2005/03/18
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●ギリギリの旅

私にとって拝み倒したいほどの存在である福岡の祖母を詣で、
さらに友人たちと愛媛で三十路を祝うというコンセプトの旅に出た。

何を使って行くの?と聞かれて
「飛行機往復、船中泊2回」と答えると大抵「ハードだな!」と笑われる。
鉄道が発達している日本では、船で寝たことのない人も多いと思うのだけれど、
四方を海に囲まれた四国(愛媛)に住んでいた人間としては、船は立派な交通機関なのだ。

その証拠に連休ともなれば、予約がなければロビーに寝かされるほどの人気ぶり。
ロビーって、ほんとにそのまんまのロビーですからね、奥さん。

まあそれはいいとして、大学生のころならいざ知らず、
三十路になってまで船のロビーに寝たくはないので、予約はきっちり取っておいた。

ホトケは身長が180センチ近いのでそれは窮屈だろうが、
私のように小柄な女の子(笑)には、船の寝台は十分寝られる空間だ。
小さくてよかったと思うのはこんなときと、
バスタオルがなくてもハンドタオルでこと足りることくらいかな(笑)。

今回、3月18日の金曜に出発して21日に東京へ戻るまで、
本当に何かに守られていると感じることが多かった。
いろんなことがギリギリの旅だったのだ。

●ギリギリその1
宿泊させてもらうレストランにお礼と思い、翌朝用の天然酵母パンの配達を依頼していたが、羽田へ行く途中に突然キャンセル電話が入る。なす術がないので、そのまま機上の人に。


松山空港に着くと、迎えに来てくれるはずの友人Rちゃんからメールが。なんとお子さんが突然の高熱で行けませんとのこと。あとから子どもとパパが揃ってインフルエンザだったとわかる。

●ギリギリその3
足がないので松山駅近くでレンタカーを借りることに。もともと台数が少ないうえに連休を前に出払っていて借りられる車がない! 最後に入ったト○タ系列の会社でからくもゲット。6時間保険込み6800円なり(東京に比べると高い)!

●ギリギリその4
車を借りてホトケがお世話になっていたバイト先の八百屋さん兼パン屋さんへ。ご主人と話していてそろそろと思っていたら、お出かけしていた奥様が帰ってきて、感動の再会となる。


ホトケのいとこの大学生男子が住んでいるマンションを訪ねる。アポなしで会えたことを喜ぶと、なんと今日がマンションの引越し日で、あと15分で福山に向けて出発するところだったという。荷物と彼を駅まで車で送る。

●ギリギリその6
松山港から福岡の小倉港へ向かう船に乗り込む。夜、ロビーでおでんをつまみつつおしゃべりをしていたら、お風呂にはいることのできる時間5分前に! ホトケは電気を消されつつもなんとか入浴を果たす。

●ギリギリその7
祖母の家でくつろいでいたら、小倉港へ向かう帰りの高速バスの時間が目の前に! 祖母の手料理を15分(泣)で食べて、なんとか帰りのバスに間に合う。すれすれ人生。

●ギリギリその8
翌朝5時。船が松山港に到着。なぜだか朝7時まで船内にいられると思い込んでいた我々は、船で最後の客となり、「タラップがあがると下船できません」と乗員に追い立てられながらからくも四国へ上陸。もちろんメイクもしていないし、寝てたカッコウのまま。港のトイレで身支度するハメに(笑)。

●ギリギリその9
夕方からミソパー♪を開催。17時始まりなのに集まりが悪く、やっと始まったのは17時40分。おかげで遠方から参加してくれた人も自己紹介&オードブルに間に合った。

とまあ、いろんなミスやはからいによって、よい旅をすることができました。
お世話になったみなさまに、謹んでお礼申し上げます…(笑)。





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最終更新日  2005/03/25 07:32:55 PM
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