倫理の進化

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若樹

若樹

2012.08.31
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カテゴリ: 思想
兄貴。

あの、五年前の騒動の時でも、私を擁護してくれた、地元の人達いたのよ、ちゃんと。
あんたは、私をろくに知らない。
子供の時までしか、一緒にいなかったからね。

逆に、ここの弟子屈の人の方が(って勿論私の直接の知り合いに限られるが)、あんたより私をよく知ってる。

私は、法律も、人間がしている事も、間違ってると言っているけど、それは置いて、自分が関われる人全てに、出来るだけ、誠実であろうと努力してる。

それは、私が人間を愛してるから。
だから、私が人間を告発しても、それは置いても、私を誹謗中傷から守ってくれる、人達が、あんたや私が思ってる以上にいるのよ。


でも、だからと言って、してはいけない事を、自分が敵対される事怖さに、止めない人間でいる事は出来ない。

卑怯な自分を知りながら、隠れて正義にすがって何もしないで生きるのは恥だ。
だったら、腹をくくって、社会全体からイジメに合う事になっても、イジメを止める戦いをする人間でありたい。

怯え、震えながら、抵抗もさせられずに殺される犬猫に、同情しながら、社会の、自分へのイジメ怖さに、背を向ける人間でありたくない。


あんたはどうなのよ。
保健所行った事あるのかい。

そこで、明日殺される犬や猫を、見た事あるのかい。
で?
同情以上の何か、したの?
行動よ。
行動を、したのかって聞いてるのよ。


傍観者は、共犯者なんだよ。

私は、人間の不道徳な悪法に反対するよ。
それが気に入らないなら、私を殺せばいいじゃない。

あんた達は超多数派で、法律を背にした「正しい」側にいるんだから、無法者は、どうぞ殺して。

死ぬ覚悟なくして、誰がたった一人で社会に立ち向かって行けるものか。

自分の命以外に、切り札なんか持ってない。

人間が好きだからって、この種の暴力だけは許さない。

もう、今日は限界だから、後で加筆、訂正するけど、私はもう、兄貴一人に言ってるんじゃない。
殺処分を知りながら、コソコソ隠れて現実から気を逸らす人間、全てに向けて、言ってるから。

それが法律なら、正義と道徳は、何処にあるのか教えて貰おうじゃないの。
ああ、ごめんね、みんな。
虎が激怒してるのよ。

あんな風に、暴力の中だけで育たなかったら、もう少し、私も温和に語れるだろうに。
人を思いやりある存在にしたいのに、そういう時に限って、一番私は人を叩きのめす様な言い方しか出来ない。

こんなんじゃあ、犬猫の、命の、いい味方にはなれないね。

さ、今日はここまで。

だけど、兄貴の事は好きなんだよ。
嫌われてもいいけど。

慣れているから。
殺処分撤廃の為に、大好きな人間全てから、嫌われるのを、覚悟しなきゃいけないと思った、遥か昔の時代からね。






・・・・・・・
8月5日 加筆


何だか、兄貴に「何でお前はそう暴力的なの?」って言われた時から、ずっと、心の中で、蠢く様に、心をざわつかせる何かがあった。

で、明け方書き終えてから、仮眠取って、翌日美幌に用事があったので、子供の世話を全部済ませて、美幌峠から、屈斜路湖を見下ろしている辺りで記憶が甦った。

兄貴じゃないのよ。

私に戦い方を教え込んだのは。
小学校の1年の時、六年で卒業する兄貴が、校庭の下級生のアームアーチの下を、同学生とくぐりながら、私の前に来た時、兄貴、小1の私のみぞおちに、ボディー・ブローを一発決めて行った。

思わず、級友の手を離して、腹を抱えたさ。

それから?

