2016/01/06
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●ユル冷えとりライフ16カ月の現在。


こと葉用 8:5:3:7

ホトケ用 9:5:3:3


この数字。何かというと…現時点で所有する冷えとり靴下の数です。

1枚目の絹5本指:2枚目の綿or毛5本指:3(5…)枚目の絹先丸:4(6…)枚目の綿or麻先丸

昨年の9月にゆるく冷えとり生活をスタートしてから、約16カ月。

初めてから、破れても繕って一足も廃棄していないので、

これがスターティングからの全メンバーです。

所有の数に偏りがあるのは、不勉強で、どう揃えたらいいのか全然わからなかったから。

冷えとりをしている人ならすぐに察しが付くと思いますが、

重ねばきするのに一番数が必要になるのは、3と4のタイプ。

靴下の重ねばきは、最低枚数が4枚からと言われています。

(本格的に効果が出るのは10枚からという話も!)


この冬まで、通常こと葉は4枚、ホトケさんは2枚の重ね履きだったので、

上記の数でローテーションがまわっていたのです。

ですが、年末にふたりはめでたく冷えとりの階段を上り、

こと葉は6枚、ホトケさんは4枚を履くようになりました。

すると途端に3の奪い合いに(笑)。

大は小を兼ねるので、

ホトケさん用のものはちゃっかりこと葉が履いているわけですが、

それにしても3を買い足さないとな~と思っているところです。

また、冷えとりをしていると、体内から出てきた毒素によって靴下が破れるという話はよく言われること。

揃いも揃って年末年始にビリビリに破れ、今日はまとめて5足繕いました。


同じ絹の先丸靴下をもう4度は繕っています。

これ、いつまで持つんだろう…。

きっと縫い代が大きくなりすぎて、履くのがきつくなってしまうまでですね。

モノによっては、一度も破れていない靴下もあります。

差があっておもしろい。

ワイルドシルクといって、野生の蚕から採れたシルクでできた靴下の方が、

養蚕のシルクよりも破れにくいという話もあります。

ワイルドシルクはガサガサしていて、

養蚕のシルクはツルツルです。

野生の蚕は雑食なので、口の形がいびつになり、吐き出す糸が均一でなくなるのでガサガサ。

養蚕のほうはエサが管理されているため、口の形が均一で、同じ太さの糸を吐き出せるから、織ったときにツルツル。

こんな知識は、冷えとりをしなければ知る由もありませんでした。

蚕のおかげで可能な健康法です。


靴下のどの部分が破れるかで、体のどの部分から毒素が出ているかわかるというのも

おもしろいところなのですが、最近は夫婦揃ってかかとが破れます。

体の対応箇所はあえて伏せますが、さもありなん…。


そして、一般的に冷えとりの人が一番恐れている「瞑眩(めんげん)」については、

これといって著しい症状は出ていないのです。

私は太ももにワーッと湿疹が出ましたよ、なんてずいぶんおどされたのですが、まだ…。

というのも、履いている靴下の数は少ないし(ヘビーな人は20枚ほど履くそうです)、

寝るときの湯たんぽをしていないし、

何より半身浴がきちんとできていないからではないかと、

つまり冷えとり具合がユルいからではないかとみています。

毒を出す力がないうちは、出ないらしいです。

まぁ、ユルユルでも自分のペースでしていけばよいかなと思っています。

冷えとりを始めたときは、

あまり手間やお金がかからなそうでいいなと思ったのですが、

意外な冷えとり生活の悩みどころはファッション。

中でも靴です!

というのも、それまで使っていた靴はサイズ的に履けなくなるので、

冷えとりのために靴を新しくする必要が発生します。

こと葉が、冷えとり開始以来ずっと靴下4枚で過ごしていたのは、

単に持っていた靴で履ける限界が4枚だったから。

約10年前に購入したトレッキングシューズが、唯一手持ちの靴で4枚までOKなサイズだったのです。

これ幸いとそればかり履いていたのですが、ヘビーユースがたたり、さすがの靴にも疲労の陰が…。

便利ではあったけれど、孤軍奮闘では苦しい。

また、トレッキングシューズなので、エレガント系の格好には似合いません。

応援が必要です。


この冬、私が冷えとりの階段を上り、靴下6枚デビューしたのは単純に寒かったからでした。

しかしながら一度6枚のあたたかさに慣れてしまうと、

足が着ぶくれして大きくなっている不格好さなんて問題じゃない、

「あたたかいは正義だ!」と思うまでに時間はかからず、

6枚のまま外出したいと切望するようになりました。

新しく、6枚履ける靴が必要です。

そこで、数日間ショッピングサイトとにらめっこして、靴のネット通販に初チャレンジしてみました。

重ねばきによって太くなった足首を隠せる、ショートブーツです。

しかし結果は惜敗。

自分なりに熟考して大きめのサイズを選んだはずでしたが、届いてみると靴下4枚までしか入りませんでした。


「試着必須…!」

学びに最適な瞬間です。


すると今度は、近所のおしゃれなお店で、革製のサボを見かけました。

サボというのは、足先から甲まで覆われたサンダルみたいな、かかとのない形の靴の総称です。


わたくし実は、サボ、未体験。

でも、冷えとりをしている人の靴の選択肢として、人気があることは知っていました。

雑誌「リンネル」とか「天然生活」とかに載っているナチュラル系のファッションに合うのも、なんとなく知っています。

最近、麻の服にも興味津々だし、これを機に、ナチュラル系に宗旨替えしてもいいかな…。

そんなこんなで、冷えとり用にサボを初購入しようかどうしようか年末年始に悩みました。

自分でいうのもなんですが、シアワセな悩み…。

そして年明けに6枚の靴下を持参して、お店で試着させてもらって、なお購入には足踏みしています。

履きこなせるかな~、サボ。

サボはおしゃれで、挑戦してみたいものの、かかとのある靴の方が安心な気がするんですよね。

ちなみに検討しているのは、NAOTというブランドのサボです。

最近になって、モノを買うとき、長く使えるかどうかを一番気にするようになってきました。

以前の私は、リーズナブルなものなら2シーズンくらい履ければいいや、

それで支払った金額の元が取れる、

という考え方をしていましたが、

今は元を取れるかどうかよりも、

この靴を買うことが、自分の目指すサスティナブルな世界に近づく行為なのか、

そちらのほうが大事になってきています。


そうすると、モノを買うことはどんどん「考えて買う」ことに変化していっています。

以前なら即断即決だったような買い物を、いったん「待てよ」と考えるようになった。

これは自分にとって大きな変化だなと感じています。


破れた靴下を繕って履くことも、

数年前の自分ならしないで、新しい靴下を買って済ませたかもしれません。

サスティナブルな世界。

持続可能な世界。

そのために、今日の私ができる小さな決断。


冷えとり靴下が導いてくれたのは、たとえば一匹の蚕への感謝。

名もなき蚕のおかげさまで、私は今あたたかく過ごしています。^^

みなさまもどうぞ心身ともにあたたかくお過ごしくださいね!


週末は大阪スタジオ入りでーす!!

こと葉






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最終更新日  2016/01/07 02:53:46 AM
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