりますので、改めて周辺の3~5区を歩き回り、生き物しらべをしています。

鱗翅目は、何を食べても害虫と言えば害虫となるわけですが、人間の勝手で、農作物などを食べれば害虫で、野の花を食べていれば、普通・・・の生き物や、保護対象・・・になります。
ノメイガも、モモノゴマダラノメイガは果樹農産物の敵、大害虫として駆除種(確かに、駆除しないと針葉樹の実なども食べられてしまい、森も無くなります)にされ、マエアカヘリスカシノメイガは、ネズミモチやキンモクセイなどが食樹なので話題にも上りません。「いずれも同じ仲間のガなのですが・・・」と、言うと、「そうなの・・・蛾は嫌い、それに蝶をよく見ると、イモムシみたいで恐くなるのよね・・・」などとも言われたり・・・
私たちは、文京区と協働してバタフライガーデンを構築していますから、周辺住民の方々にご理解を頂かなくてはなりません。
私は、「イモムシがいなくなると、あなたのお好きな小鳥たちは育たないので、イモムシが育ちチョウやガが吸ミツする花や、樹液を出す木を、せめて公共緑地に残していきたいのです」と話しています。
今春は、各種のイモムシをずっと飼育していますから、色々と考えてしまいます。人間は生き物を一方的に食べて、酸素を吸いながら緑地を減らしている生き物なので、その辺りのことをきちんと書いて、共存していく未来を望めたらいいなあと思って活動しています。 (2011.07.14 18:38:33)

Re:蛾はたくさんいますね・・・(06/11)  
中山れいこさん
>引き続きはじめまして
>先ほど思わず、2007年6月29日の、キシノウエトタテグモにコメントを書いてしまいました。
-----
 ご訪問有り難う御座いました。
(2011.07.15 16:02:49)

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