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掴んだ指の隙間から零れ落ちる想い 必死で片方の手を添える 落ちかけた想いは跡形も無く地に沈む 掴んだ記憶さえ残せないように
2007/04/27
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違う風景を望み必死で手に入れた 溢れんばかりに放出する思い 砕け散る破片 煌きながら落ちてゆく一つ一つの細胞 皮も肉も骨さえ残さず朽ちてゆく 変わる事のない風景
2006/11/29
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絶ちきれなかった最後の一本 縺れて食い込む見えぬ糸 何度も角度を変えて刃をあてる 切れて弾ける糸と流れる真紅 躊躇わず斬る己に恐怖を見て震える 染まっていく動かぬ体
2006/10/21
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絶え間なく溢れる嗚咽 途切れる事を許さない影 暗闇に逃げ込み蹲る 影は深く闇にとけ重く圧し掛かる 耐え切れず支えきれず抱えきれず 地に這い蹲り拳を握る
2006/08/18
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流されてゆくことに何の不思議があるだろう 立ち止まることに何の躊躇いがあるだろう 背を押され腕を掴まれ 全て成すがままに事が運ぶ 温もりが欲しくて手をだせば笑いながら答えてくれる 何度も何度も叩きつけられる声が深く刻まれる 与えてくれる温もりを掻き集めて一つにして それでもなお足りなくて 欲しいモノを探し続ける 手の中にあるのは恐怖
2006/06/06
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伝わる微動に恐怖をみる 絡められた記憶に震える 手繰り寄せた先にあるのは何? 重ねられた欠片は深く深く闇に落ちてゆく
2006/05/28
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伸ばされた手 絡められた指 重みに耐え切れず落ちていくこの身体 皮膚を突き破って溢れる紅 拭い切れぬ紅 途切れることなく地に沈む
2006/05/16
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寄り添いながらも決して目を合わさない 触れ合う部分に感じぬ温もり 求められて受け入れて深く落ちて往く かけられた声さえ疎ましい
2006/05/05
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踏み出せぬ足 吐き出せぬ異物 気づかぬ振りして 聞こえぬ振りして 硬く閉ざした目 決して開かぬ口 ただ生きてるだけの塊
2006/04/26
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降り注ぐ目に見えぬ もの 触れる事さえ叶わぬ もの 息を潜め追い求める もの 欲しても欲しても 追いかけても追いかけても 呻いても呻いても 届かぬ もの ただ ひとつ
2006/02/13
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張り詰めた空気のしたで 這い蹲って握り締める拳 恐怖に震えるからだ 押し潰すように落ちる音 何かが体で弾けて飛び散る残骸 お前はそれで満足なのか 飲み込んだ音は体を駆け巡る いつもの情景
2006/01/29
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漆黒の闇 皮膚を伝って感じる視線 見ぬのに 聞かぬのに 容赦なく打ち付けられる痛み 今以上の闇を求めて彷徨う体
2006/01/27
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何に怯える? 何が聞こえる? 何を欲する? 溢れだす思いを掻き集めるお前 朱に染まる手 止まることなく繰り返される情景
2006/01/25
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絡み付く音 纏わり付く感触 振りほどいても振りほどいても 逃れられない闇 朽ちてなお侵食するお前
2006/01/24
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静かに深く深く落ちてゆく想い 途切れぬことなく重なり沈んでゆく 止まらぬ想い 止められぬ想い 朽ち果てるその時まで
2006/01/02
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俺の研ぎ澄まされた感覚と お前の歪められた頭脳が 擦れ違いざまに火花を散らす 決して交わる事のない 相反する明と暗 お前のあけはなれた眼は 一点に定まらず 俺を屈折させる 声がでない 声をだせない そう すべてはそれ以前の問題
2005/12/29
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何も聞こえない部屋の中で お前は何を待っている? 与えられた灯りの中で ただ俯くだけのお前 握り締めた拳は 何に震える? 音さえ出さない喉は 何に震える? お前の気配だけが俺の生きる証
2005/12/28
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深く深く沈みこむ想い 重なり合って 行くあてなく彷徨う
2005/12/28
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