ブルース・リーのファンになった兄貴に、毎日ヌンチャクの稽古と相手を強制された。
上達しなきゃ、自分の頭や体をボコボコにする訳だから、そりゃあ真剣に練習しました。

ある程度、使いこなせる様になった時、家にはトンホーがあって、もう、開き直った私は、
「これも練習から教えて」って言ったんだよね。

そしたら兄貴、「これは難しいから、お前には無理」
って、自分も買ったはいいけど、使えなかっただっけじゃないのかな。実際の所は。

33~34歳の頃だったかな。
男友達が、タイのアクション映画「マッハ!!!!!」
を、見せてくれて(お勧め名画)、主演のトニーが、トンホー使う場面を見たら、こりゃあ、素人教師じゃ教える所か、恥かいて終わり。って思った。
言い換えれば、トニー・ジャーがトンホーを持ち出した瞬間、すぐに、「ああ、これ、兄貴が教えてくれなかった道具」と、分かった私の記憶は決して古くはなかった。



兄貴の使い古しのボクシンググローブ貰って、毎日ボクシングの練習相手。
構えから始まって、左ジャブ、右ストレート、フックにアッパー。
叩き込まれたじゃないの。
あれって、映画「ロッキー」の影響なんじゃないか、兄貴?
お陰様で、今でも玉手みたいな奴を相手にした時、普通にボクシングの構えを体が取るよ、私。

左ジャブ入れないで、いきなり右ストレートでテンプル狙うけどね。
体格差があるからね。
相手の意表をついて、いきなりパンチの効いたブローを入れないと、こっちが負けちゃう。

玉手の奴が、犬猫ガンガン死なすから、何度も喧嘩になって、しまいに殴り合いになったけど、ごめん、私、全勝しました。

空手も、映画で「ベスト・キッド」が流行ってから、私相手に空手稽古をつけたよねえ。
私は五歳も年下だから、一方的に、人間サンドバック。

悔しいから、少しでも敵いたくて、毎日押し入れの、アコーディオンカーテン目掛けて、飛び蹴りの練習。

それから、親父が愛人宅からこもって数年帰って来なかったのが、まんまと母親実家から追い出して、愛人を堂々家に連れて帰って来てから、マジものの虐待始まって、兄貴も相当荒れて、しかし親父に、私みたく直接反抗する勇気はなくて、私始め、祖母だの、伯母だの、弱い者相手に暴れまくったな。

で、私にも親父の虐待に抵抗する為、ボクシング・グローブを除いては(あー。思い出した。テーピングまで、拳にされてたわ)、初めて凶器の、「メリケン・サック」をくれたよねえ。

私も、これで親父を撃退出来るかと、壁を向かって使ってみたけど、メリケン・サックって、細いから、殴ると手の平痛いのよね。

しかも、相手の間合いに入った上で、相手の先手を打たないと使えないし。

次にくれたの、カイザー・ナックル。
これは、まだ小学生な私の手にはでか過ぎたけど、メリケン・サックよりは、攻撃力あって良かったわ。

ただ、肝心なのは、やっぱり、親父の間合いに入らないと、テンプルに一発決められない、って事でね。

でも、お守りだった。

次は?
三段式特殊警棒。
内側に二段、警棒が組み込まれていて、警棒を振って、ジャキンと、出すと、一気に三段に伸びる奴。

これ、壊れたからくれたんだけど、振り方注意しないと、三段目の棒が、マジンガーZの腕みたく吹っ飛ぶのよね。

ああ、竹刀に木刀もあったから、小学校の頃、剣道やってた兄貴に、練習させられたんだけど、竹刀はともかく、木刀は、小学生の女の子の振り回すもんじゃないわ。
重い。

ちゃんと筋トレしないと、ああいうのは自在に操れないと、振り回す速度が遅くて、相手に捕まれたら終わりなのね。

なので、警棒の方が、良かったが、マジンガーZには参った・・・。

最後に、兄貴が、「今度親父に虐待されたらこれ使え」
って、私にくれた武器。

漫画「AKIRA」、大友克洋の。
ジョーカーってのが頭の、「クラウン」って族の連中が、持ってる自作凶器。

ぶっとい針金に、一番下でこよりを作って、重いナットを、10個くらいつけた奴。
貰って、試してみたら、風の様に振り回せる。
しかも、この速度でナットを相手にぶつければ、一撃必殺。

「これなら、女のお前でも、親父をぶっ殺せる。」

そう言って、手製の武器をくれた。

「いいか、まず、脛を狙え。親父の足の骨を砕いて、あいつが痛みで前のめりになった所、今度は背中を見せたら、背骨をそれで叩き折れ。」

攻撃の方法も伝授された。




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Last updated  2012.08.31 20:58:27


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