2004/07/03
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テーマ: 週休4日生活(100)
カテゴリ: カテゴリ未分類
ワタクシがひそかにベンチマーキングさせていただいている方々がいる。

そのうちの一人が、『半農半X(エックス)という生き方』の著者である 塩見直紀さん だ。
塩見さんを知ったのは、3月か4月に
カメハハさん のご紹介日記を読んだことがきっかけだった。
新しいコンセプトやすてきな言葉を発信するその日記に深く深く共感して、
書店で著書を求め、つるつると涙を流し、
気が付いたら5月には京都まで会いに行ってしまっていた。


塩見さんは、人の天職(ミッション)をサポートすることをご自身のミッションにされている。
ご本人の日記を訪れていただくのが一番いいと思うのでここでは詳しく書かないが、
生まれ故郷である「里山・あやべ」(京都府綾部市)が内包する大きな可能性に着目し、
行っている活動の幅広さや奥深さが、私の興味を引いてやまないのだ。
あやべをスローライフの発信地にしたいと願い、人の集まる場所へと活性化させる。
半農半Xの生き方を実践する人々をサポートする。
そのために塩見さんが選んでいる手段の一つが、言葉の発信やコンセプトの発信なのである。

私の解釈で書かせていただくと、
半農半XのXとは、天から与えられた才能を活かすことができて、
本当にやりたいことを楽しみながら社会に貢献できる何か=天職のことである。
例えば1日のうちの半分は、

残りの時間は、生きがいである天職のために費やそうというミニマムな生き方のことだ。
天職で食べていく必要はないから、
好きなことを仕事にする…というのとは微妙に違う。
それが、塩見さんの提唱する『半農半Xという生き方』なのだ。

本の中では半農半デザイナー、半農半ヘルパー、半農半カフェ、半農半民泊など、

さらりと生きている人たちがたくさん紹介されている。
私たちがゴールデンウイークに農家民泊をさせていただいた
芝原キヌ枝さんも数ページに渡って登場していた。
そんな生き方に間接的に触れる中で、
私は自分にとってのXとは何かを真剣に考えるようになったのだった。

私が5月末から実践している週休4日生活というコンセプト。
これが実は私にとって、半農半Xに非常に近いものなのである。
半農半Xが兄なら、週休4日生活は妹くらいかな。
Xがはっきりしている兄はすでに根を下ろす土地を定め、
地に足をつけた生活を始めている。
妹はまだ自分のXがわかっていないから、
人とのお出愛を重ねる中で、そのヒントをつかもうとしている。
お出愛を重ねることが妹の人生において大切なことなので、
バリでも里山でもなく、今はたくさんの人と容易に会える都会に暮らしているのだ。

週休4日生活は、人と会うための時間創出のために有効な手段だ。
ひいてはX探しにもきわめて有効だと思う。
私はまだ、
自分が本当にやりたいことで社会に貢献できる生き方はコレだ!とは言い切れない。
でも、今心に浮かぶ楽しいことをやっていれば、
必ずそこにつながっていくに違いないと思っている。
私が楽しむことが、ホトケ(夫)の楽しみにつながり、
「二人が楽しみながら世の中のためにできる何か」にたどり着ける気がするのだ。

週休4日の生活を始めてから、とても大きな変化が起こっている。
それは天と人からもたらされている。
いろんなインスピレーションが浮かんでくるし、楽しくて仕方がない。
だけど実は、天職=Xを探そうと決めた瞬間から、
私たちの毎日は確実に変わっていたのだ。
今の暮らしぶりは、まだスローでないかも知れない。
子どもたちにすばらしい未来を残せる生き方にはほど遠いかも知れない。
でも、確実に、明るい未来へ向かう道を歩んでいるという確信がある。

みんなが農業に従事するべきだなんていうつもりは毛頭ないけれど、
『半農半Xという生き方』、
一度手に取ってみて損のないコンセプトだと思います。
私の大切な人たちに、心からおすすめの一冊です。






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最終更新日  2004/07/03 11:45:19 PM
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