倫理の進化

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若樹

若樹

2013.01.13
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カテゴリ: 思想
今の近代文明に、骨の髄まで漬かってる人間に、人間の一つの基準について、間違ってる点を、光を当ててみたい。

近代(ヨーロッパ文明)文明の、優等人種の考え方の一つは、
「文明的な生活を送っているか。」であるが、これは明らかに誤っている。

優等人種、劣等人種と言う分類で、かつては白人種と有色人種が、優等、劣等に分けて考えられていたが、道徳的に見て、これは全く常軌を逸した偏見である。
道徳問題を抜いて、生態学的に、もしも優等、劣等の区別をつけるのであれば、真の優等人種は、黒人種であると言う事が、証明されている。

彼らは、運動能力的にも、耳目の発達性に於いても、白人種よりも、遥かに優れているのである。

しかし、我々は何か自分にとって優秀な事を一つでも挙げ、他者との差別化を図るべきではない。

私が教えておきたいのは、人間の優等生と言う尺度は、文明的生活を送っているかでは、全く基準を持たない、と言う事だ。

人間の存在を重点に考えてみるならば、文明的生活を営んでいる人間よりも、自然と共に生きている人間の方が、遥かに高い知性と、精神、そして知恵を備えている。


7代後に生まれて来る子孫の為に、世界をより良く残そうと努力する彼らに、近代技術のコンピューター等もたらして、使い方を教えるのは、愚か者のする事だ。

少なくとも自然民族は、パソコンや携帯や家電品の使い方より、もっと重要な事を知っている。

何十万円もするブランド物の洋服を身にまとった人間が、樹皮で編んだ服を着ている人間を、超える事は不可能なのである。

彼は、服を買えても、服の作り方を知らない。
結局の所、政府にも何にも頼らないで生きて行ける人間こそが、より進化した人間なのであり、文明人の生き方と言うのは、人間個々に於いても、その生活形態に於いても、進化を後戻りしてしまった状態に過ぎない。

日本人はアイヌ人を、アメリカ人はネイティブ・アメリカンを、未開の劣った蛮族と見下したが、真実は、彼らこそが人類で最も進化を極めた人間たちであったのである。
彼らは何万年に渡って、進化した人類として地上で繁栄していたが、その彼らを滅亡に近い状態に追いやったのは、文明によって退化した、原始人に近い、野蛮で暴力的な近代文明人であったのだ。

近代文明社会とは、そこで暮らす者が信じてるのとは、実は全く正反対の素顔を持っている。
人間は、近代文明に依存するこそ、恥であり、自分たちが生きる世界に対しての詳細な知識を失った、無知蒙昧な、未開の蛮族である事を、知らねばならない。

以前、2008年に、私が「終章」で書いた様に、近代文明はその稚拙さ、愚鈍さ、貪欲さ、等から言って、もう間も無く滅亡する文明である。

私個人は、今の文明が終われば、自分の役割も終わるので、そのまま自然民族たちの元へ帰る。

電気も、ガスも、水道もない、お金の要らない生活に戻る。

ただ、余りに文明に頼り過ぎた結果、弱くなり過ぎて、自然の中で生きて行けない人間たちは、もう一度だけ、最後の文明を築くといい。

近代文明は、数学を基本として成り立っている。

汎神論を、基本とした文明を、一から作り上げるのだ。
それなら、君たちにも出来よう。



一つの参考として、日本文明は、実は最も、汎神論的性質を持った文明であった事を特筆しておきたい。

日本社会の中で、封建制度と共に、「武士道」と言う道徳律が誕生し、完成された事と、日本文明の基盤に汎神論的精神がある事は、目に見えない所で、実は深く繋がっているのである。

この日本からなら、日本が欧米の背中を追う事を止められたらの話ではあるがー、新しい、そして恐らく、人類最後となる最も精神性の高い文明が、生まれる事は可能である。

そして今、正にその為に、私は文字を綴っているのだから。

人類の、黎明期の為に。




この章の終わりにー。
先天的に、邪悪な人間たちに、私は宣言する。
あなた方は、敗北すると。

人間は、間も無く自省と内省を始める。
スマートフォンでゲームを煽り、タブレットだの、アプリだの、何だのと開発を続け、幾ら人間から考える力を奪おうとしても無駄だ。

歴史を見るがいい。

良心は、常に利益に勝利して来た。
成る程、君たちは実に巧妙にやっている。
だが、それでも君たちは、敗北する。

如何なる快楽、如何なる権力を持ってしても、絶対に悪は善に勝利出来ない。

それは何故かと言えば、人間は、感動と言う感情にだけは、必ず屈する存在であるからである。
我々が生命体である以上、私たちから感動と言う感情は奪えない。

本当の感動に出会った時、人間は富も権力も略奪も止める。

白人が、黒人を奴隷として使役する事を止めたのは、時代の流れや、黒人の抵抗を受けた為ではない。

我々は、底辺で人間として心を分かち合っている。
白人は、黒人を使役して得る事が出来る利益よりも、黒人と肩を並べて愛し合って暮らす、素晴らしい感動に屈服したのだ。

愛は、欲望の前にしばしば敗北する。
しかし、感動と言う感情だけは、あらゆる邪悪さ、欲望さえも駆逐する力があるのだ。

イスラエルにも、必ず同じ事が起こるだろう。
どれ程パレスティナを蔑視し、敵対させようとしても、必ずイスラエル人は、パレスティナ人と愛し合う様になる。

自然と敵対している人間も同様である。

和解と理解、友愛は、感動を生む。
生命は、どんな機械より、技術よりも美しい。

君たちが民衆を自分の富や権力の為、隷属させる為に、どんなものを作って喜ばせ、騙したとしても、我々には敵わない。

我々の作り出すものは、道具ではなく、生命であり、感動だ。

一度その感動を味わった人間は、この世にそれ以上、価値あるものなど、ないと言う事を悟るだろう。
邪悪と欲望は、感動の前に必ず敗北する。


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また、FC2のブログの背景である、高いネットとバラ線で囲われた空間は、犬猫問わず、人間もかつては偏見や暴力によって閉じ込められた、自由を奪われた虚無の場所です。
今もそこで暮らすものが、その囲いの中から、どんな風に外が見えるのか、見ているのかー

囲いの中から、当ブログを通して外の世界と空を眺め、改めて、そこから出る事を許されないのがどんな思いなのかを、考え、感じて下さい。

FC2版 「倫理の進化」

http://ainumosiri.blog65.fc2.com/





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Last updated  2013.03.02 00:30:22


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