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November 12, 2012

息子（留学生）との別れ、ふたたび

カテゴリ： 2012　Diary

招きましたが、今月はドイツから。

（息子の学校にはタイとドイツに姉妹校

があるので…）今回も滞在期間が短かい

短期留学生のホストファミリーになるので

あっという間に別れの日を迎えることに…

短かったけれど思い出はたくさん！

写真を自分であまり撮らない子だったので

アルバムを作って見送りの際に渡しました。

今回も前回同様、初日から友人家族たちが

一緒に食事に付き合ってくれて大勢で

賑やかに迎え入れることができました。

とても礼儀正しく優しい、育ちの良さが

すぐに伝わってくるようなハンサムボーイ、

非常に堂々とし落ち着いて見えますが

実はまだ15歳にならない無垢な少年。

彼にとって日本滞在が、そして私たち家族

との出会いがよい思い出になれば、と

心から願って一緒に過ごしてきました。

特別にお客様扱いする、というより家族の

一員として迎え入れ、とにかくリラックスし

楽しく過ごしてもらう、それが毎回ホスト

ファミリ―をする際に心がけていること。

あれやこれややり過ぎで、気を遣い過ぎて

疲れてしまった、そういう家庭は一度で

お腹一杯になってしまうようですが、

気楽に、そして構えず、自然に息子として

受け入れる、そういう家庭は何度でもホスト

をしたくなる、そんな傾向があるようです。

人の子（特に外国人）を預かるのは、難しく

神経質に考えれば大変かもしれません。

言葉や習慣の壁はもちろんあります。

でもまず大事なのは気持ち、歓迎している、

あなたが大好きである、それだけ伝われば

十二分な世話をしてあげられなくても

ホストとして合格だと私は思い込んでいます。

頻繁に一緒にどこかに連れださなくても

寝る前に一緒にカードゲームをしたり…

実際、今回もUNOで遊んでいた時が一番

盛り上がっていたかも、なんて思います。

家族の一員として過ごしてもらった

あっという間の一週間、毎回息子同然に

思える留学生との別れは本当に私たち

家族の心を淋しさで満たします。

そして最後にこんな感動も与えてもらい

ました。別れの朝、テーブルの上に手紙が。

ドイツで日本語の授業を受けている、と

いっていましたが彼は殆ど話せません。

ところがこのような漢字交じりの、しかも

縦書きの両面に渡る素敵な手紙が置いて

あったのです。息子と相部屋だったのに

いつの間に…とそれも驚きでした。とにかく

感動してしまい、益々別れが辛くなりました。

成田ではなく原宿までの見送りでした。

最後にハグをした際は毎度のことながら

涙、涙。歳を重ねたせいもあり涙腺が

弱過ぎる今日この頃…出会いがあれば

別れもある、ちゃんと受け止めなきゃね。

息子の方がこういう状況に慣れてきている

様子、母は息子を一人手放すような

気分に毎回なってしまうのに…

我が家の息子になる留学生たちは本当に

いつもよい子ばかりなので、ずっといて

欲しくなってしまう（気持ちが通じ合う頃、

決まって別れを迎えることになるから…）。

こういう機会を与えてくれる学校に、

出会いに、素敵な縁に、そしてすべてに

感謝です。私にとっても息子にとっても

素晴らしい経験…この先は来年までないと

思いますが、また次の機会、次の出会いを

今から心待ちにしています。

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